プラトニック 42

2017.04.21 (Fri)






店長がライバル宣言をした
次の日チャンミンは
レストランへ来なかった。


理由は残業で帰りが
遅くなるとただそれだけの事。
さっきチャンミンからの
LINEにそう書いてあった。


それなのに
店長は俺を疑う。

「…、今日はあの人
来ないんだ。」


「はい。残業って
言ってました。」

「…本当に残業?
ユノがここに来ない様に
仕向けてない?」



「そんな事しませんよ。
本当に残業で帰りが遅いんです。


それより店長
ワインパーティーとか何ですか?
職権乱用じゃないですか?」




「また職権乱用なんて言う。
人聞きが悪いなあ。

そんなんじゃないよ。

別に彼だけ
誘ったわけじゃないし。

ワインが好きそうなお客様
何人かに声をかけたんだよ。

んー…、
なんて言うか営業だよ。」


「営業?」


「そう。営業。

ワインパーティーの主催は
いつもワインを
注文してる取り引き先なんだけど

招待したお客様に
新作ワインを飲んでもらって
評判がよければうちの店でも
お出ししようと考えてるんだ。

それにお客様に楽しんで貰えたら
うちのレストランにも
また来て貰えるしね。」



ふーん…。
そんなもんなのかな。
レストラン経営も
いろんろ大変なんだな。


「そうなんですか。

…でも店長があの人を
誘ったのには
下心がありますよね?」


絶対に店長は
下心ありだ。


「…、ふっ。
それは否定はできないかな。

俺はあの人に
恋したって言ったよね?
だから下心はあると言えばある。」


そう店長が微笑む顔が

なんだかとても余裕な感じに
見えて俺は焦る。




「…、俺も
言いましたよね?

あの人は
誰にも渡しませんから。

そのワイン パーティー
俺も行ってもいいですか?」



「え?
…、いやユノはまだ未成年だし
連れていくわけにはいないよ。」



「別にアルコール飲まなけれは
かまいませんよね?」


「んー…、
それはそうなんだけど…。」


「お願いします。
社会勉強として
連れて行って下さい。」


「んー…。そうだなあ。
…わかったよ。

パーティーは
店の定休日の来週の火曜日だから。」



よし!
これでフワフワチャンミンを
店長から守る事ができる!






そしてそのパーティーには
ドレスコードがあるとかで。


女性はワンピースかドレス。

男性はスーツ。







スーツなら俺も大人っぽくなるし
チャンミンとパーティーなんて
なんだか楽しみになってきたな。










でも楽しい気持ちは
チャンミンからのLINEで

一気に落ちる。


バイトを終えて更衣室で
iPhoneをチェックすると



"今日は会社の同僚の
キュヒョナの家に泊まるね

戸締りには気をつけてね"




メッセージにはそう書いてあった。


…、え?

何で?


俺は理由が気になって
速攻チャンミンへ返信したんだけど



"キュヒョナさんのとこに
泊まるんだ?
何かあった?"







すぐには返信がこなくて
自宅マンションに着いて
しばらくしてから
チャンミンから電話がかかってきた。


俺は急いで
iPhoneをタップする。



「もしもし?
ユンホ君?今家?」

「うん。
ちょうどバイトから帰ってきたとこ。」

「そう。
お疲れ様。
戸締りには気をつけてね。」




チャンミンの優しい声に
ホッとするも束の間。



「うん。大丈夫。
それよりどうしたの?

急に泊まるとか…。」




「あ、うん。
キュヒョナね、転んで手を怪我して
今日会社を休んだんだ。」



「え?怪我?」

「うん。
それで僕がキュヒョナの分の
仕事をしたから残業になったんだけど…。」

「そうだったんだ。」


「うん。
あ、でも骨折とかじゃないから
大丈夫。一週間くらいで
よくなるみたい。」


「…、そっか。」

「うん。

ただ利き腕が使えなくて
かなり不便で。

包帯でぐるぐる巻きで

携帯もパソコンも使えないし
洋服のボタンも一人で留められないって言って。」



…、え?




それでチャンミンは小声で

「キュヒョナ
今付き合ってる人いないし
僕がしばらくキュヒョナのお世話
してあげる事になったんだ。」



そんな事を言った。







お世話?


何それ?


チャンミンがキュヒョナさんの
服の着替えまでするの?



すると


「あ、キュヒョナが
バスルームから出てきた。


…着替え手伝わないと
いけないから

ユンホ君またね。」



チャンミンはそう言って
電話を切った。



は?



うそだろ?



店長だったりシウォン先輩だったり
次から次へとなんなんだよ?






今度は会社の同僚の
キュヒョナさん…。







なんて


怪我じゃしょうがないよな。


それにキュヒョナさんは
ただの友達。

心配する事はない。




だけど

…そっか。



今日は
会えないのか。








昨日チャンミンの事を
抱きしめに行って


そのあと夜遅くに
自分の家に帰ってきてから
そのまま


今日はチャンミンに
会ってない。




丸一日会ってない。




そう思ったら無償に
会いたくて
寂しくなってきて。




だって、昨日おとといと
二日間一緒にいて

何度も抱きしめ合ったんだ。




今日も"寂しくなった"
を口実にチャンミンに
抱きしめて貰いたかったのに。



…、会いたい。


会えないとなると
会いたくて。




10分でもいいから
会いたくて。



そう思ったらその気持ちを
抑えられなくて



俺は





"寂しいから
抱きしめに行く"







変な日本語の
メッセージをチャンミンに送って



家を飛び出したんだ。






















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拍手コメントを下さった

le◯nさん♡ yu◯iさん♡
しまっ○ょさん♡ ア◯…☆さん♡
きな◯さん♡ Miy○さん♡

いつもありがとね(*´ω`*)♡
コメ欄クローズの時は
返信できないけど温かいコメントに
本当に元気を貰ってるよ*\(^o^)/*







改めて皆さん♡こんばんは(^-^)
ユンホ君の恋する気持ちは
止まりません(*´艸`*)
チャンミンに会えます様に♡


※ 明日はお休みです。
次の更新は明後日の日曜日です。

皆さんも楽しい週末を
過ごして下さいね(^o^)/


☆チャユノ☆





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