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封印愛 61

2016.07.10 (Sun)






「…っ、

待って。


セイっ。

待ってっ…、

っ、あっ…、

…、痛っ。」







セイは

「…もう
その辺にしておけよ。

チャンミン。」


少し不機嫌に
僕に言った後

一緒に来た友人に

「…悪い。
俺、やっぱ帰る。」

そう言ってレストランから
出て行ってしまった。




セイはきっと

僕がいるとは知らずに
この集まりに呼ばれたんだろう。

だけど僕がいて
気を悪くしてしまったんだ。


僕に会いたくなかったんだ。


…、



…、あやまらないと。


セイにあの時の事を
あやまらないと。


それで

セイを追いかけたんだけど


セイは僕の事を無視して
ずんずん歩いてしまって。



レストランを出ると
そこは夜の商店街。




…一生懸命追いつこうと
するんだけど


酔いが回ってきた僕は

足がもつれて転んでしまった。


…、痛っ…。








…、。酔っ払ってるのと
痛いので立ち上がれずにいると



「何やってるんだよ。


相変わらずドジってゆーか。
なんてゆーか。

変わんないんだな。
チャンミンは。



…、。大丈夫?

立てる?」


セイが戻ってきてくれて
呆れ顔で僕を見る。




「セイ…。」




なんだかとても懐かしかった。


僕はセイにキスをされそうに
なって


突き飛ばしたのは
大学4年の夏。


それ以来
会っていなかった。


広い校内、学部も違ったから
会う事もなくて。



…、ううん。

正確にはセイを見かける事も
あったんだ。




でもあの頃は
セイの事を気持ち悪いって
思ってたし
キスをされそうになった事が
怖くて避けていたんだ。









…、優しいセイなのに。

いつも優しかったセイなのに。


キスをしようとした事
あやまってくれたのに。


"もう迫ったりしない"って
"友達でいいから"って

言ったのに。





…、僕がユノヒョンを
好きな気持ちと
同じ筈だったんだ。


だけど


人を好きになる気持ちが僕には
あの時はわからなかった。









そう思ったら

僕はなんだかとても
セイに申し訳ない気持ちと


いろんな気持ちがごちゃまぜに

なって


涙が出てきてしまった。







「…セイッ…。
ごめんねっ。

あの時はごめんっ。

…、セイの気持ちに
向き合えなくてごめんね。

…ううっ。、
傷つけて、ごめっ。



ううっ。…ー。」



「えっ?

…、えっ?

何で?
何でチャンミンがあやまるんだよ?

…、俺が無理やりキスしようと
したのが悪かったんだ。

傷つけたのは俺だろ?


泣くなって。


な?


チャンミン。

泣くなよ。」




「…セイ、っ…。」












それから僕とセイは
商店街の先の公園にいた。



「足、大丈夫?
明日も痛むようだったら
ちゃんと病院行けよ?

…ほら
コーヒー。



酔いも冷ませよ。」



蛍光灯の灯りだけの
公園のベンチに座る僕にそう言って
缶コーヒーを渡してくれた。



「…うん。
ありがとう。」


不思議。


ずっと会ってなかったのに
昔みたいに話せる。






…、渡された缶コーヒーは
ブラック。


セイは僕がコーヒーは
ブラックだって事を覚えいて
くれてた。


…、


「…少しは落ち着いた?」


「うん。
…泣いたりしてごめんね。」


「…、いや。いいけど。
…、でも、俺、チャンミンに
嫌われたとばかり思ってたから。」


「…うん…。


…、

実は最近まで
セイの事、受け入れる事が
できなかったんだ。

アレルギーにもなっちゃったし。」


「え?
アレルギー?」


「うん。
セイに迫られてから
蕁麻疹が出来て。

…、気分も悪くなったりして。



セイに告白された後も


僕を好きだって言う男の先輩に
待ち伏せされたりもして
…、なんて言うかその…、
拒絶反応がすごくなって。」




流石にゲイのセイに
"ゲイ苦手症候群"とは言えないけど。



「…そうだったんだ。
ごめん。

俺が。チャンミンを
苦しめる原因だったんだ。」





…、傷ついた顔。



僕は傷つける様な事ばかり
言ってるよね。





「…でも、
今はセイの気持ちが
わかったって言うか。」



「え?
…、

もしかして俺の気持ちを
受け入れてくれるの?」


「えっ。

違っ…、


違うからっ。」


「はは。

なんだよ。
期待させる事
ゆーなよなー。


俺、まだチャンミンの事
好きなのに。」



…、え?


嘘。



「忘れようと思ったんだ。

俺はゲイだし
ゲイはノーマルを好きになったら
ダメだってわかってたし。

何よりも
チャンミンを傷つけた。


…でも忘れられなくて。




学生時代から
ずっと好きだった。

初めて会った日から。


好きな気持ちがバレないように
俺がどれだけ我慢してたか…。


本当、拷問だったんだからな?

…、俺


チャンミンの無防備な
仕草にいつもドキドキしてた。



それで


今日会ってやっぱり
好きだって思った。




…、俺の気持ちがわかるなら
俺の事を受け入れて。

チャンミン。


…もうあんな風に無理やり
迫ったりしないから。



ゆっくりでいいんだ。


…、


俺と付き合って欲しい。」



















あー…、


なんなんだよ。


この渋滞は。



GWだから仕方ないけど



なかなかスピードを上げて
車を飛ばせない事に苛立つ。



車の時計を見ると20時。


チャンミンに
電話をしようかと迷った。


そっちに向かってるって。


あと少しで着くって。





でも


つれない返事をされたら
今の俺は立ち直れない。



チャンミンに告白するって
決めたんだ。


電話なんてしないで
直接チャンミンに
会いに行った方がいい。



…、とりあえずは
母さんに電話してチャンミンの
実家の住所を聞かないとな。








チャンミン



今頃何をしてるのかな?



フラフラしてないと
いいけど。


…、。





少しは俺の事を
思っていてくれないかな。



会いたい。




会いたくて堪らないんだ。









チャンミン






今度こそ好きだって言うから







大好きだって。




























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