プラトニック 40

2017.04.19 (Wed)








俺はチャンミンの言葉に
心臓がバクバクして

すぐに答えられないでいると





「…、バイト終わったら
うちに来てね?」



チャンミンは
そう言って俺の腕を離した




その時に

「すみませーん!」

しつこくケバいお姉さんの声。


ニコニコと俺を見てる。




いやだから
ここファミレスじゃないんですけど。




お願いだから
静かな店内大きな声で呼ばないで。







「…、あ、ごめんね。
引き止めて。

仕事に戻って。ユンホ君。」


「…、うん。
わかった。

…じゃ、また後で。」

「…うん。」

「本当、飲み過ぎないで。」

「ふふ。わかってるよ。
まだ一杯も飲んでないのに。」







それで窓際の席へと戻ると



「おまたせいたしました。」




「な、ユノ、
あの人知り合い?」



唐突にシウォン先輩の台詞。



「え?」

「だから、今お前が喋ってた人。」

シウォン先輩は
視線をチャンミンに向ける。




「…、あ。はい。
友達と言うか…。」


「そうなんだ。
…、な、紹介してくれない?」

「は?」

「な、いいだろ?
あの人紹介してよ。」

「ふふ。シウォンの好みだよね。
ね、ユンホ君。
シウォンにあの人紹介してあげてよ。」


ケバいお姉さんまで
紹介してあげとか言い出す。



「好みって…、え?」

「アハ。
もしかしてユンホ君
知らなかった?

…シウォンって好みなら
男でも女の子でも
オッケーなんだよね。」



えっ?



まさかの店長と同じ?


「…、俺マジであの人好み。
とりあえず友達になりたい。
な、ユノから紹介してよ。」



とりあえず友達って何だよ?

とりあえずの後は何するつもりだよ?




誰が紹介なんかするもんか。

ただでさえ
店長の事で頭痛いのに。






「いやあの
すみませんが
そう言うの困ります。

あの人には決まった人が
いるので諦めて下さい。
…、
あの、オーダー決まりましたか?

俺、仕事に戻るんで。」



もちろん決まった人になるのは
俺の予定。


「そっか。
決まった人いるのかあ…。
じゃあ仕方ないか。

でもそれにしても綺麗な人だな。」


「シウォン、今日のところは
諦めて、ほら、何食べる?
あたしお腹空いちゃった。」



お姉さんのその一言で
やっと解放されて

ホッとしたのも束の間。




このレストランは個人経営で
さほど大きな店ってわけじゃないから
ホール担当は俺と他にも2人と
店長で店をまわすんだけど



この日は
いつもに増して忙しくて

俺はなかなかチャンミンの側に
いけなくて。




ふとチャンミンを見ると

あ…


また店長の奴
チャンミンに話しかけてる。







あいつに注がれたワインを
美味しそうに飲んでる。



…、あいつソムリエの資格持ってるし
かっこいいんだよな。




それにしてもチャンミンって
無自覚過ぎ。


アルコール飲んでなくても
フワフワしてるのに
ますますフワフワしてる。




あれ程飲み過ぎるなって
言ったのに飲んでるし。



はあ…。



なんて疲れる日だよ。






それでも何とか
仕事をこなして

シウォン先輩もケバいお姉さんも
楽しそうに帰って行って


やっとその日の仕事が終わって
事務所に戻る途中



廊下で店長に呼びとめられた。








「あ、ユノ、ちょっと。」




今度は何だよ。

今日は早く帰りたいのに。



チャンミンに
オーダーされたままなんだ。



俺はさっきのチャンミンの言葉を
思い出して
にやけそうになるのを我慢して
足を止める。


「…何ですか?」



「フェアに行こうな?」

「…、え?フェア?」


「そう。フェア。

あの人に店に来ない様に言うとか
ユノがこの店辞めるとかナシね。

俺、ユノの勤務態度
結構評価してるし
ユノが来てから
お前目当ての女性客も増えたし。」


「え?」

知らなかった。


「気がついてなかった?」



「あー…。」


言われてみたらたまに客から
プレゼント貰ったりしたもんな。



女性客の事はともかく
勤務態度を評価されてるのは
素直に嬉しい。
まだ学生だけど
社会人になれた気がする。






「…辞めませんよ。
俺だってこの店気に入ってるし。」





すると


「…、それならいいけど

もし約束破ったら俺
ユノがあの人の事を好きだって
本人に言っちゃうかもしれないよ。」








あ…



そんな事考えてもいなかった。



もしかして俺
弱み掴まれてる?







でも店長がそんな事を
言うとも思えない。


「ふっ。
わかりました。


フェアにいきましょう?」




それより何より今は

早く帰りたい。


「…あの、じゃ、
俺、帰るんで。
お疲れ様でした。」











それから


ダッシュでマンションに戻って



チャンミンの家のインターフォンを

鳴らす。











トクン



トクン。



早く。



早く。


早く開けて。





そんな気持ちでいっぱいで


堪らなくなったその時









ガチャっ





扉が開いて









「おかえりなさい。

…、遅いよ。



寂しかったんだから。」






いきなりチャンミンの




両腕が伸びてきて






俺の首に巻きつけられたんだ。






















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皆さん♡こんばんは♡

いよいよ明日
ユノのお帰りの日ですね♡
緊張して落ち着かないですヾ(*´Д`*)♡


素敵な一日になります様に☆彡








☆チャユノ☆












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