封印愛 56

2016.07.05 (Tue)






その後も



チャンミンに
何度かコールをしたけど
やっぱり電源は切れたまま。


…、


何だよ。
何で出ないんだよ。


心配するだろ。


だけど



チャンミンは俺はボアと一緒だって
思ってるんだ。


気をきかせたんだろう。

もしかしてこの家に連れてくるとでも
思ってるのかな。



そんな事しないのに。

ボアは恋人なんかじゃないのに。






仕方なく俺はその日はこれ以上
チャンミンに電話をするのは
諦めたんだ。





明日には帰ってくるんだ。

そしたら気持ちを伝えよう。





…、とは言え

いきなり好きだなんて

言っても信じて貰えないかも
しれないな。

さっきボアを恋人だって
紹介したばかりだ。





まずはボアが恋人だって
嘘をついた理由を言って

謝ろう。

それから告白だ。




あー。


告白する気満々で帰ってきたのに
こうして一人になると

またウダウダと考えてしまう。


…、。はあ…。



片思いは本当に
キツイ。





それにしても


チャンミンは今頃
キュヒョン君と
何してるんだろう?


楽しくゲームでもしてるのかな?



無防備な姿をキュヒョン君に
見せてないといいんだけど。








シーンと静まり返った部屋が
なんだかとても寂しく感じる。


…、


チャンミンと暮らし始めて
一ヶ月が過ぎた。


たった一ヶ月。



一ヶ月なんだ。





でも、もう俺は
チャンミンがいない生活なんて
考えられない。


こんなに誰かを好きになるなんて
この先ないだろう。

そう思えるほど
チャンミンの事が好きだ。


チャンミンの俺を呼ぶ声。

ふわっと笑うチャンミン。


美味しい料理を
作ってくれて一緒に食べて。


「おかえりユノヒョン。」

そう言ってくれるだけで
仕事の疲れも半減して。







お願いだから




チャンミン。





俺の気持ちを受け入れて。





俺の事を拒絶しないで。
























泣いてしまった僕に
キュヒョンが




「もしかして…

もしかしてだけど
チャンミン…、

"ユノヒョン"の事が好きなの?」


そう聞いてきて。


「違っ…、

ユノヒョンには彼女が
いるって言ったでしょ?


…、っ、、その彼女さんは

小さくてすっごく可愛くてっ。

ユノヒョンと
兄弟みたいなやりとりして

すっごくお似合いだったんだ。

お互いを信頼してる感じでっ。


っ。ううっ、、

…、だからっ
僕の入る隙間なんて一ミリだって
ないってわかって。

そ、それで。

…、うっ。くっ…。ううーっー、」


僕は否定したんだけど




「そっか。
うん。うん。
わかった。わかった。

チャンミンはやっぱり
ユノヒョンの事が好きなのか。」


全然聞いてなくて。



「だからっ。
キュヒョン、聞いてる?

違うって言って…、」


「違うならそんな風に
泣かないだろ。


好きだから辛いんだろ?


…、素直になれって。


俺は人を好きになるのに
男も女も関係ないって
思ってる。

…なー。チャンミン。


好きなんだろ?


俺には嘘をつかなくてもいいよ。」




なんとなく
地元の親友のミノと
少し雰囲気が似てる



キュヒョンの優しい声に
嘘をつけなくて





「っ…、ー。
キュヒョンっ…。」







僕はユノヒョンへの想いを

吐き出した。




ユノヒョンの事が好きだと言う事。

ユノヒョンに抱きしめられて
キスをされた事。



抱きしめるのは
過剰なスキンシップ。



キスは酔った勢い。


キスマークはその時のもの。



酔ってそんか事するユノヒョンを
許せないって思ったけど

心の中では嫌じゃなかった事。


どうしてもユノヒョンが好きで。
大好きで。



今までも何度も諦めようとしたけど
できなくて。




でも今日



彼女さんに会って
諦めないといけないんだ。

そう思った事。


…、泣いて泣いて

キュヒョンに話した。


そしたら
キュヒョンも涙目で。



「…、辛いな。



彼女がいなければ
応援したいけど
彼女がいるなら




諦めないといけないよな。


…、チャンミン。


"ユノヒョン"と一緒に暮らすのが

辛かったらうちに来る?」



「え?」














僕は会社の寮に入れるまでの
あと二ヶ月。


キュヒョンの家に居候させて
もらう事に決めた。



やっぱり無理だよ。
ユノヒョンと平気な顔をして
生活なんてできない。








それで


次の日。



お昼過ぎにユノヒョンの家へと
帰ってきた。







…もしかしたらボアさんが
いるかもしれない。



…、ううん。


きっといる。


だって久しぶりに会ったんだもんね。








例え
いてもいい。






とりあえず、会社のスーツとか
着替え。
必要なものだけ
スーツケースに入れて
すぐに出てくればいい。



…、ドクンっ。




ドクンっ。






僕は


緊張しながら家のドアを
開けた。




…、



玄関には
ボアさんの靴はなさそう。




…、もう帰ったのかな?







すると



ユノヒョンが



すっごい勢いで廊下を走ってくる。




「何で電話の電源切ってるんだよっ。
心配しただろっ!?」




あ。


電源切ったままだった。

心配させちゃったんだ。




「ユノヒョン、ごめんなさ…、」



謝ろうとしたけど
できなかった。




気がついた時には



僕はまたユノヒョンに
抱きしめられていた。



「 …心配させるなって。
チャンミン。」




っ…、そんなに強く抱きしめたら
痛いよ。






ユノヒョン。



痛い。




…、







わかってるんだ。


これは弟を心配しての
いつものユノヒョンの行動だって。



いつもの過剰なスキンシップ。






でも





嫌だって思った。




嫌だよ。



ユノヒョン。




ボアさんを抱いた腕で


僕を抱きしめないで。






小さくて柔らかいボアさんと


比べられたくない。







そう思って



僕は




「っ、離してっ…。」





ユノヒョンを両腕で




力一杯




押しのけた。

















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