プラトニック 55

2017.07.22 (Sat)






ドクン


ドクンと


痛む心を
抑えながら



俺はバカみたいに
チャンミンの話しを聞いていた。




「…、そうだったんだ。
店長と飲んでたんだ。

ふーん…。
…、バーってどこにあるの?」

「んー…。
どこだっけ?」


「どこだっけじゃないだろ?
チャンミン飲み過ぎじゃない?

…ほら、ミネラルウォーター
飲んで。」


それで俺はミネラルウォーターを
手渡しながら
チャンミンの隣に座る。


「ん…。
ありがとう。
冷たくて美味しい。」





呑気なチャンミンに腹が立つ。




だって俺は早くチャンミンに
逢いたかったのに。






俺がチャンミンを想ってたとき
チャンミンは店長と
楽しく飲んでたってわけ?



そんな気持ちでいっぱいで…。



そして
店長と二人だったことが

不安でどうしようもなくて。



「…、チャンミン。
店長とは何話したの?」




「えー?
…、んー…。何って言われても
覚えてないよー。
あ、でも…、
今度、店長さんの家に遊びに
おいでって誘われて。

なんかね、高級なワインセラーが
あって
好きなだけその中のワイン飲んでいいよって。
ワインセラー、いいなー。」



「…、店長の家に行くの?」

「んー…。行こうかなー。
高層マンションの高層階で
夜景が綺麗なんだって。」


ワインセラーって何?

高層マンション?


…、店長の奴
自慢ばっかり。


そう思うけど
チャンミンは楽しそうで…。

そうだよな。
チャンミンはワイン好きだし。

…、

「…、ふーん。
でも店長の事よく知りもしないのに
家に行くとか危険じゃない?」

「え?知りもしないって
ユンホ君のバイト先の店長さんなんだから
危険も何もないでしょ?」

「そんなのわかんないだろ?」

「…、ユンホ君だって
初めて会った日に一緒に
カレー食べようって僕に言ったくせに。

…、大丈夫だよ。
僕だって、
いい人かそうじゃない人かくらい
直感でわかるよ。

店長さんはいい人。
昨日だってユンホ君のお見舞いに
来てくれたんでしょ?」


「そ、それはそうだけどっ…。」


俺はカレーで店長はワインか…と、
凹む俺。





「…、そんなに心配しなくても
大丈夫だよ?

それに店長さんマンションの下まで
タクシーで送ってくれたんだよ。
危険どころか紳士だよ。


…、そもそも僕は男なんだし…。」



…、嘘っ…。


タクシーで送って貰った?


更に凹む俺…。


…、まあこんな酔っ払いチャンミンを
一人で帰す方が危険か…。





店長はマジで本気出してきたんだ。


このままじゃ
マズイ…。


これ以上チャンミンに
近づけさせない様にしないと。


そうまた俺の頭の中は
グルグルとしているところに




「…、ユンホ君は好きな人の事だけ
考えてればいいよ。」



チャンミンがいきなり
話しを変える。



「えっ?」

「…、告白するんだもんね。
ね、いつ告白するの?」

「…、あー…。
…来週かな。」

「そう…。
じゃあこんな風に
過ごせるのもあと僅かだね…。」

「え?
何で?

何でそうなるんだよ?」



そうじゃなくて

その逆だって。





俺はこの関係よりも
もっとチャンミンに近づきたくて…。






なのにチャンミンは


「だって…
恋人ができたら
この部屋に来るのはその人でしょ?

…、。寂しいな。

…、寂しいよ。

でももうユンホ君に寂しくても
抱きしめて貰うのは
卒業しないとね。

…そうしないと。


…、僕、応援するから。

ユンホ君の恋が
うまくいくように。」


俺が他の誰かに告白すると
思ってる。


そんなチャンミンに
どう答えていいかわからずにいると





不意にチャンミンが

「…、もう遅いから
帰るね。」

そう言っていきなり俺へ
両手を伸ばしてきた。



っ…、



一瞬

"抱きしめられる"


思ったんだけど

それは違って



「…、よかった。
すっかり熱は下がったね。」



綺麗な両手を俺の頬を
包み込むようにして

また体温を確認する。




トクン



トクン




…、だから…、


そうやって無意識な行動が
俺の心をかき乱すんだって…。



でも





店長と飲んで来たチャンミンに
距離を感じていたけど

やっぱりいつもの
マシュマロ笑顔のチャンミンに
ホッとして泣きそうになったんだ。








そして

チャンミンが帰った後


俺は焦っていた。



落ち込んでる場合じゃない。


ウダウダ考えてる場合でもない。



このままじゃ
店長にチャンミンを取られてしまう。



嫌だ。


チャンミンを
誰にも取られたくない。



俺も本気を出さないと。


そう決めたんだ。

















それからの数日間


相変わらず会社帰りに店に来て
食事をするチャンミンを
店長からガードしまくった。



チャンミンが
店の入り口に見えたと同時に俺は
ダッシュでそこまで早歩き。



店長だって負けてないから
先横される日もあって


店長とチャンミンが
親しそうに話すのをハラハラしながら
横目で見るしかない俺。



それでもとにかく
チャンミンが店にいる間は
仕事をしながらも
チャンミンから目を離さなかった。




はたからはわからない様に
店長とのバトル。




チャンミンには
アルコールもあまり飲まない様に
しつこく言った。


にもかかわらず


「ワイン飲みに来てるんだから
飲むなって言われても飲むからね。

…、

ね、これと同じのおかわり。」


…また飲むのかよ。




そんなに色気振りまいて
どうすんだよ。


最近では他の従業員までも
チャンミンの事を
気にしてるって言うのに…。


こんなんじゃ
ワインパーティーが思いやられる。









そしてとうとう






ワインパーティー当日。








俺はその日



緊張しながら
チャンミンとの待ち合わせ場所の





台場駅へと向かっていた。





















-----------------------------------------------



☆チャユノです☆

拍手コメントを下さった

ちょ○みさん♡ てん○さん♡ sh◯nochanさん♡
しまっ○ょさん♡ k○i○oさん♡
き○さん♡ 名無しさん♡ じゅ◯ぺ◯さん♡

二人のことを好きでいてくれて
楽しく読んで貰えてるって
伝わってますT^T♡ありがとね(*´艸`*)
それから温かい言葉も本当に
嬉しかったですT^T♡
無理しないであと少し頑張るね♡











改めて皆さん♡こんばんは(*^_^*)

やっとワインパーティー当日です!
店長とシウォン
それとフワフワチャンミンに
ユンホ君は振り回されそうですが
告白できる様に応援して下さいね(*^_^*)




それではまた明日(^-^)/









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いつもありがとうございます♡

今日も「読んだよー!」の
拍手をお願いします*\(^o^)/*


プラトニック 54

2017.07.21 (Fri)







仕事中もずっと
店長の言葉が離れない。


オーダーを取っていても
料理を運んでいても
ミスはしていないけど上の空。





"本気出すから"



本気って事は
すぐにでもチャンミンに
告白するって事?

だろうな。

店長はそのつもりだ。

きっと店長も
ワインパーティーの日を
チャンスだと思ってる。

…、まあ
想定内だったけど。



ふん。


本気出せばいいじゃん。

俺だって本気だし。





とにかく

チャンミンは

店長なんかに渡さない。









その時



「すみませーん。」

声がする方をを見ると

シウォン先輩と
ケバいお姉さん。


…、はあ…。
またオーダーか…。

シウォン先輩も
合コンで知り合ったケバいお姉さんも
この店が気に入ったらしく

今日も来てくれたのはいいけど
正直、マジで面倒くさい。



このケバいお姉さんは
俺と話す為に
何度も俺を呼んでオーダーするんだよ。




もちろん面倒くさそうな顔は見せずに
営業スマイルで
ふたりの座る席に向かう。


「お待たせしました。」


「ユノさー、他人行儀じゃない?」

「…、仕事中ですから。」

「お前真面目だもんな。
でも部活は休んでバイトは
出るってどういう事?」

「それ言わないで下さいよ。
明日は部活ちゃんと出ますから。」

「ハハ。冗談だよ。
別にいいよ。そんな事。

それよりさっき店長さんに
ワインパーティーに誘われたんだけど
ユノも行くの?」

「えっ?
あ…、は、はい。
行きますけど…。」


「ふふ。
ユンホ君が行くなら
お姉さんも行こうかと思ってるんだあ。」



…、いやいや。



お姉さん。
来なくていいですから。

そう言いたいけど
ぐっと堪えてると

今度はシウォン先輩の思わぬ台詞。



「ユノ、パーティーでは
このお姉さんの相手してあげてな?

ちなみにこの前来てた
綺麗な人も、もしかしてくる?
俺、またあの人に逢いたいなーなんて。」




…え?






あの人?




あの人ってチャンミンの事だよな?

諦めたんじゃないの?


「…、シウォン先輩。

あの人には決まった人が
いるって言いましたよね?」


「ハハ。
別にそんなの関係ないよ。

え?
ってことはあの人も来るんだ?

ヤバ…。
パーティー楽しみ過ぎ。」


「ふふ。
シウォン、顔の筋肉緩み過ぎー。

でも本当にあの人
男だけど綺麗だったよね。
シウォンが気に入るのもわかるなー。」


は?


何言ってんだよ?




シウォン先輩とお姉さんの
やり取りに唖然とする俺。






なんなんだよ。






この展開は。

店長だけじゃなくて
シウォン先輩までもが
危険人物ってわけ?




「あ、ねえユンホ君?
デザート注文してもいい?
どれがお勧め?」



「あー…。
今日のオススメが
オススメかと…。」




…マジでケバいお姉さん、
イラつく。

デザートくらい
自分で決めろよ。




それより

店長の奴
営業だかなんだか知らないけど
シウォン先輩とお姉さんまで
ワインパーティーに誘ったの?



て言うか
シウォン先輩、
チャンミンの事本気なわけ?


もう頭の中は
パニック。


いったいワインパーティーは
どうなるんだよ?








そしてバタバタとしながらも
一つづつ仕事をこなして
厨房へと戻ると




ホールへ出ようとする店長と
出くわした。



「あのっ…、
店長、

ワインパーティーに
あの窓側の席のふたりも
招待したんですか?」

「え?
ああ。

なんかワイン好きみたいだし
パーティー映えしそうだし。」



「なんですか?その
パーティー映えって。」



「ハハ。
なんとなくそんな感じだから。

この前も言ったけど
これも営業なんだよ。

特に問題ないと思うけど?」


「それはそうですけど…。」




…、営業。
それを言われたら
仕方ないよな。
店の為なんだよなあ。

俺が口出しする事じゃない…。



仕方なく黙るしかないでいると



「それよりユノ、今日はもう
店は落ち着いてきたから
帰っていいよ。」


店長にそう言われて



「え?
でもまだ時間早いですけど…。」





腕時計を見ると21時前。
今日の勤務時間は閉店までの22時。
あがるにはあと一時間以上もあった。




「病み上がりなんだから
早く帰って早く寝て
体調整えて貰った方が助かるから。」




「…、ありがとうございます。

じゃあそうさせて頂きます。

…、お先に失礼します。」





「はい。
お疲れさん。」




体調は大丈夫だったけど
あまりに疲れていたもんだから
店長の言葉に従った。








それで他の従業員にも
挨拶してから店を出て
自宅マンションへと帰ってきたと同時に



ドサっ…と


身を投げ出す様に

ソファーへと倒れこむ。





疲れた…。







本当に疲れた。






チャンミンの泣き顔。




店長の本気宣言。






まさかのシウォン先輩と
お姉さんまでもが
パーティーにくるとか。





次から次へと
いろんな事が起こり過ぎて
ついていけない。








あー…。


早くチャンミン帰ってこないかな。




チャンミンといると
ズキズキする事も多いけど

それ以上に

好きだし

癒されるし



一緒にいたい。


早く逢いたいよ。



チャンミン…。







帰りは遅いのかな。


何時ごろ帰ってくるか
LINEで聞いてみようかな。




…いや
やめておこう。


昨日、俺のせいで会社休んだわけだし
仕事の邪魔するわけにいかない。

おとなしく待ってないと。


どんなに遅くなっても
来てくれるはずだ。






だけど




おとなしく待っていなければ
よかったんだ。



その後




俺は


チャンミンに連絡をしなかった事に
激しく後悔したんだ。







ピンポーン。



ピンポーン。




…、。






ピンポーン。



いつの間にか眠ってしまった
俺はインターフォンの音で
目を覚まして


チャンミンだと思って
俺は飛び起きて玄関へと向う。







扉を開けるとそこには

酔ってるのか機嫌のよさそうな
チャンミン。







「ただいまー。
ふふ。ユンホ君のお出迎えー。」





"こんばんは"じゃなくて
"ただいまー"だって。




そんな事が嬉しくて。






だけどそんな嬉しい気持ちは
そこまでだった。





「おかえり。
…、遅かったね。」

「ん。」


「飲んできたの?」

「ふふ。少しね。」


チャンミンと俺は言葉を交わしながら
廊下を歩いてリビングへと
場所を変える。


そしてチャンミンは
慣れた様子でネクタイを緩めながら
俺の家のソファーにストンと座る。





あ…。

ミネラルウォーター
飲ませた方がいいよな?

そう思って冷蔵庫へ取りに
行くことにして





「残業だったんじゃないの?」



チャンミンに
聞いた俺は



「ん…。残業してきたよ。

でねその帰りに
店長さんにあやまりに行こうと
ユンホ君のお店に寄ったの。

ユンホ君もいると思ったし。


んー…。

21時半くらいかな?」





リビングで足が止まって
突っ立ったまま。



「えっ?」


「昨日の事、
ちゃんと店長さんにあやまってきたよ。

店長さん怒ってなくて
安心しちゃったー。


でね、ユンホ君は?って聞いたら
今日は大事を取って帰らせたって
言うから

僕も急いで帰ろうと思ったんだけど
店長さんが

ユノなら元気だから心配ないよって。」





ドクン




ドクン





「…、それで店長さんに
仕事もうすぐ終わるからその後
飲みに行きませんか?って言われて



ふたりでバーに寄って
少し飲んできたんだけど…

そのバーって言うのが
店長さんのお父さんのお店らしくて。
それが雰囲気よくて。




ふふ。



店長さんって大人で優しいね。


なんて言うか余裕があるって言うか。


お酒も美味しくて
なんか楽しくて
飲みすぎちゃった。」





そんな楽しそうなチャンミンに






大人過ぎる店長と
まだ学生の俺との差に




俺の心は痛くて



堪らなく痛くて



張り裂そうになっていたんだ。




















---------------------------------------------



☆チャユノです☆

拍手コメントを下さった

le◯nさん♡ くみちゃんさん♡ しまっ○ょさん♡
ぽ◯ちゃ◯さん♡ み○チャン♡ Miy○さん♡

楽しくて優しいコメをありがとう♡
今回も笑いながら読みました(*^_^*)
ほんっとに焦ったいよね(^ω^;)
でも、あと少しだからね♡






改めて皆さん♡こんばんは☆彡

もう飽きちゃいましたよねf^_^;
実はこのお話しは
10話程の予定だったんです。
でも、この二人の事が好きで
もっと書きたくなってしまったんですよね。
そのくせ何度も長い事休んでしまったし
きっと途中下車された方も多いと思います。
それも仕方ない事ですよね。
だけどあと数話なので
今、読んで下さってる方には
最後まで読んで貰えたら嬉しいです(*^_^*)


それではまた明日も
来て下さいね(^-^)/








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いつもありがとうございます♡



プラトニック 53

2017.07.20 (Thu)







次の日の朝目覚めると
すでに布団は片付けられていて
チャンミンは部屋にいなかった。


俺は部屋を出て
物音のするキッチンへと向かうと

朝食の用意をしてくれてる
エプロン姿のチャンミンが

振り向いて


「おはよう。ユンホ君。
体調どう?」


IHの電源を切って俺に近づいて



また俺の頬に手を触れて
体温を計る。


「…熱、もう大丈夫だね。」

「ん。」

「…ふふ。
よかった。

じゃあ、今日は
もう泊まりに来なくていいね…。」


チャンミンはそう言いながら
俺の頬にあてた少し冷たい手を離す。


「えっ?」

「…、だって、
泊まりに来る理由ないし。」





それはそうだけどチャンミンが
泊まりに来てくれるって

言ったんじゃん。

なのに急に何で?




体調よくはなったけど

…、
胸の奥がズキっと痛む。






「ごめんね。
でも会社終わったら来るから。
残業で遅くなるかもしれないけど。
…、
あ、ね、
何か食べたいものあったら言ってね。
買って来るから。」

「いや、いいよ。
もう十分して貰ったよ。

それに今日は学校もバイトも行くし。
バイトでまかない食べてくる。

チャンミン、本当ありがとう。」


「…、
学校はともかく部活もバイトも
休んだ方がいいんじゃない?」


「平気。平気。」

「…、無理はしたらダメだよ?
…、あ、バイト行くなら
店長さんに昨日の事
ちゃんとあやまっておいてね。」


「わかった。」



チャンミンが泊まってくれないのは
内心残念だったけど
確かに俺が元気になったら
泊まる理由なんてないもんな。



ズキズキする気持ちを
悟れない様に
何もないフリをした。




そして、もうひとつ
何でもないフリをした事がある。

何でもないというより
気がつかないフリ。



だってそうするしか
なかったんだ。



それは
チャンミンの目が

ブラウンの大きな瞳が


真っ赤に
泣き腫らした様になってる事。






きっと好きな人を諦めるって決めて
それが辛くて泣いたんだ。



そんなの




何でもないフリ
気がつかないフリしないと
告白なんてできない。


だからごめん。




チャンミン。




今は気がつかないフリさせて。








それから


大学に着いて早々
ドンへに遭遇した。





「おはよ!
な、ユノ、お前、熱は下がったのかよ?」

「あー…。おはよ。
うん。熱はすっかり。」


「よかったじゃん。
ってかさーお前
既読無視すんなよ。」


…あ、そうだった。
ドンへに返信してなかったっけ。

昨日、ドンへに送るはずだったLINEを
チャンミンに間違って送ってしまった事に気づいて

ドンへにもLINE送り直したんだ。

で、ドンへから

"チャンミンさん来てるなら
安心だな"


"うまくやれよ"

"てか、お前が何で授業
休んでるのか聞かれまくりなんだけど"

"知らない女にまで
聞かれたんだけど"

"俺はお前のマネジャー?笑"

そう返信がきていたんだけど。


…、



「あー…。
ごめん。ごめん。
それどころじゃなくて。」





マジでそれどころじゃなかったし。



「なんだよ。それ。
ま、別にいいけどさー。

って事はチャンミンさんと
うまくいったとか?」

「そんなわけないだろ。」


それで俺は簡単に昨日の事を
話した後

ドンへの肩に腕を回して
ドンへの耳元に小声で

「俺、来週
告白するから。」

そう言うと



ドンへは心底嬉しそうに


「嘘っ?
マジで?頑張れよ!」

「ん。」

「人生初の告白だな?」

「ちょっ…
てかお前、声大きいから。」

「ハハ。
ごめん。ごめん。
でもとにかく、やっと決意したんだ。」

「うん。もう迷わないで
気持ち伝える。」







そして




その日は一日
やたらと女に声をかけられて
見舞いって言って
いろいろプレゼントを渡された。

受け取るの迷ったけど
見舞いって言われたら
受け取らざるおえなくて。


…、女ってこういうの好きな。
変なの。

ドンへには

「相変わらずモテるなー。

今だにお前は
年上のOLと付き合ってるって
噂されてるし。」

高校時代からの噂話を言われる。


「その噂なんとか
なんないのかな。

…、まー…その方が
めんどくさくなくていいか。」


「だな。

あ、お前まだ部活は休んだ方が
いいからな。」

「え?」

「病み上がりなんだから
無理すんなって。
シウォン先輩には俺から
言っておくから。」

「…、うん。そうしておこうかな。」



それから



チャンミンから
昼頃にLINEが着た。


"熱は大丈夫?"


"大丈夫だよ
心配しないで"

"よかった
夜、遅くなるかもしれないけど
ユンホ君の家に行くね"

"待ってる"


ふっ。



チャンミンからのLINEで
朝のズキっとした気持ちが
嘘の様に浮上してきた。



泊まってはくれないけど
チャンミンが来てくれるってだけで
嬉しい。


バイト終わったら
速攻帰らないと。






そんなこんなで
慌しく時間が過ぎて


あっと言う間にバイトの時間に
なって俺は店の事務所へと入ると
そこにはパソコンに向かう店長の姿。




「…おはようございます。
昨日はありがとうございました。

リゾット美味しかったです。
イチゴも。」


「…、
それはよかった。

もう体調は大丈夫?」


視線を俺に向けてすぐに
パソコンにその視線を戻す店長。



「あ、はいっ。
今日からまた頑張るので
よろしくお願いします!」

「ふっ。

気合入ってるじゃん。
頑張って。」




「あ、店長っ。

チャンミンが店長に
あやまっておいて下さいって。」


「…別に気にしてないよ。
そう伝えておいて。」

「あ、はい。」


「それよりも
あの人とユノって…。」


「え?」


「あ、いや。
…、なんでもない。」

「店長?
何か言いたいことあるなら
言って下さい。」



すると店長は

パソコンを打つ手を止めて










「…、じゃあ

言わせて貰うけど



俺、遠慮しないから。」



「え?」


「本気出すから。」






そう言って





俺を見据えたんだ。



















☆チャユノです☆

拍手コメントを下さった
葉◯さん♡
いつもありがとうございます♡
ユノ、早く告白しないとね(;_;)
それと私もぽんちゃみさんが
帰ってきてくれて本当に嬉しくて(*^_^*)
また楽しみができたね♡







それでは皆さん、また明日(^-^)/














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プラトニック 52

2017.07.19 (Wed)





チャンミンに告白するって決めた俺は
ベッドの中で考えていた。

人生初の告白。

この先もこれ以上の恋は
ないとさえ思えるほど
好きな相手への告白。






どう告白したらいいかな。

ストレートに
"好きだ"
そう言えばいい?


その前に気持ち伝える場所は
どこにすればいい?


パーティー会場を抜け出して
ひと気のない海辺へ
チャンミンを連れて行く?




店長だってその日をチャンスだと
思ってるはずだから



絶対にチャンミンから
目を離さない様にしないと。



店長だけじゃなくて
他のパーティー客からも
ガードしないと。



幸いにも今回俺は仕事じゃないから
チャンミンの側にいられるとは言え


チャンミンは
酔うと色気が増すから心配なんだ。




あまり飲んで欲しくないけど


きっとガンガン飲むんだろうな。



いつもワイン美味しそうに
飲んでるもんな。



それにしても

俺はなんでまだ未成年なんだよ。



ワインパーティーで
ワイン飲めない俺って



カッコ悪…。





それに比べて店長は
パーティー会場ではきっと
大人で余裕のもてなしするんだろう。



10代の俺が30代の店長に
敵う?



敵わないんじゃないの?




…、




何弱気になってんだよ。


店長に取られない為にも
気持ち伝えるんだろ。






そう思っていたところに



ガチャっと扉の開く音がして

ベッドで布団に潜ったまま

ドアに視線を向けると





シャワーを浴びて
部屋に戻って来たチャンミンに

俺の心臓はドクンっと鳴る。






…、な、なんなんだよ。
その色っぽ過ぎる格好は。


頬はピンクだし
髪はまだ濡れたままで。
その濡れた髪をタオルで拭いていて。



それが
やけに無防備で。







こんなパジャマ姿のチャンミンと
一緒に夜を過ごすなんて
理性抑える自信ない。


もちろん


当の本人はそれに気がついてない。









「ユンホ君、起きてないで
寝ないと熱下がらないよ。」


「…、うん。
でも、日中ずっと寝てたら
眠くない。

それになんか身体も
楽になってきた。」





「本当?」


「チャンミンのおかげ。」




「…、ふふ。
よかった。

あ、ね、ユンホ君。

バスルームでシャンプーとか
勝手に借りちゃってごめんね。」


「そんなの全然いいよ。」



「…、ん。

あ、でね、あの、…、
ドライヤー貸して貰えるかな?」



それで俺はチャンミンと
洗面ルームへと行ったんだけど



あ…。




俺の ブルーの歯ブラシの横に
チャンミンの紫色の歯ブラシが並んでる。


…、





これじゃ
まるで同棲してるみたいじゃん。

なんかいろいろ
ヤバ過ぎる。


ってさ、
こんなのが嬉しいとか
まるで女子だろ。


顔面管理。


顔面管理。





「ユンホ君?
ドライヤー貸して?」



「あ、う、うん。
ドライヤーはこっち…。」



はあ…。


無防備で無自覚なチャンミンに
一体いつまで気持ちを
掻き乱され続けるんだ?











それから
まだ寝るには少し早い時間だけど

チャンミンは
「また熱が上がったら困るから
眠くなくても寝ないと」

そう言いながら


俺のベットの横に布団を並べて






早々に寝ようって事になった。





それはいいんだけど



電気も消して真っ暗な部屋に
チャンミンの気配に





眠れるわけない。



チャンミンも眠れないのか
遠慮がちに





「ユンホ君。
寝た?」


聞いてきた。





「…ううん。
眠れない。」

「…僕も。
このままで
少しだけ話してもいい?」

「うん。いいよ。」




そうして

俺らは暗闇の中
他愛もない話をしたんだ。

チャンミンの話し方は
相変わらず優しくて


他愛もない話しが
心地よくて…。






俺は大学の部活のやバイトの事を
チャンミンに話した。


一年だからまだ難しいけど
部活の目標はレギュラーになる事。

そしたらチャンミンが
応援してるって言ってくれて。
試合も今度こそ見にいくって。

"今度こそ"って言うのは実は
高校時代もチャンミンは
サッカー部の試合を観に行きたいって
言ってくれてたんだ。

でも高校の文化祭の時にチャンミンが
目立ち過ぎて大変だったから
試合の応援は断ってたんだ。


大学生になったからってきっと
社会人で綺麗なチャンミンが応援にきたら
また目立つんだろうなと思いつつ




「うん。
レギュラーになったら
今度は来て。」

俺はそう答えた。

「…、うん。
レギュラーになれるといいね。
頑張ってね。」


「ん…。
頑張るよ。」



チャンミンが
試合に来てくれたら
気合も入るだろうな。



そんな事を話していたら
ドキドキしていた気持ちが
少しだけ落ち着いてきた。

いや、もちろんドキドキは
してるんだけど
穏やかって言うか。


なんか


だんだんと

チャンミンの優しくしゃべる声が
子守唄みたいになってきて。




眠い…。



めちゃくちゃ眠い…。















急速に睡魔がやってきたところに





「…、ね、
ユンホ君は好きな人の事は
どうするの?」



チャンミンの言葉。



「え?

…あー…。」


どうするって
言われてもな…。






だけど




もう迷わない。





「ユンホ君?」



俺はもう決意したんだ。



だから









「…、俺、近いうちに告白しようって
思ってる。」



チャンミンに
誤魔化さずに本心を伝えたんだ。





そしてその瞬間



睡魔に負けて
意識を手放した。

















チャンミンが



どんな気持ちでいたのかなんて



知らずに。
















☆チャユノです☆


拍手コメントを下さった

le◯nさん♡ sh◯nochanさん♡ ぽ◯ちゃ◯さん♡
き◯さん♡ 葉◯さん♡ Miy○さん♡

いつもふたりを応援してくれて
ありがとう♡
お話し以外の事も楽しく読んでます(*^_^*)
焦った過ぎてごめんね(^^;;












改めて皆さん♡ こんばんは♡

チャンミンは確実に勘違いしてます。
ユンホ君が告白するのは他の誰かだって(;_;)
ややこしくなりそうだけど

「ふたりとも頑張れー!」の
拍手ポチ貰えたら嬉しいです(*^_^*)

ではまた明日♡






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プラトニック 51

2017.07.18 (Tue)





チャンミンは熱く絞ったタオルで
俺の身体を拭いてくれた。



ただでさえ
ドキドキしてるのに
チャンミンが真っ赤になってるのを見たら
もっとドキドキして


本当にキツイ。



男同士なのに
何でそんな真っ赤なわけ?

自分から拭くって言ったくせに

なんだかいたたまれない空気を
変えたくて俺は



「あ、ね、チャンミン。
そう言えばキュヒョナさんの
お世話はもうしなくていいの?」

そう聞いてみた。


「え?
あ、うん。
…、でもお母さんが
来てくれるのは今日だけなんだけどね。」

「えっ…。
じゃあまた明日からチャンミンが
お世話するの?」


「…ううん。
なんとか一人でするって。

…あ、もちろん
会社にいる時は僕が
出来る事はしてあげるけど…。」

「そうなんだ。
でも何で?

元々しばらくはチャンミンの家に
泊まる予定だったんだろ?」


「…うん。
そうなんだけど…。」


「チャンミン?」


俺の質問に
チャンミンは俺の身体を
拭いていた手を止めて


真っ赤な顔のまま
俺を見つめる。



「…自分は大丈夫だから
ユンホ君のそばにいてあげてって。」




え?


何それ?


それじゃ、俺のせいって事に
なるよな?


「それってもしかして俺のせい?

なら、マジで俺は
もう大丈夫だから。

キュヒョナさんまだ
手が不自由なんだろ?
俺の事はもういいからチャンミンが
明日からまたキュヒョナさんの
お世話してあげろよ。」


「…、。」


「チャンミン?
聞いてる?」



「…、聞いてる。
でもキュヒョナは本当に大丈夫だから。

手の怪我は確かに心配なんだけど
もう痛みはないって言ってし
少し大げさなんだよ。

あ、ねユンホ君。

明日は会社は休めないけど
また夜に来るね?

ここにしばらく泊まるから。」


チャンミンは
真っ赤にしていた顔を
さらに茹でダコみたいに真っ赤にして言う。




…、は?



しばらく泊まる?

なんなの?

この最高の展開。





だってそうだろ?


今日来てくれただけでも嬉しいのに


チャンミンがまた
泊まりにきてくれるなんて。


キュヒョナさんの事は
チャンミンが一番よく知ってるはず。
それなら大丈夫だよな。



だったらこのラッキーな
展開を受け入れた方がいいよな?



「ユンホ君?
いいよね?」






「うん…。
いいよ。

てか嬉しい。

なんか悪い気もするけど
チャンミンに甘えてもいい?」


「う、うんっ。

もちろんっ。

あっ…、いつまでもこの格好じゃ
熱がまた上がっちゃうね。

身体、拭くね。

どこか気持ち悪いところある?」





ふっ。


まだ顔が真っ赤。



なんか可愛い。



可愛いチャンミン見てたら
ふざけたくなって


「…、拭いてもらいたいとこあるよ。

だってチャンミンまだ
背中と腕しか拭いてないよ?

ねえ、足も拭いてよ。
ズボンも脱くから。」

そんなつもりはないけど
俺はズボンを脱ぐそぶりをしたら


「ちょっ…、//////、
ごめっ。

そこは自分で拭いてっ。」


茹でダコチャンミンは
これ以上ないってくらい
顔を真っ赤にして

熱いタオルを俺に押し付けて
部屋から出て行ってしまった。






ハハ。


マジで可愛い。





可愛くて優しいチャンミン。









一人残された俺は


出会った日の事を思い出した。





チャンミンは
一人暮らしを始めたばかりの
俺を心配して家に来てくれたんだ。


あの日

あの時


チャンミンが俺を
心配してくれなかったら

ただのご近所さんで
終わってたんはず。


こんなに親しくなれなかった
だろうし


こんなにも好きになって
なかっただろう。







本当



めちゃくちゃ好きだ。








大好き。







そう心の中で思っても
チャンミンには伝わらないんだよな。


声に出して伝えないと。



わかってるけど
でも…、。



チャンミンは好きな人を
諦めるとは言ったけど


きっとまだ好きに
決まってる。

簡単に忘れられるはずない。


そんな時に俺が告白しても
困るだけだろ?


そもそも俺は男だし。


…、


この想いどうしたらいいのか。



告白はする。


けど、どのタイミングで
伝えたらいいのかわからない。



…、でも
チャンミンが他の誰かのものに
なる前に告白しないと。





大人な店長が
本気出したらヤバイ気もするし。



あー!

もういい加減
ウダウダ考えてないで

告白しないと。





自分がもっと大人になって
自信が持てたらなんて
そんな日は永遠にこない。


だって
その時はチャンミンは
さらに大人になってる。

追いつけるはずないんだ。


だったら覚悟を決めて
好きだって言わないと。






…、あ…。



そう言えば来週は
ワインパーティーだ。


告白するには
ロマンチックなシチュエーションかも。


パーティー会場はお台場の
ベイサイドホテルで
夜景が綺麗だって店長が言ってた。



その日のドレスコードはスーツ。


大学の入学式に着た
スーツがある。





自分で言うものなんだけど
なかなか似合ってたし
更に大人っぽく見える様に

ネクタイだけ
パーティーに合うようなの
買ってもいいしな。




告白するなら
かっこよく決めたい。









うん。

今決めた。



来週のワインパーティーで
チャンミンに告白しよう。





好きな気持ちを
伝えるんだ。
















☆チャユノです☆

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イチ◯ミチさん♡ le◯nさん♡ k○i○oさん♡

いつも楽しく笑っちゃったりしながら
読んでるよー(≧∇≦*)
何度も書いてるけど励みになってます(*^_^*)
本当にありがとね♡





改めて皆さん♡こんばんは♡
やっとやっとユンホが
告白する事にしてくれました(≧ω≦)
気持ちが届く様に願っていて下さいね♡



それからずっとコメ欄を
クローズにしたままでごめんなさい。
私にとってコメ欄でのやりとりは
大切で楽しい時間なのですが
"プラトニック"のふたりを
このままラストまで書き終えたいので
お話しを優先させて下さいね☆彡


それでは
また明日(*^o^*)






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