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愛をもっと ~誰よりも愛しているから 3~

2016.09.20 (Tue)







「じゃ、
行ってくるね。ユノ。」


「…ん。」


「イチゴショート買ってくるから。」


「…いらない。
それより早く帰ってきて。」


「う…ん。
わかった。

出かけないで家にいてね?」


玄関先でチャンミンは
そう言うといきなり



触れるだけのキスを
してきたもんだから


なんとなく切ない気持ちになりながら




「っ…、
待ってるよ。


行ってらっしゃい。」





見合いに行くチャンミンを
見送った。








バタンと。

ドアが閉まると
心の中がざわついた。





不安と嫉妬。



見合いは相手の親やチャンミンの上司は
同席しないらしい。



最初から見合い相手と二人きり。


高級ホテルのラウンジで
待ち合わせて
高層階のフレンチレストランの個室で
食事して

その後は軽くお茶をする。

そんなコースらしい。




若い人は若い人同士で
とかなんとか言われたらしい。

…。





そう言えば俺
チャンミンが女といるとこって
見たことないんだよな。


昔チャンミンには彼女がいたのは
知ってたけど
家に連れて来ることもなかったし
実際に会ったことなかった。


あの頃はまだ自分の気持ちを
抑えてたし自分は弟だって思うように
してたから
ここまでの嫉妬や不安になったりしなかった。




でも、こうして恋人になった今は
気になって仕方ない。


どんな風に女に接するんだよ。


優しく微笑むわけ?



優しくエスコートするわけ?





個室…?




二人きり?


相手はチャンミンを好き…。



チャンミンと結婚したいと
思ってる。








…、あ。




ヤバイ。


こんなこと考えたらダメだ。





やっぱりチャンミンが
昨日見合いには行かないって
言ってくれたんだから
ドタキャンさせればよかったかな。






とは言え
いくらなんでもそんな事
できるわけない。



会社の取り引き先の社長の娘だ。
ドタキャンなんてしたら
チャンミンの出世にも響くし

それに流石に相手に失礼だ。






昨日バーに迎えに来たチャンミンに



「…そりゃ
嫌に決まってるけど
だからってドタキャンは
社会人としてダメだろ。

…この前も言ったけど
俺、大丈夫だから。

ちゃんと断ってくれるんだろ?」


「っ…、それはそうだけどっ。
でも…。」


「本当に平気だからっ。
ね、チャンミン。
もう帰ろ?」







バーで酔っ払いながらも
チャンミンに言ったんだ。













家に帰って来てから
チャンミンは俺にしがみつく様に
抱きついてきて


「…、行きたくない。
…、お見合いなんて
したくないよ。
ユノ。」



声を震わせて
そう言った。




そんなチャンミンに

俺は情けないけど
どうしていいかわならなくて。




「…うん。
俺も本当は行って欲しくない。

でも、行くだけ行って
早く帰って来て。

俺、待ってるから。
な?

チャンミン。」




そう言って
チャンミンをギュッと
抱きしめる事しか出来なかった。






…久しぶりに抱きしめた
チャンミンは

なんだか痩せてしまって。

今さらながらに
この一ヶ月の自分の態度を
反省した。


ごめんな。
チャンミン。











だから
チャンミンが帰ったきたら
明るく出迎えよう。


"平気だから"って言ったんだ。



絶対に見合いに行ったことは
責めない。

いつも通りにしないとな。





俺もいい加減大人にならないと。



…、



…、もうごちゃごちゃ考えるのはやめて
見合いから帰ってきたチャンミンを
抱く事だけ考えよう。





うん。


そうだな。


こうなったら
寝るしかないか。



眠ってしまえば
チャンミンを待ってる時間も
あっと言う間に過ぎるはずだ。


それで俺はベッドに潜り込んだ。











…だけど




全然、眠くない。



逆に目が冴えてるし。


なんて
当たり前か。


恋人が見合いに向かったんだ。
呑気に寝てる場合じゃないだろ。



仕方なくベッドからノロノロと
身体を起こして


気分転換に着替えをして

部屋の掃除をする事にしたんだ。













それからしばらくは
掃除をしていたんだけど


やっぱりどうしても
チャンミンの事が
頭から離れなくて。


…っ。



…、やっばり…、




やっぱり無理。



チャンミンに見合いなんて
させたくない。


チャンミンは俺の恋人なんだよ。



誰にも渡さない。








俺はそう思ったその瞬間


部屋から飛び出て

慌てたように車のキーを手に取り

気が付いた時には
チャンミンを追いかけて


車を走らせていた。

















…、なんだよ。
こんな時に限って大渋滞。

あと少しで見合いをしてる
ホテルだっていうのに…。






イライラしながら運転して
ホテルに着いたのは


14時前。


二人でのランチは
終えたんだろうか?



キョロキョロとホテルの
ロビーでチャンミンを探す俺。




…、



不意に自分は
何をやってるんだ?


こんなとこまできて
どうするつもりだったんだよ?


見合いをぶち壊しにするとか?







チャンミンは見合いを断る事は
わかりきってるのに。









…、


バカだな。

本当俺ってバカ。
いつまでも子供で
マジで恥ずかしい。


そう冷静になった。



家に帰ろう。







その時






俺の視界の中に



チャンミンが映った。






その横には
チャンミンの隣に並ぶ
小柄な女性。




髪は今日はストレートではなく
巻いてあって写真の雰囲気と少し違う。


見合い写真よりももっと
美人で



スタイルも抜群だ。


程よく膨らんだ胸。


細いウエスト。


白いフリルのついたノースリーブの
ワンピースに

白のヒールの高いパンプス。




俺と同い年の美人は


チャンミンを見上げて
はにかむような笑顔。




美人だけど笑うと
幼くなって可愛い感じ…。


それに対して
スーツ姿のチャンミンは
ふんわりと微笑んでいて。



…、





きっと楽しい時間だったんだ。


チャンミンは優しいもんな。


社長令嬢って言うから
もっと高飛車な感じかと思ったけど
そんな事もなさそう。






…、







ホテルのロビーには
たくさんの人がいる。






その中でも目立ってるのか
ホテル客らがチラチラと
二人を見ている。




誰がどう見ても恋人同士。




なんて似合いの二人なんだろう。






あまりに綺麗な二人に


俺は



もしかしたら
チャンミンに相応しいのは




俺じゃないのかもしれない



そう思ったんだ。

























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☆チャユノです☆

皆さん♡こんばんは♡
ユノが切ないですが
ほんっとに大丈夫ですからね*\(^o^)/*
明日はハッピーな最終話です♡


それから今日は
コメレスができそうもないので
コメ欄はクローズにさせて頂きますね。
いつも優しくて楽しい
コメントをありがとうございます(*^_^*)

※コメント&拍手コメントは
頂いた記事のコメ欄にて返信してます。
万が一返信が着てない方は
教えて下さいね♡


それではまた明日(*^^*)






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