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プラトニック 53

2017.07.20 (Thu)







次の日の朝目覚めると
すでに布団は片付けられていて
チャンミンは部屋にいなかった。


俺は部屋を出て
物音のするキッチンへと向かうと

朝食の用意をしてくれてる
エプロン姿のチャンミンが

振り向いて


「おはよう。ユンホ君。
体調どう?」


IHの電源を切って俺に近づいて



また俺の頬に手を触れて
体温を計る。


「…熱、もう大丈夫だね。」

「ん。」

「…ふふ。
よかった。

じゃあ、今日は
もう泊まりに来なくていいね…。」


チャンミンはそう言いながら
俺の頬にあてた少し冷たい手を離す。


「えっ?」

「…、だって、
泊まりに来る理由ないし。」





それはそうだけどチャンミンが
泊まりに来てくれるって

言ったんじゃん。

なのに急に何で?




体調よくはなったけど

…、
胸の奥がズキっと痛む。






「ごめんね。
でも会社終わったら来るから。
残業で遅くなるかもしれないけど。
…、
あ、ね、
何か食べたいものあったら言ってね。
買って来るから。」

「いや、いいよ。
もう十分して貰ったよ。

それに今日は学校もバイトも行くし。
バイトでまかない食べてくる。

チャンミン、本当ありがとう。」


「…、
学校はともかく部活もバイトも
休んだ方がいいんじゃない?」


「平気。平気。」

「…、無理はしたらダメだよ?
…、あ、バイト行くなら
店長さんに昨日の事
ちゃんとあやまっておいてね。」


「わかった。」



チャンミンが泊まってくれないのは
内心残念だったけど
確かに俺が元気になったら
泊まる理由なんてないもんな。



ズキズキする気持ちを
悟れない様に
何もないフリをした。




そして、もうひとつ
何でもないフリをした事がある。

何でもないというより
気がつかないフリ。



だってそうするしか
なかったんだ。



それは
チャンミンの目が

ブラウンの大きな瞳が


真っ赤に
泣き腫らした様になってる事。






きっと好きな人を諦めるって決めて
それが辛くて泣いたんだ。



そんなの




何でもないフリ
気がつかないフリしないと
告白なんてできない。


だからごめん。




チャンミン。




今は気がつかないフリさせて。








それから


大学に着いて早々
ドンへに遭遇した。





「おはよ!
な、ユノ、お前、熱は下がったのかよ?」

「あー…。おはよ。
うん。熱はすっかり。」


「よかったじゃん。
ってかさーお前
既読無視すんなよ。」


…あ、そうだった。
ドンへに返信してなかったっけ。

昨日、ドンへに送るはずだったLINEを
チャンミンに間違って送ってしまった事に気づいて

ドンへにもLINE送り直したんだ。

で、ドンへから

"チャンミンさん来てるなら
安心だな"


"うまくやれよ"

"てか、お前が何で授業
休んでるのか聞かれまくりなんだけど"

"知らない女にまで
聞かれたんだけど"

"俺はお前のマネジャー?笑"

そう返信がきていたんだけど。


…、



「あー…。
ごめん。ごめん。
それどころじゃなくて。」





マジでそれどころじゃなかったし。



「なんだよ。それ。
ま、別にいいけどさー。

って事はチャンミンさんと
うまくいったとか?」

「そんなわけないだろ。」


それで俺は簡単に昨日の事を
話した後

ドンへの肩に腕を回して
ドンへの耳元に小声で

「俺、来週
告白するから。」

そう言うと



ドンへは心底嬉しそうに


「嘘っ?
マジで?頑張れよ!」

「ん。」

「人生初の告白だな?」

「ちょっ…
てかお前、声大きいから。」

「ハハ。
ごめん。ごめん。
でもとにかく、やっと決意したんだ。」

「うん。もう迷わないで
気持ち伝える。」







そして




その日は一日
やたらと女に声をかけられて
見舞いって言って
いろいろプレゼントを渡された。

受け取るの迷ったけど
見舞いって言われたら
受け取らざるおえなくて。


…、女ってこういうの好きな。
変なの。

ドンへには

「相変わらずモテるなー。

今だにお前は
年上のOLと付き合ってるって
噂されてるし。」

高校時代からの噂話を言われる。


「その噂なんとか
なんないのかな。

…、まー…その方が
めんどくさくなくていいか。」


「だな。

あ、お前まだ部活は休んだ方が
いいからな。」

「え?」

「病み上がりなんだから
無理すんなって。
シウォン先輩には俺から
言っておくから。」

「…、うん。そうしておこうかな。」



それから



チャンミンから
昼頃にLINEが着た。


"熱は大丈夫?"


"大丈夫だよ
心配しないで"

"よかった
夜、遅くなるかもしれないけど
ユンホ君の家に行くね"

"待ってる"


ふっ。



チャンミンからのLINEで
朝のズキっとした気持ちが
嘘の様に浮上してきた。



泊まってはくれないけど
チャンミンが来てくれるってだけで
嬉しい。


バイト終わったら
速攻帰らないと。






そんなこんなで
慌しく時間が過ぎて


あっと言う間にバイトの時間に
なって俺は店の事務所へと入ると
そこにはパソコンに向かう店長の姿。




「…おはようございます。
昨日はありがとうございました。

リゾット美味しかったです。
イチゴも。」


「…、
それはよかった。

もう体調は大丈夫?」


視線を俺に向けてすぐに
パソコンにその視線を戻す店長。



「あ、はいっ。
今日からまた頑張るので
よろしくお願いします!」

「ふっ。

気合入ってるじゃん。
頑張って。」




「あ、店長っ。

チャンミンが店長に
あやまっておいて下さいって。」


「…別に気にしてないよ。
そう伝えておいて。」

「あ、はい。」


「それよりも
あの人とユノって…。」


「え?」


「あ、いや。
…、なんでもない。」

「店長?
何か言いたいことあるなら
言って下さい。」



すると店長は

パソコンを打つ手を止めて










「…、じゃあ

言わせて貰うけど



俺、遠慮しないから。」



「え?」


「本気出すから。」






そう言って





俺を見据えたんだ。



















☆チャユノです☆

拍手コメントを下さった
葉◯さん♡
いつもありがとうございます♡
ユノ、早く告白しないとね(;_;)
それと私もぽんちゃみさんが
帰ってきてくれて本当に嬉しくて(*^_^*)
また楽しみができたね♡







それでは皆さん、また明日(^-^)/














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