封印愛 4

2016.04.18 (Mon)





「チャンミン。
…着いたよ。

起きて。

チャンミン。」


…ん…。
遠くで僕を呼ぶ声。

まだ寝ていたいのに。


…、眠いのに…。


「チャンミンっ。」


さらに呼ばれて
仕方なく目を開けると



わっ。




僕を困った様に
眉毛を八の字にして覗き込む
ユノ君。


…、寝起きに
こんな超絶イケメンは
心臓に悪い。



「あー。よかった。
やっと、起きてくれた。
何度呼んでも起きないから。


マンション着いたよ。」


え?



何度も呼んだ?



…、肩でも叩いてくれたら
いいのに。



変なユノ君。



「あ、ごめんなさい。
車って寝心地よくて。」

「…、ん。
だよなー。

何で車で寝るのって
気持ちいいんだろうなー。

なんて俺はいつも
運転席だからあんまり
助手席に座ることないけど。」


「…あ、じゃあ
次は僕が運転しましょうか?」


「え?
チャンミン運転できるの?」

「え?
出来ますよ?
どうしてですか?」

「ふっ。
だってなんか不思議ー。
俺、小学生のチャンミンしか
知らないからさー。

あ、荷物持つよ。
貸して。」


そう言われて
また荷物を持ってくれるユノ君。


…、そっか。
ユノ君にしたら僕は
小学生の時のままなんだ。


とは言え僕が知ってるユノ君も
中学生の時のまま。

だからなんとなく
今のユノ君はユノ君だけど
ユノ君じゃないって言うか。

ただやっぱり
昔を知ってるから
緊張はするけど安心感もあって…。

それで寝ちゃったんだよね。


もちろん初対面の人だったら
こんな風に
絶対寝たりしない。


寝てしまったのは
ユノ君だったのもあるし


ユノ君はゲイじゃないって
確信したから。


僕の"ゲイセンサー"は
ユノ君をノーマルだって
察知したんだよね。




「…、こう見えて運転
上手いんです。

隣で眠っても大丈夫ですよ?」



「ふっ。
わかった。

じゃあ、今度はチャンミンが
運転な?

約束な?」



「…はい。」



変なの。



"約束"



その言葉が
なんだか嬉しいなんて。











それから地下駐車場から
エントランスへと上がって

エレベーターで高層階へと
向かう。



…、


エントランス
リゾートホテルみたいだった。


なんか凄いマンションだな。
こんな高級マンションだとは
思ってなかった。



きっと部屋も
物凄くオシャレで
モデルルームみたいなんだろうな。




ユノ君は
大人って感じだから
モノトーン系の部屋かな?


…、あ…。


肝心な事を忘れていた。



彼女…



いるのかな?

いるに決まってるよね?

…、僕のせいで
来れなくなったとしたら
申し訳ないな。


…、そんな事を
考えていると






エレベーターが止まって


先に降りて歩き出した
ユノ君に着いていく。







するとユノ君が
不意に振り向いて




「あ。そうだ。
チャンミン。

これ。」


ポケットに手を入れて
何かを取り出ている。




それで



「手、出して。」


って。





「え?」



「…、手。
出して?」





…、


もう一度優しく
言われて手を差し出すと








掌にそっとのせられた




銀色の鍵。





"スペアキー"







ユノ君は





「合鍵。

ふっ。

合鍵渡すのチャンミンが初めて。



これから
よろしくな?」





太陽みたいな



眩しい笑顔でそう言ったんだ。




















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日に日に被害が大きくなっていくのを見て
本当はこのまま
しばらくお休みしようと思いましたが
少しでも気晴らしになればと思って
迷いながら更新しました。



被害に遭われました皆様
心よりお見舞い申しあげます。

眠れない夜を過ごされてると
思います。
祈る事しかできませんが
どうかご無事で
体調を崩されませんように…。





















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※しばらくコメ欄は
クローズさせて頂きますね。
(先日のお返事もまだで
ごめんなさい(>_<)
明日、必ず返信しますね。)

いつも本当にコメントに
励まされてるので
勝手を言いますがまた開いた時に
コメントを頂けたら嬉しいです。


チャユノ


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