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プラトニック 25

2017.04.02 (Sun)









俺が呼び捨てにした事に
チャンミンさんが気がついて



一瞬の間の後


「…、いきなり
呼び捨て?」


上目遣いで俺を見る。


あ、ヤバイ。
気悪くしたかな。

やっぱりダメ?
でも
チャンミンって呼びたい。


「うん。
ダメ?」

ドキドキした。
カッコつけて"チャンミン"
なんて言ったはいいけと

嫌だったかな?

ダメかな?

だけどチャンミンさんは
嬉しそうに




「ううん。
ダメじゃないよ。

いいよ。
チャンミンって呼んで。

でも生意気ー!」


にこにこ笑う姿に
ホッとした。



「ふっ。
そう。俺、生意気なんだよね。

じゃ、ね、チャンミン。

焼きそばとビール
買いにいこ?
俺が奢るから。」

「ふふ。
だからそれも生意気ー。

だけど
遠慮なく奢って貰おうかな?

その代わり
これ受け取ってね。」


チャンミンさんは
そう言って
紙袋を俺に差し出す。


「え?何?」

あれ?

この袋ってさっき俺が
チャンミンさんにニットを
プレゼントした店のショップ袋だ。

そう言えばチャンミンさんの手には
ふたつのショップ袋。



ひとつは俺がプレゼントしたもので。



もう一つは俺に?

嘘。

俺と別れた後に買ってくれたの?





「…、勝手にごめんね?
さっきユンホ君
"気に入ったのなかった"って
言ったけど
ブルーのシャツ
絶対ユンホ君に似合うと思って
買っちゃった。


だから受け取ってね。


受け取ってくれなかったら
チャンミンって呼ぶの禁止だからね?」


…なんだよ。


やっぱりこう言うところが
チャンミンさんは大人なんだよな。


…、。


はあ…。

やっぱり敵わないな。
きっと俺が予算オーバーだったって
お見通しなんだ。


…、


さっきは断ったけど
チャンミンさんからのプレゼントは
やっぱり嬉しくて



「ありがとう。
チャンミン。」


素直に受け取ると


「どういたしまして。
…、
あ、ユンホ君?」

「ん?」

「…そのシャツ着て
合コン行かないでね。」

「え?」

「あ、やっ…、別に深い意味は
ないよ?

だ、だけど
ユンホ君に合コンとか
行って欲しくない。

…あ、僕、何言ってるんだろ?
でもほらっ…、
やっぱり心配だから。
そ、それに合コンにくる様な女の子は
軽い子ばったりだよ?

ユンホ君に似合わないよっ。」



チャンミンさんはなぜか
あたふたしてる。


はあ…。

チャンミンさんからしたら
俺ってそんなに心配なのかな。
どうしたって
弟みたいな存在なんだろう。


マジで凹む。
たかが合コンで。
これで俺に女の経験がないなんて知ったら
もっと心配するんだろうな。


「…そんなに心配しなくていいよ。
合コンくらいなんて事ないよ。」

「でもっ…、」

「わかったから。」

「え?」

「もう行かないよ。
ドンへに誘われてもいかない。

別に合コン行きたかったわけじゃないって
言っただろ?」

「本当?」

「うん。」

「よかった。
ふふ。

ね、ユンホ君っ。
それ聞いたらますますお腹空いてきちゃった。

早く焼きそば食べよ?」



ふっ。


"可愛い子いるといいね"
なんて言ってたくせに。



何がよかったのかわからないけど
チャンミンさんが嬉しそうなら
いいか。



「はいはい。」








それで俺とチャンミンさんは
屋台でいろいろ買って
桜の木の側のベンチに腰かけた。


チャンミンさんと
夜桜を見ながら食べる焼きそばは
格別に美味しくて。


「美味しいね。」

「うん。
めちゃくちゃ旨い。」

「…、ユンホ君、
ソース着いてる。」

「え?どこ?」

「ほっぺた。」

チャンミンさんは
そう言いながら
ハンカチを取り出して
サッと拭いてくれて。




こんなの嬉しすぎるけど

相変わらず
子供扱いなんだよな。

ま、いいや。



そんな世話焼きのチャンミンさんだから

好きになったんだもんな。



だからいい。



今日はいい。











それから


サクラミチ公園を後にして


俺とチャンミンさんは
帰りの電車でラッキーにも
座る事が出来たんだけど




電車が走りだしてすぐ
チャンミンさんが寝てしまった。









完全に熟睡してる。








困った事に






俺の肩を枕にして。










触れる肩、腕、髪
チャンミンさんの頭の重みに


俺はドキドキが止まらない。









あ…、



どうしよう。





最寄りの駅に停車したのに







俺はずっとこうしていたくて








チャンミンさんを起こす事が






出来なかったんだ。























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