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プラトニック 17

2017.02.28 (Tue)






俺のどうしようもない
感情になんて
気がつかないチャンミンさんは



「んー、
こうかな。…、」

とか言いながら
まだスマホの角度を変えたりしてる。






平常心。



平常心を保たないとって



俺は必死に自分に言い聞かせた。








それにしても



セルカ一枚でこんなに
一生懸命になっちゃってさ。





"可愛い"


その言葉が
俺の頭の中をぐるぐると
エンドレスリピート。



こう言うのを
愛おしいって
思うんだななんて

思っていたら

不意に



ブー
ブー
ブー



俺のスマホのバイブ音が
静かな視聴覚室に鳴り響いた。



「電話だ。
誰からだろ。」





画面を見ると
ドンへの奴からで


「ちょ、ごめん。
チャンミンさん、待ってて。」


「あ、うん。」
チャンミンさんは一度
セルカを中断。




それで電話に出ると


「おい、ユノ。
今どこにいるんだよ?」




「え?
あー…、…。視聴覚室。
何?何か用?」




「何か用じゃないだろ?

急にお前らがいなくなったから
後輩の女子達が
ユノ先輩はどこに行った
って探し回ってるぞ。

あと、ボアも
チャンミンさんの事を探してる。」

「え?
何で?」

「なんか、
ボアが個人的に連絡取りたいってさ。

あいつ、チャンミンさんの写真を
撮りたいって言ってたけど
それだけじゃないかも。

な、ユノ。
めんどくさい事にならないうちに
チャンミンさんには
もう帰って貰った方がいいよ。
お前ら目立ちすぎ。

あー、ちょ、ごめっ…、
ボアに呼ばれたっ。


とにかくっ
そう言うことだからっ


わかったな?ユノっ。
じゃ、切るな。」


「あー…、うん。
わかった。」






ドンへとの電話を切った後


ボアの事をチャンミンさんには
言わなかった。



だって



ボアがチャンミンさんに
気があるなんて伝えて

恋人のいないチャンミンさんが
ボアに好意を持つかもしれないし。






その可能性はあるよな。


…、










当たり前だけど
チャンミンさんは男なんだから
男の俺に好意を持たれるより
女のボアに好意を持たれた方が
嬉しいに決まってる。



今日のボアは
メイクして
いつもより女っぽかった。



それに比べて


俺なんてトラだしっ。






…、




そんなモヤっとした俺に


チャンミンさんが

「ドンへ君、
何だって?」

聞いてくるから






「別に、何でもないよ。
次の俺の担当の時間までに
戻って来いって。」



「そっか。
でもまだ大丈夫だよね?
ね、じゃ、
セルカ撮ろ?」


「うん。」


なんでもないふりをしたんだけど




モヤモヤした俺は
気持ちが少し凹んで


ボヤッとしていたら






「ユンホ君?
どっち向いてるの?
画面見てよ。」

いきなり


チャンミンさんが
俺の顔を覗き込むように
こっちに身体を向けた。

すると


お互い向き合う形になってしまった。


わっ…



顔が

近っ…。





動揺した俺は
思わず後ずさってしまった。




それで



あっ…、





その拍子に中途半端に脱いだ
トラの着ぐるみが足に絡まって
もつれてしまって


ドサッと


床に尻もちをついてしまった。


「痛っ…、」



「ゆ、ユンホ君っ?
大丈夫?」



それを見たチャンミンさんは
慌ててしゃがみ込んで
俺を立たせようと
手を差し伸べてくれたんだけど

チャンミンさんが
屈み込んだもんだから
サマーニットの深いVネックから

覗く鎖骨が露わになった。





っ…、


しかも肩から更に
ニットがずり落ちて
肩が剥き出しになってしまって。




俺はその剥き出しになった
肩から目が離せない。






っ…、






LINEのテレビ電話で上半身裸の
湯上り姿のチャンミンさんを
見た事があったし

男にしては華奢だって
わかってたけどっ




男なのに



俺の知ってる男友達と
やっぱり全然違うっ…、。




「ユンホ君?
どうしたの?
ほら、手。」


「う、うん。」





それで
チャンミンさんの手を取ると

その手は少し冷たくて。



トクンッ


あ、また

また


心臓が鳴る。



「ユンホ君?
ね、

ほら、立って。」


「う、うん。」



それで


チャンミンさんは俺の手を
掴んでグイッと
俺を引き上げようとしたんだけど



力がないのか


逆に俺がチャンミンさんを
引っ張る形になってしまって




あっ…




危ないっ




そう思ったと同時に





チャンミンさんが




俺に覆いかぶさるように





降ってきて




俺は




チャンミンさんを




抱きとめた






次の瞬間







「っん…、。」













チャンミンさんの唇が




俺の唇に







触れてしまったんだ。

















-----------------------------------------------

☆チャユノです☆

皆さん♡こんばんは♡
前回の更新にあと4回目位の
更新で拍手が20万回になりそうと
書きましたが
すでに到達しました*\(^o^)/*
このところ拍手が減っていたから
もっとかかると思っていたので
嬉しかったです(*^^*)
本当に今までたくさんの拍手を
ありがとうございました(≧∇≦)
感謝してます♡
大切な思い出にしますね☆彡


☆20万回のキリ番を押してくださった
ちゃ◯◯ゃみさん♡☆
コメントして下さって
スクショまでして下さって
ありがとうございます٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
好きなお話しも聞けて嬉しかったです♡
「I know」と「愛をもっと」は
私もお気に入りの二人なんです(*´艸`*)
なのでずっと好きでいて下さいね(*´ω`*)♡
いつかその後を書くので
待っていて下さいね♡
本当にありがとう(*^o^*)♡



※拍手コメントを下さった
くみちゃんさん♡
le◯nさん♡
Miy○さん♡
いつも楽しくてあったかいコメントを
ありがとう(*´艸`*)
笑顔になってます(*´ω`*)♡



(なかなか
一人一人にお返事が
できなくてごめんなさい>_<
ゆっくりお返事ができる時に
コメ欄はオープンにしますね☆彡)



※視聴覚室での続きは明後日になります。
ではまた木曜日に(*^^*)













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今日も読んでくださって
ありがとうございます(*^_^*)



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プラトニック 16

2017.02.26 (Sun)










「とりあえずここなら
誰も来ないから。」



チャンミンさんの手を引いて
連れて来たのは学園祭のイベントをしてる
教室から少し離れた視聴覚室。




「うん。
でも勝手に入って大丈夫?」


チャンミンさんは
不安そうな顔。

「大丈夫だよ。
普段だって勝手に入っても
怒られないから。

ね、チャンミンさん。
俺、制服に着替えてくるから
ここで待っててよ。」

「え?ここで?」

「うん。」

「一人でこんなところになんて
いたくないよ。」

「けど一人で歩いてたら
また女子達に写真撮られるよ?」


俺は心配でそう言ったんだけど
チャンミンさんは

「…、。違うよ。
ユンホ君と一緒にいたからでしょう?
僕一人だったら
写真なんて撮られないよ。

それより
さっきボアちゃんが言ってた
写真部の写真ってどこで見れるの?」


はあ。まったく。

自分のビジュアルを
全然わかってないんだな。


「写真部?」


「うん。
僕、カメラが趣味だから
興味あるんだ。


…、それとユンホ君。」


「ん?何?」

「手、そろそろ
離して?」

「えっ?

ああ。

ご、ごめっ。

ごめんっ。

手なんて繋いでごめんっ。」

「ふふ。
モフモフしてて可愛い。

…、別にあやまらなくていいよ。
嫌だったわけじゃないし…。」


「え?」



"嫌だったわけじゃないし…"


それってどう言う意味?

いや深い意味はないのか。


きっとそう。



さっきから俺は
チャンミンさんの言葉に
上がったり下がったりと忙しい。




そんな俺に

「ね、ユンホ君
一緒にセルカ撮ろうよ?」

チャンミンさんは
またドキドキする様な事を言う。



「セルカ?」



「うん。
さっき教室で撮られたのは
ちゃんと撮れてないと思うから。」




そう言ってチャンミンさんは
黒の細身のパンツのポケットから
スマホを出して俺に差し出す。

「ね、ユンホ君が押して。
あ、
その手じゃムリだね。ふふ。

虎ユンホ君、ホントに可愛い。」


なんだか楽しそうなチャンミンさんに
俺も楽しくなってきて。


「可愛いって言われてもなー。
…、あ、ね、俺
着ぐるみで撮るのヤダから
上だけ脱いでいい?」

「えっ?
どうして?
虎君と撮りたいのに。」


「…だから、
トラは恥ずかしんだって。」

俺はまず
頭に被ったかぶり物を外してから

上半身の着ぐるみのファスナーを
下ろしてウエストのところで
ストップした。




それ以上下げたら
ボクサーパンツだからな。





すると


チャンミンさんが

「…、ちょっと
ユンホ君っ、
いきなり脱がないでっ…、」


さっきのボアみたいに
顔を紅くてしていて。


え?


なんで?




…、変なの。
どうしたんだろ?



「別にTシャツ着てるし
いいだろ?

ほら、写真撮ろう?」



「う、うん。」




それでチャンミンさんは
俺の横に並んで
手を伸ばしてスマホを俺らに向ける。






画面に写った俺とチャンミンさん。



初めてのセルカ。







ドキドキする気持ちを
バレない様にしないと。





「…、
ユンホ君。
ちょっとしゃがんで。」

「うん。
こんな感じ?」

「ん。
そんな感じ。」

そう言いつつも
なかなかシャッター押さない
チャンミンさん。



…、あれ?



もしかして


もしかしてだけど
可愛く写ろうとしてる?


してるんだ。

だってチャンミンさんは
画面を見ながら
大きな瞳を更に大きくしたり。








そんな事しなくても
そのままで可愛いのに。



俺の着ぐるみ姿を
可愛いなんて言ってるけど
どっちが可愛いんだよ。


ホント

チャンミンさんって可愛い。



可愛過ぎて


画面ではなく
隣のチャンミンさんに顔を向けると



っ…、うわっ…、



あまりの至近距離裏に
心臓が飛び跳ねる。








横顔も綺麗なんだ。




…、肌も綺麗。







頬も紅くしたままで。



…、





トンっと




触れる肩が
熱くて


ドクンッと

胸が鳴る。





抱きしめてみたい。





その唇に触れてみたい。




ダメだ。



そんな事をしたらダメだ。




だけど




全てに触れてみたい。












俺は



どうしていいかわからない



この感情を




抑えるのに必死だった。





















------------------------------------------------

☆チャユノです☆

初恋ユンホ君
ドキドキしてます(*´艸`*)


※拍手コメントを下さった
le◯nさん♡
k○i○oさん♡
いつも本当にありがとね(*^_^*)
またまた楽しく読みました♡



※☆それから皆さんへ☆※
もう少しで嬉しい事に
拍手が20万回になりそうです*\(^o^)/*
と言ってもこのお話しを再開してから
拍手が激減してるので^_^;
あと4回位の更新の時になると思います。

その時にもしよかったらキリ番を
押された方は拍手コメントから
知らせて頂けたら嬉しいです(*^_^*)
それと好きなお話しも聞かせて貰えたら嬉しいです(*^^*)
よろしくお願いしますね☆彡
待ってますね♡


明日はお休みです。
今日も読んで下さって
ありがとうございました(*^^*)




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プラトニック 15

2017.02.25 (Sat)









拗ねた顔したと思った
チャンミンさんは



すぐにいつもの
フワフワマシュマロ笑顔になって



「…、なんてね。
ふふ。
冗談だから。
鼻の下なんて伸びてなかったよ。


でもほら、ユンホ君と写真撮りたくて
並んでた子、可哀想だよ?
行ってあげて。」

そんな事を言うから

「…いいよ。
大丈夫。大丈夫。
それより俺も変な事言ってごめん。」

そう答えたんだけど



「…、

なんかごめんね。
早く来ちゃって。
どうしても、ユンホ君の虎が
見たくて…。

でも
気悪くさせちゃちゃったみたいだね。

…、
もう帰るから。

ストロベリーラテは
ユンホ君にあげる。」



チャンミンさんは

やっぱり拗ねてるんだか
少しほっぺを膨らませ気味で
席を立とうとした

その時に



「おまたせしました!
ストロベリーラテです。

あのっ、クッキーおまけなんで
食べてくださいっ///////。」


ボアが俺の隣に顔赤くしたまま
やってきて

「ね、ユノ。
知り合いなの?
紹介してよ。」

そんな事を言い出して。


は?何言ってんの?
紹介なんてしないけどっ。
そう思ったんだけど

俺が答える前にボアは


「あのっ…
ユノの友達ですか?

超キレイですね?

あ、あのっ、写真撮らせて貰っても
いいですか?」


勝手にどんどんチャンミンさんに
話しかける。



「え?
僕の写真?」


びっくりしてるチャンミンさんにも
かまわず



「はいっ。
あたし、写真部なんです。
キレイなものを撮るのが趣味で。

…ダメですか?」


ボアのヤツは暴走中。

「…、っ、
ちょっ、お前、何言ってんだよ?
いきなり失礼だろっ?
チャンミンさん困ってるだろ?」


「ごめーん。ユノっ。
わかってる。
失礼なのわかってるよ。

わかってるけど、こんな綺麗で中性的な人
初めて見たからっ。」

「だからって…、

あ、チャンミンさん、
気にしないで。
こいつちょっと変な奴で…」



俺はこれ以上変な方向に
いかないように遮ったんだけど


「ふふ。
面白い子だね?

…、写真部なんだ?」


チャンミンさんは
ボアに優しく答えて。





「はいっ。
あ、よかったら写真部の写真を
学園祭で展示してるので
見に行ってくださいっ。

あ、あたし
ボアって言います。
よろしくお願いしますっ。」


「ふっ。
元気だね。

んー…、写真、

…、
いいけど

でも僕からもお願い。」


「え?お願いですか?」


「…、うん。

…、
ユンホ君と一緒に
撮って貰えないかな?


ね、ユンホ君
一緒に撮ろ?」



えっ?


チャンミンさんっ?

俺と一緒に写真って
マジで?



何この展開。



拗ねて
帰るって言ったくせに


俺をズキュンってさせる事を
言うなんてズルイ。



マジでズルイよ。






また好きな気持ちが
加速しちゃうじゃんっ。















だけど




その後が大変だった。


それを聞いていた
周りにいた女子達が騒ぎだして


「ボアだけズルイっ。
あたしも撮りたい。」


「あたしにも
撮らせてください。」


「二人ともヤバイっ。
可愛いっ。」


「ホントヤバイっ。」

一体何かヤバイのか


俺とチャンミンさんを囲んで
勝手に写真をカシャカシャ撮り出し始めて


「ちょっ、
お前ら勝手に撮るなよッ。」


俺がチャンミンさんの前に立ち塞がって
写真を撮らせない様にしようとしても

無視。


その状況にクラス委員のボアも
マズイと感じたのか


「あ、ちょっと
みんな、
ここはカフェだからっ。
騒がないでっ。

騒ぐと先生呼ぶよ?

あたしも写真撮らないからっ。
写真撮るの止めてっ!

ほらっ、クラスメイトは接客!
お客様は席に着いてくださいっ。」



でもすぐには言う事聞いてくれなくて



チャンミンさんも

「ゆ、ユンホ君っ。
ど、どうしよう?
あの、僕帰るね。」


慌てた様にして
席を立って教室を出ようとした。


するとそこに


「あれ?
なんかめちゃくちゃ
大盛況じゃんっ!

って、あっ!
チャンミンさんっ!
来てくれたんですね?

今日も綺麗ですねー!」


呑気なライオンの着ぐるみを着た
ドンへの登場に


ホッとして

助けを求めて



「ちょっと面倒くさいことになってて。

後は頼むっ。」



状況を簡単に伝えてから










「チャンミンさん
行こうっ。」







俺はトラの着ぐるみの
モコモコした手で





チャンミンさんの手を取って








そのまま教室を後にしたんだ。



















--------------------------------------------------



ユノの怪我心配ですね>_<
願う事しかできないけど
ユノの怪我が早くよくなります様に…☆彡

チャユノ








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プラトニック 14

2017.02.24 (Fri)








この前





俺がトラの着ぐるみで
カフェの接客するって言ったら

チャンミンさんは

「仮装カフェなんておもしろそうだね。
学園祭って一般の人も行っていいの?
もし行けるなら行きたいな。」


そう言ってきて。


俺は誘うに誘えなかったから
チャンミンさんから行きたいなんて
言ってくれて
チャンスだと思った。









「うんっ。
もちろんっ。

一般の人も来て大丈夫。
…、って言うか
チャンミンさんの事

誘おうと思ってたんだ。

でも学園祭なんて
子供っぽいかななんて…。」



「本当?
誘ってくれればいいのに。

…、そんな事ないよ?
子供っぽいなんて思わないよ。」


ヤバい。


チャンミンさんと学園祭なんて
嬉し過ぎるって。


さっきのチャンミンさんの

"すぐにお兄さんが
カルボナーラ作っちゃうからね"


その言葉に胸が軋んだ俺だけど

今度は嬉し過ぎて

顔がニヤけるっ。






「よかった。
ね、チャンミンさん、

俺、朝から昼近くまでは
カフェで接客しなくちゃいけないけど
午後は少し空くから一緒に学校回らない?」

「え?
…、でも。ユンホ君
友達と一緒に回りたいんじゃない?

僕は一人でも大丈夫だよ?」


「クラスの奴なんていつも会ってるし
別に一緒に回りたいとかないよ。

…、でも俺、トラの着ぐるみ
見られたくないかも。」



「え?
どうして?
…、それが見たくて行きたいのに。」


「…、ハハ。
見なくていいって。
恥ずかしいからっ。

ね、チャンミンさん。
お願いだから着ぐるみ脱いだ後に
来てよ。」



「…うん。
わかった。

じゃあ、午後に行こうかな。」


そう言ってたのに。







今朝だってモーニングコールくれた時

チャンミンさんに
俺のカフェの担当時間が終わって
着ぐるみを脱いでた後に来てって
念押しておいたのに。




はあ…。

なんでこんな早く来るんだよっ。


トラ見られたしっ。


…、トラユノと写真撮る女子との列は
まだ続いてるしっ。



「ユノ先輩?
どうしたんですか?

画面見てくださいっ。

はい、チーズっ。」


「え?
あ、ああ。

チーズ…。」


カシャっと

スマホのシャッター音。




俺はとりあえずスマイル。


で、また次に並んでた女子の番で


仕方なく一緒に写真を撮りながらも




チャンミンさんに視線を向けると

ホール担当のボアが
俺がいる側の席に案内していて

チャンミンさんは
いつもの優しいふわふわした
笑顔をボアに振りまいていた。


それで
写真を撮りながらも二人の会話に
聞き耳をたててると





「仮装カフェへようこそー!
メニューはこちらです。

えっと、あ、あのっ…。

…オーダー決まったら
呼んでくださいね…////////。」

チャンミンさんは
ボアにそう言われて


「ありがとう。
いろいろ種類あるんだね。
…、何がオススメ?」


またいつもの
大きな瞳で上目遣い。



だからっ



相変わらず可愛い過ぎるって。



そんな事を思って見てたら


「あ、はい。
お、オススメは
ストロベリーラテです。」

「ストロベリー?
甘そうだね?」


「あ、は、はいっ。
甘いですけど
美味しいです///////。」


「…、ふふ。
そうなんだ?

じゃあ、それで。」


優しくボアに言ってて。



「かしこまりました。
少々お待ちくださいね/////。」



…っ、





しかもっ…、





なんだよ。



あれ。



ボアの奴、
顔真っ赤。


メイドの格好してるから
いつものボアとは違うのは
当たり前なんだけど
それはおいといてもなんか
やけに女になってる気がする。



何で?
…、

って

あれ?


クラスの女子が
チャンミンさんの事見て
ヒソヒソ言ってる?



あ…。



勝手に写真撮ってるヤツまでいる。




っ…、




「ユノ先輩?
どうしたんですか?
あの、スマホ見て下さい。」




「…悪い。
俺、接客しないといけないから
ここまでな?」


「えー!
あたしも
ユノ先輩と一緒に撮りたかったのにー。」


そんな後輩女子の声は無視して



俺はトラの格好でいそいそと
チャンミンさんの席へと行って




「チャンミンさんっ。
来てくれてありがと。

俺、すぐ着替えてくるから。

学校案内するよ。
待ってて。」



そう言ったんだけど


「え?
だって午前中はユンホ君
接客当番でしょ?

お昼までまだあと30分位あるよ?」


「いいよ。それくらい。
ドンへに代わって貰うから。」


「そんなのダメだよ。
ちゃんと決められた仕事はしないと。


それよりユンホ君
トラ、可愛いね?
ふふ。
似合ってるよ。」




俺の心配をよそになんだか嬉しそうな
チャンミンさんは

最強の可愛い笑顔。




いや、だから



チャンミンさんっ。




その笑顔

今クラス中の女子が見てるから。


みんな目がハートになってるの
気がつかないわけ?



はあ…。



失敗した。




こうなる事を予期しなかった。




だけど考えてみたら


俺が綺麗だって

可愛いって思った
チャンミンさんなんだ。


女子が目をつけないわけないよな。








逆にチャンミンさんだって

メイクして綺麗になった女子に
喜んでたりして。



だいたい俺なんかと
学校回るなんて
チャンミンさんにとっては
つまらない事かもしれない。



もしかして
メイド女子が目的で来たとか?



…そうなのかもしれない。






俺に会いに来たわけないか。








「…だよな?
ごめんっ。
俺となんて学校回りたくないよな。

なんならクラスの女子
紹介しようか?」

「え?
何言って…、」


「チャンミンさんなら
どの子も喜ぶよ。」


あ、


ヤバい。


せっかく
来てくれたチャンミンさんに
こんな台詞。






慌てて謝ろうと思ったら


「…、喜んでるのはユンホ君でしょ?
さっき、女の子達と写真撮ってる時
鼻の下伸びてたよ?


…、ほら、あの子たち
みんなユンホ君の事見てる。

写真一緒に撮ってあげたら?」




そう言って




チャンミンさんは







初めて俺に






本気で拗ねた顔をみせたんだ。























---------------------------------------------------

☆チャユノです☆

皆さん♡こんばんは♡
チャンミンさん何故か
拗ねてます(*´艸`*)

※拍手コメントを下さった
le◯nさん♡ (12話にも♡)
mi◯hi◯onさん♡
k○i○oさん♡
コメントをありがとう(*^^*)
楽しいコメントに笑っちゃいました(*´ω`*)♡


今日は寒かったですね。
でもサクラミチの季節の春はもうすぐ(*^_^*)
ユノの帰りが待ち遠しいな♡







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プラトニック 13

2017.02.23 (Thu)






カルボナーラを食べた後
チャンミンさんは
美味しそうなショートケーキを
ローテーブルに並べながら




「学園祭の準備
進んでる?」



そう聞いてきた。




「え?
あ、うん。

まあまあ。」


「今頃の学園祭なんて珍しいね。
僕の高校は秋だったよ。」





そうなんだよな。

"春の学園祭"
学校ではそう呼ばれてるけど

今は5月半ばで
もう季節は初夏。

今の時期の学園祭は
珍しい。






「うん。
クラス替えしたばかりだから
まだ団結力ないんだけど
学園祭がキッカケで仲良くなるんだ。」

「へえ。
うん。でもそれもいいね。」

「うん。」



チャンミンさんを学園祭に
誘えてはいないけど
学園祭がある事は既に言ってある。


それで今度は



「カフェなんだよね?
ユンホ君、もしかして
ロングエプロンとかするの?」


って。





「え?
ロングエプロン?」

「ほら
カフェの店員さんがしてる格好あるでしょ?

白のシャツに
腰から足首位まである長いエプロン。」

「あー!
あれね。

カフェ店員、着てる。着てる。
カッコイイよなー。」

「うん。
ユンホ君、似合いそうだよね。」



「…、んー…、
そうだったらよかったんだけど。
そんなんじゃなくて。
女子はメイドの格好なんだけど…。」


俺はイチゴショートをほおばりながら
歯切れの悪い返事をする。


「えっ?
もしかしてメイド喫茶?」

「ハハ。
なんかそれエロいっ。
メイドって言っても制服に
フリフリのエプロンするだけの
コスト削減衣装ってやつで。
でも、学園祭の時に限り女子は
メイクオッケーだから
それなりに可愛いくなるんじゃないの。」

「ふーん…。
フリフリのエプロン…。

可愛いんだ?

…、そりゃ可愛いよね。

…、ね、

もしかしてクラスに
ユンホ君の好きな子がいるとか?」

「えっ?
俺は好きな人なんて…」

「いないの?」

いや、だからっ。
大きな瞳で見るなって。


好きな人はチャンミンさんだしっ。

クラスの女子なんか眼中にないからっ。

メイクしたところで
チャンミンさんの綺麗さには
かなわない。




「…だからっ
そう言う事は
チャンミンさんが教えてくれないから
内緒って言っただろ?」

「…。そっか。
そうだったね。

…、いいよ。
もう聞かない。

ね、じゃあユンホ君は
何着るの?
女の子がメイドならもしかして
ホストとか?」



ホスト…。


ホストの格好がよかったよ。


マジで。

でも違うんだよ。



「…、トラ。」


「…とら…?」



「メイド喫茶じゃなくて
仮装カフェ。

女子はメイドで
男子は動物の着ぐるみ着て
接客するんだよ。」




「…え?」


















それから
あっと言う間に

一週間が過ぎて

今日は学園祭当日。

準備は前日までに終わらせていた。

なんかみんなで
夜遅くまで準備するの
楽しかったな。

ふっ。


本番は今日なのに
クラス委員のボア、
あいつ泣いてたな。

ボアは全然女らしくなくて
唯気兼ねなく喋れる奴。
いつもはサバサバしてるけど
泣くなんてなー。

でも頑張ってたもんな。



もちろん俺も頑張った。
こういうノリって好き。



チラシもさっき
みんなで配ってきたし準備万端。








教室をカフェ風にテーブルを並べて
女子たちが買ってきた
モダンなテーブルクロスを敷いて
メニューだって
オシャレな感じに仕上がって。

でも予算の関係で
マグカップをスタバみたく
可愛いの用意したかったけど
それは紙コップと紙皿になったりと
いろいろ妥協もしたけど…。




まあ、それはおいといて
女子たちのメイドの格好は
思ってたよりも本格的。



…、へえ。
女って
メイクで随分と化けるもんだなー。

メイド女子はやけに
大人っぽい。


それに比べて

俺たち男子は

動物の着ぐるみを着て…。


はあ…。

マジで

…、子どもっぽ過ぎるだろ。




だけどこんなトラの格好の
俺は大人気。



「ユノ、
めちゃくちゃ可愛い。
ね、一緒に写真撮ろ?」

「ユノ先輩っ。
一緒に写真撮って下さいっ。」


「あたしも一緒に撮ろ?」

「ユノ先輩。
私ともお願いします。

あ、あのっ…、か、可愛いですね。」


次から次へとスマホで
写真撮ろうって女子が
集まって来て


"トラユノ"とツーショット写真を
撮る列までできちゃって。



まあ、それで客も増えて
仮装カフェは大人気でいいんだけど。





と…、





写真をトラの格好で
後輩女子と並んで撮っていた




その時



「一名様
来店でーす!」



そう接客係のボアの声が聞こえてきて
ドアに視線を向けると





あ…、




嘘。










そこには





オフホワイトの
Vネックのサマーニットを着た


教室には不釣り合いな




いつもに増して




綺麗で可愛い




チャンミンさんが




立っていたんだ。
























☆チャユノです☆

チャンミンさん学園祭に
来ましたー(*^^*)
学園祭デートできるかな(*´ω`*)♡?


※拍手コメントを下さった
くみちゃんさん♡
k○i○oさん♡
mi◯hi◯onさん♡
めちゃくちゃ嬉しかったです♡
楽しく読ませていただきました*\(^o^)/*
いつもありがとう(*´∀`*)ノ。+゚ *。













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プラトニック 12

2017.02.22 (Wed)








「なんだよ。ユノ。
お前まだ学園祭に
チャンミンさん誘ってないの?」




学校からの帰り道
電車通学のドンへに合わせて駅まで
自転車をひきながら歩いていた俺に

ドンへのとがめるようなセリフ。




「…、うん。
まだ誘ってない。」

「彼女いないってわかったんだろ?
誘えよ。
もう、来週だぞ?」



ドンへに言われなくてもわかってる。




学園祭はもう来週に迫っていて
ここしばらく部活は休みで
今日も学園祭の準備だったんだ。

その準備も大分進んでは
いたけど


俺はチャンミンさんを学園祭に
誘えてなくて…。





「…、そうなんだけど…、
仮装した姿をチャンミンさんに
見られたくない。」


「え?
何で?
ユノ、すっげー似合ってたよ。」

「は?
似合ってるって言われても
全然嬉しくないし。」

「ハハ。
まあなー。
トラの着ぐるみじゃなあ。」





虎…。



…、そうなんだよ。


トラなんだよ。
俺は。





ちなみにドンへは
ライオン。




「だいたい、何で女子はメイドで
男は動物の着ぐるみなんだよ。
俺、着ぐるみなんかじゃなくて
もっと大人っぽく見える仮装がよかった。

例えばホストとかさー。
白のスーツとか着たら20歳くらいに
見えるだろ?」



「なんだよ。
お前だって仮装カフェに
賛成してただろ。

動物の着ぐるみ面白いとか言って。

今さらそんな事言ったって仕方ないじゃん。

ドンキで着ぐるみも
買って来たんだし
我慢して着るしかないだろ。

絶対、ウケると思うなー。

女子だって着ぐるみ着た俺たち見て
可愛いって言ってたじゃん。」



「…、そうなんだけど…。」



確かにウケるよ。
トラやライオンがウェイターのカフェ。


賛成もしたし
ウケるとは思ったよ。





けどその時は
チャンミンさんを学園祭に
誘おうとか思ってなかったし…。



…、はあ…。





女子に可愛いって言われたって
全然嬉しくない。


俺は大人っぽくなりたいんだよ。



「とにかく
ぐちぐち言ってないで
早くチャンミンさん誘えよ!

着ぐるみはとにかく
チャンミンさんと学校でデート出来るんだぞ?
おばけ屋敷とかマジでいいじゃんっ。

あ、じゃ、俺、こっちだから。

じゃ、また明日な!」




「あー…。
うん。

またな。」













チャンミンさんと俺は
今ではすっかり友達関係みたいに
なった。




チャンミンさんが
仕事で遅くなった日以外は
一緒に夕飯を食べるのは当たり前に
なっていて


チャンミンさんの手料理だったり
買って来てくれたものだったり
俺の母さんの冷凍のおかずだったりと
その日によって違うんだけど

とにかくチャンミンさんと一緒に
食事をする事が嬉しくて
楽しくて。

他愛ない話も楽しくて。



でもまだ一度も一緒には
出かけた事はなくて。

俺は土日は部活とバイト。



チャンミンさんは
土日は英会話教室や写真を撮りに行ったり
会社の友達の"キュヒョナさん"と
会ったりしてる。


…、キュヒョナさんが
羨ましい。


きっとチャンミンさんと対等に
話しをしてるんだろう。


会社の話しや恋愛の話し。





俺は一緒に夕飯食べたり
モーニングコール貰ったりしてるけど

チャンミンさんに彼女がいないって
聞いてガッツポーズをした俺だったけど


縮まらない距離に
もどかしさも感じていて。






だから
学校でデートらしきものしたい。


デートを誘うきっかけには
学園祭はちょうどいい。




チャンミンさんとのデート
楽しいだろうな。




…。




なんて例えチャンミンさんが
学園祭に来てくれたとしても

デート気分なのは俺だけなんだけど…。













いつだったか
チャンミンさんに




「ね、チャンミンさん
今までどんな人と付き合ってたの?」



そう聞いてみたんだ。

チャンミンさんの過去の恋愛を
知りたかった。


知りたくないけど
知りたかった。



でも


チャンミンさんは
困った様な顔になって



「え?


…、。内緒。

ユンホ君は?」


逆に質問で
返してきた。






俺は彼女いない歴17年なんて
かっこ悪くて言えなくて

「チャンミンさんが内緒なら
俺も内緒。」


そう答えた。






誰とも付き合った事がない俺と
違ってチャンミンさんは


きっと
たくさん恋愛経験があるんだ。


内緒って事は

辛い恋でもしたのかな。


それとも
忘れられない人でもいるのか…。


もしかして
数え切れないくらいの恋愛をしてきたとか?


付き合ってる人はいないって
わかったけど

その他の事はわからなくて。


わからないけど
妄想だけは広がって。


きっとチャンミンさんは
彼女に優しい彼氏だったんだろう。


俺にこんなに優しいんだ。
彼女にはもっと優しくしてたははず。


…、


俺がした事ない事も
いろいろしてたんだろう。




なんか

大人なチャンミンさんと
歳の差を感じて

学園祭でトラの着ぐるみ姿を
見せるなんて恥ずかしくて。



…、





本当に恋っていろんな気持ちに
なるもんなんだな。






家に着いてからも

そんな事を考えていたら


ピンポーン。


ピンポーン。






インターフォンの音。




ソファーから飛び起きて
玄関に向かって扉を開けると




「こんばんは。
ふふ。

お待たせ。」





いつものマシュマロチャンミンさん。




「今日はカルボナーラ
作ってあげるね。

あ、イチゴのショートケーキも
買ってきたよ。」



チャンミンさんはそう言って
スーパーの袋とケーキの入った紙袋を
俺に見せる。





「マジで?

超嬉しいんだけどっ。
チャンミンさんのカルボナーラ
また食べたいって思ってたんだ。

ケーキもありがとうっ。」



チャンミンさんのカルボナーラ
めちゃくちゃ美味しんだよな。


しかも俺の大好きな
イチゴショートまで。





マジで嬉しすぎる。








そう思ったのも束の間。





「ふふ。
待っててね。

すぐにお兄さんが
カルボナーラ作っちゃうからね。」




チャンミンさんが自分の事を




"お兄さん"




そう呼ぶ




その言葉に





俺はまた歳の差を感じて







胸の奥がチクリと軋んだんだ。


























☆チャユノです☆


皆さん♡こんばんは♡
久しぶりの高校生ユンホ君です(*´艸`*)
覚えてくれてましたか(^^;;?
相変わらずぐるぐるしてますが
こちらの二人の恋を応援して下さいね♡



それから
「恋に堕ちた日」への
コメントがまだでごめんなさい。
もう少し待っていて下さいね。
いつも優しいコメントを
本当にありがとうございます(*^^*)



(※コメ欄は返信ができる時だけ
オープンにしますね☆彡)









ちなみに虎ユンホ君はこんなんです(*´ω`*)♡

あ、でもお話しのユンホ君は
もう少し幼いです♡





ではではまた明日♡















「お待たせ。」
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恋に堕ちた日 ~後編~

2017.02.18 (Sat)







シムさんと
ホテルで二人きりになって
どうしていいかわからなかった。


いやもちろん
わかってる。

誕生日を祝う為だって。
朝まで飲む
そう言って先に誘ったのは俺。

それで気を使ってくれた
シムさんは俺の為に
ケーキを買ってくれて
ワインをルームサービスで
頼もうとしていてくれて。






だけど


シムさんがあまりに
綺麗で可愛くて。

どうしても意識してしまう。


それで何を話していいかわからなくて
つい黙りこくってしまって。

そしたら
シムさんが勘違いして。

そのシムさんがまた
可愛くて。


だって
ものすごく大きな瞳で
上目遣い。

今までそんな顔した女の子を
たくさん見てきたけど
一度も可愛いなんて思った事なくて。



そうか。

今までの恋愛は
恋ではなかったんだな。


こんな気持ち初めてだ。

こんなにドキドキしたのも初めてだし
愛おしいと思ったのも初めて。

触れたい。




やっぱりシムさんの事が
好きなんだ。



好き。




俺はシムさんが欲しかった。








それからの俺は
止まらなかった。




止められなかった。



















う…そっ…、



チョンさんに
キスをされてる?

「っ…、んっ…ん。
…んあっ…んっ…、」


されてる。



僕はチョンさんと
キスをしてる。





「っ…ん…、」



何度も何度もチョンさんの
舌が僕の舌を絡め取る。


息つぎもままならないほどの
熱いキス。


どうして?


酔った勢い?




そんな気持ちが浮かんだけど
そんな気持ちなんて
どうでもよかった。


僕はチョンさんとのキスが
嬉しいのと
気持ちいいのでいっぱいで




されるがままに
キスを受けていた。


すると


ふっと身体が離れたと
思ったら
今度は手を引かれて


あっという間に
ベッドへ押し倒されてしまった。


えっ。


ええ?


流石にこれ以上は無理。


チョンさんは酔った勢いかも
しれないけど

僕は違う。


いや
多少は酔ってるけど
でも違う。



だから酔った勢いで
されるなんて

絶対無理っ…。


それで

"ここまでに
しましょう"



そう言おうとして
下からチョンさんを見上げると


チョンさんは
僕の身体に跨ったままで

自分のネクタイを緩めながら

僕を見つめる。









そのなんだか
いやらしい仕草に
抵抗する気持ちは失せた。



…、したい。





チョンさんにとっては

気まぐれや
その日限りの大人の関係なのかも
しれないけど

それでもいい。


チョンさんとしたい。




そう思って

僕は身体の力を抜いた。



それを合意と感じたのか
チョンさんは


顔を近づけてきて

今度は僕のネクタイに手を伸ばしてきた。















シムさんは
奇跡的に綺麗でいやらしかった。







シムさんのネクタイを解いて
ワイシャツのボタンを外して
脱がせていくと
現れたのは真っ白なきめ細かい
陶器の様な肌。







それを見ただけで俺は
身体中が熱くなって




俺はシムさんに夢中で
身体中に痕を付けていった。



その度に仰け反る
しなやかな身体。


「っ…あっ…、んっ…
い…やっ…んんっ…、」




あがる声に興奮して。



男を抱いた事はなかったけど
相手に負担をかける
そんな事はなんとなくわかっていたから

シムさんの後ろが柔らかくなるまで

指を入れてほぐした。



身を捩りながら
感じてる



その最中のシムさんが
また色っぽくて堪らなくて
どうにも我慢できなくて



俺はゆっくりと


シムさんの中に


入っていったんだ。










「はあっ…

あっ…

んあっ…


…、あっ、あっ…んんっ…、」



「シムさんっ…
ここ?」



「…、そゆこと
聞かないでっ、下さいっ…

あっ…あっ…、

っ…、そこっ…あっ…、」



入ってからは
ゆっくりなんてとてもできなくて


シムさんを揺らし続けた。















…、痛っ…。


僕は身体中の痛みで目が覚めた。

一瞬どこにいるのか
わからなかったけど
すぐに東京のホテルで
チョンさんと身体を重ねたことを
思い出した。

それで慌ててベッドから
抜け出そうとしたら

僕はチョンさんに後ろから
ギュッと抱きしめられていて。





…、まるで恋人みたい。




チョンさん
こういう事するの慣れてるのかな?


慣れてるんだろうな。

このビジュアルだもんね。



…、一度きりの遊びなんだから
勘違いするような事は
しないで欲しい。



ズキっと


身体だけでなく胸も痛みながら
僕はそっとチョンさんの
腕を引き離して
ベッドから抜けた出して

腕時計を見ると



えっ。





嘘っ…、。

もうこんな時間っ?



既に11時をまわっていた。

チェックアウトは13時だから
チョンさんが寝てる分には
問題ないけど

飛行機の搭乗時間が迫っていた。


急がないとっ…。



僕はチョンさんを起こさないように
急いでシャワーを浴びて
身支度をした。


グッスリ眠るチョンさんを
起こそうかと迷ったけど

気まずい顔をされたくなくて
起こさずに
ベッド横にあるメモ書きに

"チェックアウトはしておきます。


また明日
会社で。

シム"


それだけ書いて
ホテルを後にした。











なんとか飛行機にも間に合って
大阪の自宅マンションに着いたのは
15時前。



疲れた。


とにかく疲れたし
身体中が痛む。


僕はキャリーケースを玄関に
置いたままで
片付けもしないまま
パジャマに着替えて
寝室のベッドに潜り混んだ。




…、








チョンさんとしてしまって
後悔とかないけど

チョンさんも
優しくしてくれたんだろうけど



痛い。


腰も脚も痛む。


そりゃそうだよ。
抱かれるとか初めての事だし。



それにしても不思議。

チョンさんに抱かれてる時は
痛みは感じなかった。

きっと

あれは麻痺してたんだ。

チョンさんの事を好きだから。

痛みよりも気持ちが勝ったんだ。




抱かれた事を思い出すと
身体中が熱く火照る。


またチョンさんに
会いたい。


チョンさんは僕の事
どう思ったんだろう?

男に抱かれるとか
慣れてるなんて思われてたら
嫌だな。





…っ。


そう考えると
なんだか泣きそう。





明日チョンさんと
今まで通りに電話で話せるかな?




なんて
…、話さないとね。


また納期短縮の依頼がきたら
普通にしないと。






とりあえずは寝よう。

身体休めないと。


僕は疲れ過ぎていて
深い眠りについた。












ピンポーン。







どれ位の時間が
経ったのか
インターフォンの音が
部屋に鳴り響いた。


ピンポーン。




iPhoneの時計を見ると
18時過ぎ。

もうこんな時間か。
結構、眠ってたんだ。

…、とは言え
まだ怠くて
ベッドから出るのが億劫だし
どうせ 勧誘か宅配便だろうし


インターフォンのモニターを
確認するのも面倒で
僕は居留守を使う事にして
そのまま無視を決めこんで
ベッドへ潜り込んだ。









「…ん…。」




居留守を使って
一寝入りして
今度は空腹で目が覚めた。


時計を見ると19時過ぎ。

そう言えば今日は
何も食べてない事を思い出して
近くのいつも行く洋食屋さんで
夕飯を食べようと
着替えてから


家を出ようと
玄関を開けようとしたんだけど


あれ?


何でっ?

ドアが重いっ…。


なぜかドアを押しても空かなくて
力いっぱい押したところで



「痛っ…。」


そんな声が聞こえて

ドアの先に見えたのは






「チョンさんっ? 」


そこには

今朝まで一緒にいた
チョンさん。


ウソっ。

どうして?

どうしてチョンさんが?





「あれ?
シムさんいたの?

さっきインターフォン鳴らしたんだけど
出ないから
外出してるのかと思ってた。」


「いや、あのっ…、
ど、どうして?

どうしてチョンさんが
ここに?

えっ?

どうして家がわかったんですか?」


僕はわけがわからず
どうしてを連発。


そんな僕に


「経理部の女の子に連絡して
キュヒョン君から
シムさんの自宅の住所を聞いてもらったんだ。


それで来ちゃった。
電話番号も聞いたんだけど
声じゃなくて会いたくて…。



ごめんね。

勝手に住所調べて
押しかけて。」


チョンさんは
そんな事をサラッと言ってるけど
東京と大阪は簡単に会いに
来れる距離じゃない。


新幹線で来たの?
それとも飛行機で?


それに2月の真冬の時期に
マンションの吹きっさらしの
廊下で1時間もいたからか
鼻と耳を真っ赤にしていて。


身体が冷え切ってるはず。


どうしてそんな行動をするのか
わからなかったけど
聞きたかったけど

それよりも

チョンさんが
風邪ひいたりしたら大変っ…。



「と、とにかく
上がって下さいっ。

風邪ひいちゃいますよ!

もうっ。
近くのカフェに行くとか
考えなかったんですか?

すぐに
温かいコーヒー淹れますね。

あ、チョンさんコーヒー飲めないんでしたっけ?

とにかくっ
早く部屋にっ…、」



その瞬間


またあっという間に
僕はチョンさんに抱きしめられて



「シムさんで
温めて。」



チョンさんは
そんな甘い言葉を言う。




「え?」



突然の事に
答えに困っていると




「好きになってもいい?」



また予想外の言葉が
続く。



「え?」



「…、いや。
もう好きなんだ。

昨日会った瞬間に

シムさんの事を好きになっちゃった。


…だから会いたくて
それを伝えたくて


追いかけてきた。」





うそっ…。




昨日僕はチョンさんに
一目惚れをして

チョンさんに抱かれて。


それだけでもあり得ないことなのに


チョンさんが
僕を好きになったなんて。










信じられないけど


そんな奇跡みたいな事って

あるんだね。









「僕も
同じですっ。


会った時から

チョンさんの事が好きですっ…。」















その日から





僕とチョンさんの






遠距離恋愛が始まったんだ。




















♡終わり♡
















--------------------------------------------------


☆彡Happy Birthday
Changmin☆彡

チャンミンにとって
素敵な一年になりますように♡

ユノの側で安心して笑ってる
チャンミンに早く会いたいな(*´ω`*)♡








皆さん♡こんばんは♡

このお話は去年のユノのバースデーに
始まってそのままにしてあって
ずっと続きを書きたいと思ってたので
無事に書き終えてよかったです(*^^*)
遠距離恋愛だけど
この先もずっと甘々なはずです(*´∀`*)ノ。+゚ *。
いつか続きを書けたらいいな(*^^*)



※ それから
更新がストップしていた
「プラトニック」は
2月22日から再開します☆彡
こちらの二人もまた応援していただけたら嬉しいです(*^^*)


ではでは
また来週の水曜日に待ってますね♡


チャユノ













~2月18日~

「シムさん誕生日おめでとう。」
「…ありがとうございます。
来てくれて嬉しいです。
あの、チョンさん…。
…、誕生日だし
お願い聞いて貰ってもいいですか?」
「うん。何?」
「名前で呼んで下さい。」
「…、じゃあ俺も
名前で呼んでくれる?
…、チャンミン。」
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恋に堕ちた日 ~中編~

2017.02.12 (Sun)











電話で話すシムさんと
現実のシムさんとは少しのギャップ。

電話でのシムさんはちょっとだけ
つっけんどんなところが
あるって感じていた。



…、まあ
考えてみたら
俺はいつも納期短縮の依頼の
電話だもんな。

つっけんどんにもなりたくなるか。



でも
実際のシムさんはそんな事なくて。


…、


電話越しの声と
姿を見て話すのって
全然違うんだって思った。


いや
もちろん電話越しでのシムさんとの
毎日の雑談も心地よかったんだけど


…、




とにかく

実物のシムさんは
可愛くてたまらない。


黙ってると大人っぽいけど
喋るとくるくると変わるその表情が
また可愛くて。

こっちまで温かくて
幸せな気持ちになる。



フワリと笑うその瞳はとても
優しくて。




アルコールが回って来たのか
頬を両手で摩るその仕草が
また可愛くて。





…男

だよな?



いや、別に女っぽいわけでは
ないんだよなあ。






暗めの照明の店内でも
シムさんのほっぺは
ツヤツヤと桃色に光っていて
思わず触れたくなってしまう。


目のフチも赤くして
それがまた色っぽい。

うん。



男にモテるって。

納得。


こんな人なかなかいない。



…、それにしても細い。


背は俺と同じくらいだけど
俺と違って華奢で


さっきコートとジャケットを脱いだ
シムさんの姿に

俺はドキっとしたんだ。



抱きしめたら
どんな感じなんだろうか。




なんて





どんな目でシムさんを見てるんだ?





さっきから
シムさんの事をジッと見てるのを
自分でも自覚してる。




でも

もう恋しちゃったんだから

好きになってしまったんだから

仕方ない。


人生初の一目惚れ。


そう。

俺はバンビのシムさんが好き。





それで 思わず
ずっと一緒にいたくて

"シムさんと朝まで飲むっ"

なんて
言ってしまったけど

明日はシムさんは大阪に
帰らないといけないんだ。

そんな事が不意に頭をよぎる。

それなのに無理やり朝まで
飲むなんて事をしたらシムさんに
嫌われてしまうかもしれない。



好きになった相手に
嫌われるなんて困るな。

俺は酔いながらも理性が戻って


慌てて


「…、なんて
ごめんっ。

朝までなんて無理言ってごめんね。
シムさんは、明日大阪に戻るんだよね。

…、もっと話したいけど
あと少しここで飲んだら出よう。

ホテルまで送るから。」















え?

どうして?





チョンさんに「朝まで飲む」
そう言われてびっくりした僕だけど
断る理由なんてみつからなくて


むしろ一緒にいたいって
思ったのに
チョンさんはすぐにそのセリフを
取り消した。




それで思わず


「え?
あ、いや。
あの…、

だ、大丈夫ですっ。」

僕はそう答えていて。


「え?」

チョンさんは驚いた表情をしてるけど
そんなチョンさんにお構いなしに




「誕生日ですもんね。
朝まで付き合いますっ。

お祝いしましょう?

よかったら
僕の泊まるホテルで飲み直しませんか?

ケーキ買ってワインも買いましょう?
僕がおごりますから。」

僕の口からは
そんな言葉が出てしまった。



だって


今日を逃したら
チョンさんと会う機会は
もうないかもしれない。


例え出張で東京に来る事があっても
その時にチョンさんと
会えるかわからないし…。






一目惚れなんて
自分でも信じられないけど
僕はチョンさんを好きになってしまった。


だから


今日だけでいい。

チョンさんと一緒にいたい。

そう思って…。










それから僕らは
レストランを後にして
僕の泊まるホテルの一室にいた。


「あの…、
ちょっと待ってて下さいね。
ワイン、ルームサービスで
頼みますから。



ホテル、いい部屋でしょう?
ビジネスホテルじゃ味気ないから
早割で安く泊まれる
グレードの高いホテルを探したんです。


あ、コートとジャケットは
クローゼットにどうぞ…。


はい。チョンさん
ハンガー…。」


「…、ん。
ありがとう。」





「あ、チョンさんソファーに
座ってて下さいね?
お誕生日の主役なんですから。」


そう言って
チョンさんの誕生日を
お祝いをしようと

ホテルのラウンジで買ったケーキを
テーブルに並べていたんだけど


チョンさんはなんだか
無口になっていて。


そう言えばタクシーの中でも
言葉少なめだったな。







タクシーの中でチョンさんに
キュヒョンの事を話したら


「え?
シムさん
東京本社に同期の子がいるんだ?」

「はい。
チョンさんとはまだ
話した事ないって言ってたけど
経理部に所属してる
チョ.ギュヒョンなんですけど
知ってますか?

僕はキュヒョンって呼んでるんですけど…。」

「あー…、うん。
知ってる。
…、
そのキュヒョンさん?
とシムさんは
同期だったんだ。」

「はい。
ふふ。
キュヒョンとは
大阪にいる時はよく飲みに行ってたんです。」

…、

「そうなんだ。
…、
どうせならキュヒョンさんじゃなくて
シムさんが
東京勤務になればよかったのにな。」


「え?」

「…。」

ボソッとそんな事を言って
チョンさんは
その後黙ってしまったから
僕も黙っていたんだけど…。


どうして黙っちゃったのかな?




…、


トクン。



トクン。




トクンっ。



それよりも


今は


このホテルの一室の
シーンと静まり返った空間で
僕の心臓のドキドキがチョンさんにまで
聞こえてしまいそうで焦っていた。



チョンさんお願いだから
黙ったりしないで。






さっきから緊張し過ぎて
無駄に言葉を発してるんだから
チョンさんも何か話して。




「チョンさん?
大丈夫ですか?

も、もしかして…、
具合悪くなっちゃいましたか?

ケーキ食べれそうもないですか?」

「え?」

「それとも
僕がホテルに無理やり誘ってしまって
迷惑だったとか?

そうだったら
ごめんなさいっ…、」







すると




「違う。
そうじゃない…。

そうじゃなくてっ…、」




チョンさんは
切羽詰まったような顔をして
ソファーから立ち上がって
僕の腕を取って
僕の事を引き寄せたものだから


あっという間に




僕の身体はチョンさんの腕の中。





え?




えっ?







一瞬

なにが起きたのかわからなかった。


だけど

"抱きしめられたんだ"

そう理解した僕は

プチパニックになったけど

嫌じゃなくて。



嫌なんかじゃなくて…、






それで


しばらくされるがままで
いたんだけど


僕はどうしていいかわからずに

おずおすと
顔をあげると

蕩けそうな瞳で僕を見つめるチョンさん。


わ…。



瞳が黒くて綺麗。






なんだか


吸い込まれそう







思っていたら





…っ…。






「っ…、
んんっ…、」





今度は






チョンさんの紅い唇が迫ってきて






僕のそれに





そっと






重ねられたんだ。






















-------------------------------------------------



☆チャユノです☆


皆さん♡こんばんは♡
本当は2話完結予定でしたが
終わらなかったです(^^;;
朝まで辿り着かなかったε-(´∀`; )
ごめんなさい!
なので最終話は2月18日の
チャンミンバースデーに更新します(*^_^*)





※その時にストップしていた
プラトニックの
再開のお知らせもしますね☆


それから久しぶりの更新にもかかわらず
拍手とコメントを
ありがとうございましたT^T♡
とっても嬉しかったです(*´ω`*)♡
前作の「恋をした日」にも
拍手してくださってありがとうです♡




♡Happy Homin Day♡
☆彡真ん中誕生日おめでとう☆彡
早くこんな二人が見たいな(*^^*)






ではでは
2月18日に(^ー^)ノ
待ってますね♡
もちろんハッピーエンドです♡












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恋に堕ちた日 ~前編~

2017.02.06 (Mon)





このお話しは「恋をした日」の
続編です。


そちらから読んで頂けたら
嬉しいです☆彡

恋をした日




---------------------------------------------------







僕は冬の寒い日の
2月6日に




いつも電話で無理難題を
言ってくる
チョンさんと会った。





本社ビルの受付に現れた
チョンさんは長身で

スーツにコート。
それがとてもサマになっている。



わ…、

なんだかモデルみたい。



それに
すっごくイケメン。

こんな人、初めて見た。


同期のキュヒョンが言っていた
通り。


実はチョンさんの事は
リサーチ済み。

僕は入社してすぐに
大阪に配属された。
その時に一緒に配属されたのが
同期のキュヒョン。

そのキュヒョンは三ヶ月前
チョンさんのいる
東京本社勤務になったんだ。



それで僕はチョンさんと
電話でやり取りする様になってから
キュヒョンに"チョンさんって
どんな人?"


そう聞いた事があって。






キュヒョンは
チョンさんとは違う部署で
話を交わした事もないとは
言っていたけど

チョンさんは社内でとても目立つ存在らしくて


「とにかくイケメン。
仕事も出来て営業成績もいつもトップで
カッコ良くて男の俺から見ても惚れる。

いつも女子社員が
チョンさんの事
噂してるし狙ってる。


女子社員の殆どがチョンさん狙いだから
嫌になっちゃうよ。」


そんな答えが返ってきた。




毒舌なキュヒョンが
そんな風に言うなんて珍しい…。



でも



…うん。


わかる。

男から見てもかっこいい。


サラサラの黒髪に
瞳はキリッとした
アーモンドアイ。

唇は紅くてぷっくりしていて
なんだかとても色っぽい。


大人の男性って感じ。







そんなチョンさんは


「シムさん

お待たせ。


ふっ。

本当にバンビみたいですね。

なんか可愛いなあ。」


僕を見るなり
髪をかき上げながら
笑顔でそんな事を言う。




大人っぽいって思ったけど
笑うとなんだか少年の様。







トクン


トクン。





…あれ?


おかしいな。


僕はチョンさんの笑顔に
なぜかドキドキしてしまった。





…ああそうか。

いつも電話で話してるチョンさんと
現実に会ったものだから
緊張してしまったんだ。


そうだ。
緊張してるだけ。

いつもの電話で話してる通り
に話さないと。





だけど

「こ、こんにちはっ。
は、初めてまして。

シム.チャンミンですっ。

いつも納期縮めてるのは僕ですっ。」




何を焦ってるんだか
あたふたと
なんだか馬鹿みたいな挨拶に
なってしまって。




「ふふ。

シムさんもしかして緊張してる?」

「え?あ、
は、はいっ…。

だってなんか
チョンさんがイケメン過ぎて。」


「はは。
イケメン?

それを言うならシムさんは
美人過ぎなバンビですね?」


「…美人過ぎなバンビって
なんですか?。

そんな事言うなら
もう納期縮めてあげませんからねっ。」



真っ直ぐ僕を見つめる
チョンさんの視線が恥ずかしくて
思わず拗ねた態度をしてしまう。



「はは。
褒め言葉なんだけどなー。


あ、シムさんは
イタリアンは大丈夫?」


そう言いながら
チョンさんは僕の腰に手を回してきた。



その瞬間


僕の心臓は跳ね上がった。








やっぱり
なんだかおかしな気持ち。



トクン。


トクン。


トクン。


…、










それから

チョンさんに連れて行かれたのは
高層ビルの高層階の
夜景の綺麗なイタリアンレストランの
カウンター席。




「わー…、
夜景、綺麗ですね。
東京タワーも見える。」

「うん。
ここ気に入ってるんだ。」

チョンさんは
コートを店員さんに渡しながら
そう言った。


それがやっぱりサマになっていて。






…、きっと彼女さんと
よく来るんだろうな。


そう思ったら
胸がズキっとして。


…、




あれ?



ズキってした?




…、さっきから
この気持ちなんなんだろう?


どうしてドキドキしたり
ズキっとなんてするんだろう?




その正体がわからないまま
チョンさんお勧めの
料理を口に運ぶ。





夜景を見ながらの食事は
本当に美味しくて
アルコールもついつい進む。


「シムさんそんなに飲んで大丈夫?」


「はい。
凄く美味しいです。
…、おかわりしてもいいですか?」

「もちろんいいけど。
…、じゃあ俺も同じもの
頼もうかな。」

「チョンさんは
ダメです。
お酒弱いんですよね?」

「ん。
そうなんだけど

今日は誕生日だし
飲みたい気分。」

「え?
誕生日?」

「うん。
また一つ歳を取ったよ。」


「う、嘘っ…、

あの、ご、ごめんなさい!
知らなくて…。
もしかして予定があったんじゃないですか?
それなのに僕が誘ってしまったからっ。

あ、あの、
もう、帰りましょう?

本当にごめんなさい!」

どうしよう。

大切な日に僕なんかかと
会ってる場合じゃないのに。


僕はチョンさんが誕生日だって
知って慌ててそう言った。


すると


「はは。
約束なんてないから大丈夫。

逆にシムさんと
こうしていられてよかったよ。」



チョンさんは
僕を見つめる。

その目がとても優しくて。



とても熱くて。



トクン。


トクン。




あ、


まただ。

またドキドキする。






それがバレない様に
精一杯普通に




「それならよかったです。

…、

あの

じゃあ一緒に
お祝いしましょう?」




「え?」


「チョンさん
お誕生日おめでとうございます。

…ケーキをオーダーしましょう?
何のケーキが好きですか?

ロウソク、歳の数だけ
付けて貰いましょうよ。
ふふ。
ケーキ、ロウソクだらけになっちゃいますね。」



そう言ったんだけど
チョンさんはそれには答えずに




「…、シムさんってモテるでしょ?
もしかして男にもモテるんじゃない?」


いきなりのそんなセリフ。


え?

ケーキは?
ロウソクは?
チョンさん僕の話し聞いてる?

って思ったけど


まあ、いいや。





「え?
…あー…。

はい。」


「はは。
否定しないんだ?」

「…、だって本当の事ですから。
僕、なぜか男性にモテるんです。

この前も会社の後輩に告白されて。」

「え?」

「あ、も、もちろん断りました。

でも、元々仲よくしてた後輩だったのに
それ以来よそよそしくなってしまって。
それが悲しくて。

元の関係に戻れたらいいんだけど…。」


「…そう。

…、でも彼からしたら
振られたわけだから。
それは難しいかもね。」


チョンさんは
少し困ったような顔をした。


あ…。

こんな話し
チョンさんにしても迷惑だよね。


そう思って
話題を変えようとした



その時に



「…、だけど後輩君の気持ち
わかるなあ。

シムさんって
綺麗で可愛いから。

…、

ふっ。

なんか楽しい誕生日になってきた。

今日は飲もう。


決めた!
シムさんと朝まで飲むっ。」



「ええ?
朝まで?」


「そう。
朝まで。」




なんだかとても楽しそうな
チョンさんが
すごく可愛くて。


朝まで一緒にいられるのが
嬉しいなんて思ってしまって。



あ…。







わかったかも…。



僕のこのおかしな気持ちの正体。





大人っぽいくせに

いたずらっ子みたいな


チョンさんに




僕は



もしかして


もしかしたら









恋しちゃったのかもしれない。











そう思ったんだ。




















☆チャユノです☆


皆さん♡お久しぶりです(*^_^*)
お元気でしたか?
新年のご挨拶も出来なくて
ごめんなさい(>_<)
連載途中のお話しが書けてから
更新しようと思っていたので
更新出来ずにいました。
でも、今日は特別な日なので
戻ってきました(*^_^*)

遅くなりましたが
皆さん、今年もよろしくお願いしますね*\(^o^)/*
いよいよふたりが戻って来ますね(*^o^*)
楽しみですね♡


それと今日はユノの
バースデーですね❀.(*´▽`*)❀.


♡Happy Birthday Yunho♡
ユノにとって
素敵な一年になりますように☆彡




公式の写真も上がりましたね♡
ユノ楽しそう(*´ω`*)♡






後編は真ん中バースデーの
2月12日です。
よかったら覗きにきて下さいね♡
待ってますね(*^_^*)








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いつも温かい拍手とコメントを
ありがとうございます♡
本当に励みになってます(*^_^*)


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