puppy

2016.04.29 (Fri)








チャンミンを怒らせた。








原因は俺がまたもや
ミネラルウォーターの
ペットボトルの蓋を
開けっ放しにしてテーブルの上に
置いていて


それが倒れて
テーブルも
床もびしょ濡れにしてしまったから。




慌ててチャンミンが
拭いてくれたんだけど


ご機嫌ななめ。




せっかく新羅ホテルに
二人きりなのに。




甘いムードで
押し倒そうと思っていたのに


















チャンミンは



じーっと仔犬みたいな顔で
俺を見る。


…。


ふっ。

だけど

怒ってても可愛いな。


ホント、仔犬みたい。


その仔犬は



「どうしてユノヒョンは
いつもそうなんですか?」




咎めるようなセリフ。



機嫌直さないと。




俺はそう思って



「んー…。
どうしてだろうな?


俺は閉めたつもりなんだけど。

あ!
きっと、蓋を開けちゃうオバケが
いるんだよ。

うん。きっとそうだ!」



冗談を言いながら
ベッドに座るチャンミンの
横に腰掛けた。





「…、もうっ。
ユノヒョンはすぐにふざけるんだからっ。

オバケなんているわけないでしょっ!」


でも逆効果でチャンミンは
更にプリプリと怒り出す。


「ごめん。ごめん。
チャンミン。

次からはちゃんと
蓋、閉めるから許して。」


「…、。」


「本当にごめん。」




これ以上拗ねられたら困ると思って
俺は素直に謝ったんだけど
プイってそっぽを向く仔犬チャンミン。





「ね、
どうしたら許してくれる?」


「…。」



…、
黙ってしまったチャンミン。



仕方ない。



拗ねてるチャンミンには
これが一番だ。



「チャンミン、
拗ねてないで


こっち向いて。」



そう言って俺は


強引にチャンミンを
俺の方に向かせて








「…っんっ。

んっんっ、っ…、
…ひょ…んっ…

っ、ちょっ、やめっ…ん。


…。」




キスをした。



「仲直りしよう?」



「もう…。
ユノヒョンは


いつもそうやって
はぐらかすんだから…。」



「…ごめんね?」



「…もう。いいです。

…でもユノヒョン?

蓋はちゃんと閉めて下さいね?」



耳を紅くして

機嫌が直ってきたチャンミンに
ホッとする。






「ん。わかった。」



だけど


拗ねたチャンミンの
頬が緩んできたと思ったら
今度はすこし泣きそうな顔になって
言葉を続ける。








「…、しばらくは
僕がいないんですから。

僕以外の他の誰かが


ユノヒョンのお世話するの
嫌なんです。」





え?






…あー…。


そっか。





…、うん。
そうだよな。


…。俺だって
嫌だ。



俺だってチャンミンが
他の誰かの世話やいたりするの

嫌だ。






「…わかった。

気をつけるから。

気をつける。」



この先二年間
チャンミンが側にいないんだ。
しっかりしないと。






「…うん。

気をつけて下さいね?

…、ペットボトルの蓋だけじゃないですよ?

部屋も散らかし放題じゃ
ダメですよ?


ご飯粒だって
床に落としたら
ちゃんと拾って下さいね?

土足で部屋に入ったら
ダメですよ?


靴ひもだって
ちゃんの縛らないと…、


それから

…、」



「わかった。
わかった。




ちゃんとするから。


チャンミン以外に
迷惑かけないから。


…な?」





チャンミンの小言が止まらない。
流石にもういいだろう
そう思って遮ると




「…。うん。

…それと最後にひとつ。」


「ん?」




「あんまり
いろんな人に優しくしないで欲しいです。


…ユノヒョンは誰にでも優しいから。」




…、



なんだよ。



そんな切ない目で見るなよ。





…、





「…わかってるよ。
チャンミン。


わかってるから。」











「ん。



お願いしますよ?




… 、

…じゃあ

ユノヒョン。

続きしましょう?」





「え?」








続き?


何の?



その瞬間




「…っ…、」





チャンミンの唇が





俺の唇に触れた。















…、チャンミン








ずっと





ずっと











愛してるよ。























☆チャユノです☆


皆さん♡こんばんは♡


連載をお休みしてごめんなさい(>_<)
ユノとチャンミンからの
手紙を読んだら
リアルホミンが恋しくなって
去年の二人の妄想をしちゃいました。

ユノの後輩に"チャンミン"が
いるそうですね。
ユノはどんな気持ちでチャンミンって
呼んでるのかなとか…。

少し前にチャンミンが
ブレスレットしてたのも切なくて。
チャンミンの笑顔がいつも寂しそうで。


早く二人が並んで笑ってる姿が
見たいですT^T




それで「封印愛」なのですが…
ごめんなさい>_<
ストックが切れてしまったので
しばらくお休みさせて頂きますね。
昨日お知らせできなくてすみませんでした。


次の更新は5月10日になります。
(GWは予定が重なって1人になる時間が
殆ど無くてお話を書く時間がありません( ; ; )
なので少し先になりますが
また読みに来てくれたら嬉しいです。




ではではまた次の更新の時に(*^^*)
気温差が激しいので
皆さん、体調には気をつけて下さいね☆彡







拍手コメントを下さった
く○ちゃんさんへ
次回こそコメ欄オープンです(*^o^*)


は◯みさん♡
拍手コメントありがとうございます♡
今はコメ欄をクローズしてるのて
返信ができませんが嬉しかったです(*^_^*)
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封印愛 14

2016.04.28 (Thu)










最悪だ。





朝目覚めると
僕はまたユノヒョンの
ベッドで寝ていて


慌てて飛び起きた。



時計を見ると昼過ぎ。






ユノヒョンは既に
会社に行ってしまっていて。


リビングのローテブルの上には
メモ書きにユノヒョンからの
メッセージ。


"お腹空いたら
冷凍庫にレトルトがあるから
食べて


何かあったら連絡して"


それと頭痛薬が
置いてあった。


…、 どうしよう。


ユノヒョンにまた迷惑を
かけてしまった。



本当にどうしようもない。




ユノヒョンの親友の前で
酔っ払って記憶なくすなんて。




情けない。







…、


それにしても
どうして?







ユノヒョンと
会わなかった空白の15年。

その間、たまにユノヒョンの事を
母さんから聞いていた。



でも特に会いたいとか
思ったりしなかった。

ただ小さい頃に遊んだ思い出を
懐かしいって思うだけで。




15年間会わなくて
大丈夫だった人が




どうして再会して
三日やそこらでこんな
変な気持ちになるの?


たった三日で
…、あ、今日で四日目だけど

こんな風になるなんて
おかしいよ。






こんな気持ち今まで一度だって
なった事がない。





よくわからないけど
昨日はなんだか
モヤモヤして
不機嫌になってしまったんだよね。








だって

ユノヒョン
ドンへさんの頭くしゃって
したり。




…、ハグしたり。





それに彼女さんに
優しいって。



…、


僕は二人が羨ましくて
ドンへさんと彼女さんに
ヤキモチを妬いたんだ。





…、

えっ?






ヤキモチ?




…、




ああ。



そっか。



なんだ。




そうなんだ。




"変な気持ち"の正体がわかった。







僕はユノヒョンに
恋をしてしまったんだ。







…だけど




彼女がいる人を
好きになるなんてバカだよね。


それ以前に男性を
好きになるなんて…。










僕は仲のよかった友人に告白されて
嫌悪感を持った。







その彼は写真を一緒に撮りに行ったり
好きな写真集を二人で見たりして
気のおける友人だった。


話しやすくて
優しい彼だったのに。







告白されて
彼を突き飛ばして逃げた次の日

彼は、"もう迫ったりしない"って
"キスしようとしてごめん"
"友達でいいから"って


言ってくれたのにどうしてもダメで。



僕が普通にできなくて。



…、しばらくして彼は
サークルを辞めてしまって


彼とはそれきり。




あの日、彼が僕に告白なんて
しなければ今でも友情が続いて
いたかもしれないのに。




彼だけじゃない。




先輩だったり後輩に
告白された事もあって。


そうなるともうダメで
気分が悪くなって。


身体が拒否反応を起こす。





ユノヒョンだってきっと
同じだ。


僕がユノヒョンに恋したなんて
知ったら嫌悪感を持つ。

もしかしたら
蕁麻疹だって
できてしまうかもしれない。







ユノヒョンに
拒絶されるなんて
耐えられない。



この気持ちは
絶対に知られないようにしないと。


これ以上好きに
ならない様にしないと。






弟だ。





僕はユノヒョンの弟に
なろうって。




心に誓った。
















「ただいま。」

「おかえりなさいっ。」

「…、二日酔い
大丈夫?」

「うんっ。
ごめんなさい。
ユノヒョン。

もう、外であんな風に
飲んだりしませんから。

ドンへさんにもあやまっておいて
くださいね?」



仕事から帰って来たユノヒョンに
僕は明るく言った。

飲み過ぎた理由を聞かれない様に。





「…うん。

あれ?
いい匂い。
カレー?」


普通にしないと。



「はい。
僕、料理好きなんです。

作れる時は
なるべく作りますからね。」



不機嫌な態度は
もう二度としない。







僕は弟だ。




弟。



そう思ってるのに



「…、ありがとう。
あ、そうだ。

チャンミン。

プレゼント。」


「え?」


「明日
入社式だろ。


ネクタイ。

チャンミンに
似合いそうなの買ってきたんだ。


…、似合うといいんだけど。」




ユノヒョンは少し照れた様に
綺麗にラッピングされた箱を
僕に差し出して



「これから毎日一緒に
通勤しような?」





そんな事を言う。






…、





ユノヒョン


お願いだから


これ以上優しくしないで。







好きになったらダメなのに。



なりたくないのに。




僕は



止められそうもない気持ちに




狼狽したんだ。















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封印愛 13

2016.04.27 (Wed)









疲れた。







アルコールに弱いドンへが
チャンミンに何を言い出すか
気が気じゃなかった。


俺がチャンミンに
恋てしまった事や

ゲイ苦手症候群の事を
口走らないか

マジでドキドキもんだった。

それで
トイレにも行きたいのも
我慢して。




流石に我慢できなくて
ドンへにクギを刺してから


席を外したんだけど


…戻ってきたら
チャンミンはなんとなく
不機嫌。



「ユノヒョンっ。
ビールおかわりっ。」







そう言って
ビールをお代わりして一気飲み。



…、どうしたんだ?
もしかしてドンへに
綺麗って言われて
ドンへを気持ち悪いって
思ったとか…?




気になったけど
聞けずにいると



ドンへが
俺の頼みを忘れていないで



「あ、そうだ。
ユノ。

お前、彼女を
チャンミンに紹介しないとな。


ふっ。

チャンミン、
ユノは彼女に
めちゃくちゃ優しいんだよ。」




"架空の彼女"の話題を
ふってくれた。


これで
俺がノーマルだって
伝わるだろ。


俺は安心したんだけど
チャンミンは
なぜか更に不機嫌そうになって



「…そうなんですか。
ユノヒョンの彼女さん
きっと美人で
ユノヒョンとお似合いなんでしょうね。


ユノヒョン
今度、紹介して下さいね?

…、


ね、
ユノヒョンっ。

ビール。

まだ飲みたい。

お代わり 頼んでください。 」




その後も飲もうとする。







不機嫌の意味がわからない。





それに戸惑って
すぐにオーダーしない俺を
チャンミンが




「ユノヒョン?
聞いてますか?

お酒頼んでください。」





得意の上目遣いで俺を
覗き込んできた。




だからっ…、



ほっぺた膨らませるなよ。





不機嫌でも
…、可愛いすぎるだろ。

ドンへにその顔見せるなよ。







ったく、
俺といる時は飲んでも
いいって言ったけど
いくらなんでも
飲み過ぎだろ。



これ以上は飲ませられない。


「もうダメだよ。
酔っ払いチャンミン。

帰るよ。


ドンへ、悪い。

チャンミンみてて。

俺、会計してくる。」





それで俺たちは店を後にした。









それからタクシーを拾おうと
繁華街から
大きな通りまで出たんだけど





案の定

チャンミンは
酔ってフラつきまくり。




意識もない感じ。






とても一人で歩けないから
支えてやってる。





チャンミンの腰を
抱くようにして歩く。


…、







もちろん


それを支えてるのは


俺ではなくて





…ドンへ。






ドンへは呆れ顔で

「チャンミン
半分寝てるし

お前が支えてやれよ。

お前が触れたって
今のチャンミンは
蕁麻疹なんてできないと思うぜ?」


そう言う。


だけど


俺はチャンミンに
触れる事が
どうしてもできなくて。





もしも
俺が触れて
蕁麻疹ができたらと思うと
どうしても躊躇ってしまう。




母さんが
言った言葉が頭から離れない。



"ゲイに限らず
自分に好意を持ってる男性に
触れられると身体中に蕁麻疹が
できちゃうようになったんだって"


"気分も悪くなって
立ってられなくなる事もあるみたいなの"





そうなったら大変だ。







大変と言うか


俺がショックで
立ち直れない。




「悪い。
ドンへ。

俺、やっぱりチャンミンに
触れるのは怖い。


頼む。
家までチャンミンを運んで。 」



「はあ…。
厄介だな。

…、
だけどユノらしくないな。


ふっ。




"チャンミンに触るの恐怖症"


ってやつだな。」








…、にやけた顔のドンへ。






ムカつく。








でもその通りで
反論できない俺。










だけど




本当は






触れたい。





細い腰。



柔らかそうな髪。



頬。




…、唇。



チャンミンの




全てに






触れてみたいって思うのに。






















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封印愛 12

2016.04.26 (Tue)














ユノヒョンの親友のドンへさんは
とても人懐っこくて話しやすい人だった。


初対面だけど
初対面な気がしなくて。


最初こそ"チャンミン君"って
呼んでだけど
もう既に呼び捨て。




「チャンミンは
新入社員かー。

初々しいしいなー!

ふっ。俺の5つ下かー。

何かあったら
俺の事も頼っていいからな?」





「あ。はい。
ありがとうございますっ。」



それで

「チャンミンは綺麗だなー!」

いきなりそんなセリフ。


「え?」

「ドンへ
変な事言うなよ。

そんな事言われたら
チャンミン困るだろ。」


そしたらユノヒョン
ドンへさんを咎める様に言う。




「あ、ごめん。ごめんっ。
けどさ、

俺の周りの女の子より
綺麗って言うか。
清楚って言うか。


チャンミン、気をつけろよ?

都会に変な奴がいるから。」




「っ…ドンへ、
酔っ払ってるかのよ?

お前、俺と一緒で
アルコール弱いんだから
もう飲むなよ。」


今度はユノヒョンはそう言って
ドンへさんのグラスを
取り上げた。

…。



ユノヒョンが
答えるから僕は
返事をしそびれてしまった。

まあ、いいか…。








それから
ユノヒョンとドンへさんは

これから社会人の僕に
仕事の大変さだったり
やりがいだったり
いろいろ教えてくれた。



それがなんだか楽しくて。


二人とも仲がいいんだな。




ふふ。


ドンへさん
ワインを二杯飲んだだけで
顔が真っ赤。




ドンへさんもユノヒョンと
一緒でアルコール弱いんだ。



スーツが似合う
イケメンサラリーマンの
二人がお酒弱いなんて
可愛いなあ。



僕はそんな事を考えながら
二人のやりとりを聞いていたんだけど




「ユノも心配だろ?
こんな綺麗な子が都会で
暮らすのは。」




ドンへさんはまた僕を綺麗って。


だからドンへさんに
返事をしようとしたんだけど






「…っ。

ドンへ、お前しつこいって。

チャンミン
気にしなくでいいからな?」

なんだか焦った様な
ユノヒョンに


「うん。
ユノヒョン。
大丈夫ですよ?」



そう答えた。













…、"綺麗"か…。




僕はよく綺麗って
言われたりする。


自分ではよくわからないけど。


…、


でも

…、綺麗って
言われるのあまり好きじゃない。


嫌なことを思い出す。





…、僕は写真を撮るのが趣味で
大学時代カメラサークルに所属していた。


その中でも特に気が合う友人がいて。




ある日その友人と
二人で並んで
暗室で現像していた時


「お前綺麗。

マジで綺麗。


ね、俺と付き合わない?」


そう言って


「え?」

「チャンミンの事
ずっと好きだった。

ね、付き合おう?」


にじり寄ってきた。



その時の

彼の僕を見つめる視線が
嫌で嫌で堪らなくて。



"そんな気ない。
付き合わない"って

言ったら

むりやりキスして
こようとして。



僕は彼を思いきり
突き飛ばして逃げたけど

本当に怖くて。












後から知ったけど
彼はゲイだったんだ。









それ以来


僕は


"ゲイ苦手症候群。"



…、男の人に綺麗って
言われるとその時の事を
思い出して嫌な気持ちになる。






でも

ドンへさんに明るく
言われると

綺麗ってなんか嬉しいって
言うか。

褒め言葉に聞こえて



「ドンへさん?

僕は男なんで
綺麗じゃなくて
かっこいいって言ってくださいね?」


そう軽く答える事ができたんだ。











あー。

だけど
外で飲めるっていいな。

たまの事だから
たくさん飲もう。



前に親友のミノに



「…、チャンミンは
無意識かもしれないけど
酔うと誘ってるみたいな感じになるよ。


なるべく隙は見せない様に
しないと。」


そんな事を言われた。

自分ではそんなつもりがなくても
そんな風にみられるなら
外では飲んだらダメだって。




今日は
ユノヒョンと一緒だから
安心して飲める。






…、







…、それにしても

ユノヒョンは


意外にもスキンシップが
激しい。




ユノヒョンが
化粧室に行くって席を立った時


ユノヒョンはドンへさんの
頭をくしゃってして



「ドンへ、
俺が席外してる間に
アルコール注文するなよー。

…余計な事を言うなよ。」


って。



余計な事?


なんだろう。

二人だけの秘密かな…。










化粧室から戻って来た時も



「ただいまー。
余計な事言ってないよな?」



そう言いながら
ドンへさんに軽くバックハグ。





また余計な事とか。




僕に知られたくない事でも
あるわけ?












…、ふーん。



そっか。


そうなんだ。



ユノヒョンは親しい人には
頭くしゃってしたり



バックハグしたり
するんだ。





…ふーん。












…、



いいな。



ドンへさん。







ドンへさんが羨ましい。



あ…。



…、。



まただ。



また変な気持ち。


そもそも
ユノヒョンには彼女がいるのに。







っ…。








僕は頭をブンブン振って





変な気持ちを打ち消す様に



「ユノヒョンっ。
ビールおかわりっ。」





そう言ったんだ。

















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封印愛 11

2016.04.25 (Mon)








「インターフォンが鳴っても
出なくていいからな?


まだこの辺
慣れてないんだから
一人で出歩くなよ?


何かあったら俺の携帯に
すぐ連絡しろよ?」


「うん。
わかったから。

ユノヒョン、
そんなに心配しないで。

僕、大人ですよ?」


…、また
そんな可愛い顔して。


そんな可愛い顔するからだろ。


大人だって心配なものは
心配なんだ。


今日は月曜日で
俺はこれから会社に出勤。




チャンミンの入社式は
まだ3日先だから
チャンミンは家で留守番。





とにかく一人にするのが
心配で。



…、あんまり口うるさいと
嫌われるか。
他にも言いたい事が
たくさんあるけど我慢だ。





「…、とにかく
気をつけてな?」


「うん。
ありがとう。

ユノヒョン。」


チャンミンはフワッと笑って
鞄を渡してくれた。






…、なんかいいな。
こう言うの。


新婚生活みたいだ。



って!
呑気に思ってる場合じゃない。
遅刻してしまうっ。


「あ、じゃあ、
今夜20時に待ち合わせな?



…、行って来ます。」





「はい。


いってらっしゃい。

ユノヒョン。」

















それから
順調に仕事を終わらせて
あっという間に夜になって


俺は待ち合わせの店に向かった。







今夜は俺の親友のドンへに
チャンミンを紹介する予定。



ドンへは大学時代からの親友で
何でも話せる気のいい奴。


お互い都内に住んでいて
時々会ってる。







チャンミンはこっちに
誰も知り合いがいないから
少しでも信用できるドンへを
紹介しておこうかと思ったんだ。







…、なんて
チャンミンには
そう言ったけど

他にも理由があって。



…。











チャンミンとの
待ち合わせの前にドンへに
言っておきたい事があって
俺はドンへには待ち合わせを
チャンミンより30程早く
言っておいた。








「おー。
ユノ、久しぶりだなー。

なんだよ。
突然、紹介したい人が
いるなんて昨日の夜
メールしてきたから

びっくりしただろ。


もしかして恋人?
結婚するとか?」


ドンへは会った早々
スーツのジャケットを
脱ぎながらそう言って
俺の前の席に座る。




「はは。
そんな訳ないだろ。

俺、まだ結婚とか考えてないし。
相変わらず、付き合っても
すぐ別れちゃって。」






「ふっ。
ユノはモテるくせになんで
長く続かないんだろうな?

お前
まだ本気で人を好きになった事
ないんじゃないの?」



…、まただ。

ドンへはいつもそのセリフ。
でも、実際そうだったんだよな。





「…うるさいな。
ほっとけよ。


…な、
ドリンクだけ先に頼もうか?」




「だな。」



少しして



ドリンクがきたところで
乾杯をするとドンへに





「だけどユノ。

じゃあ、誰を紹介したいわけ?」



そう聞かれて俺は





チャンミンの
事を説明した。









母さんの親友の息子で
幼なじみのチャンミンと
15年ぶりに再会して
三ヶ月間同居する事になった事。





そのチャンミンが
"ゲイ苦手症候群"だと言う事。



俺がチャンミンを
好きだとか勘違いされたら
困るから俺には彼女がいるって
嘘をついてる事。


チャンミンが"ゲイ苦手症候群"
だと言う事は
知らないふりをしてる事。






厄介な事に俺がチャンミンに
恋をしてしまった事。









「だからドンへ。

お前からも俺はノーマルで
彼女がいるってチャンミンに
アピールして欲しいんだ。」




「え?

でも、それじゃ
お前の気持ちは?


お前、チャンミン君の事
好きなんだろ?」




「…。うん。
こんな気持ち初めて。

これが恋なんだって
わかったって言うか。」


「だったら
何で?

何で、彼女がいるだなんて。」


「だって仕方ないだろ。
チャンミンはゲイ苦手症候群なんだ。

俺がそんな変な気持ちで
見てるって知ったら
蕁麻疹できちゃうんだよ。

俺、チャンミンに
拒絶されるとか無理。

そんなの絶対無理。

気持ち悪がられるくらいなら
俺の気持ちは封印しないと。


…、せっかく再会したんだ。

懐いてくれてる
チャンミンの頼りになる
お兄さんでいたいんだよ。



まだ恋したばかりだ。
今ならきっと引き返せる。」





「…、
ユノの言いたい事は
わかるけど…。



…、

…、初めて本気になった
相手を諦めるなんて
辛いなあ。」





ドンへは
可哀想な目で俺を見る。


その瞳になんだか
切なくなった。








「…、な、ドンへ
お前、俺が男を好きに
なったのにひかないの?」


「あ、だな?
ひくよなー。普通は。



でも、俺はユノが
好きになる人は
どんな人でも受け入れる。」



なんてドヤ顔のドンへ。








そんなドンへに さらに
切なくなって
俺は泣きそうな気分になった





その時に







「こんばんは。」







声がして






振り向くと




そこには




俺の恋してる相手



恋したらダメな相手



チャンミンが



ふんわり笑顔で



立っていた。









あー…。






やっぱり







好きだ。












そう思ったらダメなのに。










俺は止められそうもない







気持ちに狼狽したんだ。
















----------------------------------------------------------------


☆チャユノです☆

皆さん♡こんばんは(*^^*)

お話し、少しでも楽しんで
貰えてますか?

今回、震災があって気持ちが落ち着かなくて
初めてコメ欄をクローズにしましたが
やっぱりコメントがないと寂しいですね。
今まで、コメントがどれだけ励みになっていたか実感しました。
ありがとうございます(*^_^*)

それでコメ欄ですが
5月からまた開けようと思ってます。
本当に勝手ですが開いたらまた
コメント頂けたら嬉しいです☆彡



※ 拍手コメントを下さった
く○ちゃんさんへ
…と言う事なのでもう少し
待っていてくださいね♡
いつもありがとう(*^_^*)
























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封印愛 10

2016.04.24 (Sun)














ユノヒョンは僕が作った
クリームチーズパスタを
美味しいって
言ってペロリと食べてくれた。


…ふふ。

嬉しいな。


本当に嬉しい。



三ヶ月間お世話になるんだし
ご飯作れる時は作ってあげよう。


…、あ。


でも、ユノヒョンには
彼女がいるのに
ご飯作ったりするなんて余計な事かな?




…彼女さん。

どんな人なんだろう


忙しくて
なかなか会えない
そう言ってたけど




しょっちゅう会わなくても
お互い信頼し合ってる

そういう関係なのかな。


…、きっとそうなんだろう。






勝手な想像だけど
ユノヒョンの彼女さんは

相当な美人で
聡明な人。


そんな気がする。




…。





パスタを食べ終わって
洗い物も片付けた後


僕はバスルームを借りて

シャワーを浴びながら

"ユノヒョンの彼女"

の事を考えていた。








それから



シャワーを終えて

やっとスッキリして


腰にバスタオルを巻いて
フェイスタオルで頭を拭きながら


僕の部屋で着替えをしようと
廊下に出た





その時


ちょうどリビングから出てきた
ユノヒョンと出くわした。




するとユノヒョン


「っちょっ。

そんな格好でウロつくなよ。


…、着替えてから
出て来いよっ。」


なんだか顔を紅くして
少し怒った口調。






え?

…、僕、シャワーの後
家ではいつもこの姿なんだけど

ユノヒョンはちゃんと
バスルームで着替えて
出てくるのかな?


どうしようっ。


また怒らせてしまった?








「ご、ごめんなさいっ。
着替え、バスルームに
持っていってなくて。

これからは気をつけますっ。」



ユノヒョンに嫌われたくなくて
すぐにあやまると



「…、。


…あー…。


ごめん。

…、悪い。

俺まだチャンミンと
暮らすのに慣れなくて。

気を使わなくていいって
言ったくせにごめんな?」







って。





「…。、あ、いえ。

僕の方こそ
いろいろごめんなさい。

…、あの…、

気をつけるんで
なんでも言ってくださいね?」



…なんか
申し訳ないな。


ユノヒョンの方こそ
僕に気を使ってる。



…どうしよう。


僕はそれ以上
何て言っていいかわからなくて。







そしたら



ユノヒョンは
話題を変える様に


「…いや。
悪かった。

…、着替えてきて。


あ、でさ、
…、着替えたら出かけよう?」





「え?
どこに?」


「チャンミン、
もう少ししたら出勤だろ?

通勤に慣れた方がいいよ。

一緒にチャンミンの
務める会社に行ってみよう。」








そんなことを提案してくれて。











…優しいんだ。

ユノヒョン。



これから社会人に
なるのはやっぱり不安。


ユノヒョンの優しさに
気持ちが癒されていく。




心が温かくなる。





「…、ありがとう。
ユノヒョン。」


「ん。

…じゃ、着替えたら出発な?

髪、ちゃんと乾かして。」



「…うん…。」
















僕が入社する会社は
ユノヒョンの家のある駅から
電車で5つ目。





駅に降りると
人の多さに圧倒される。




面接にも来たし
遊びにも来た事のある駅で
初めてきたわけじゃないけど


やっぱり都会は
違うんだなって思った。






こんなところに
毎日通勤するなんて
なんか怖いな。





「チャンミン?どうかした?」




「え?
あ…。


…すごい人で。
毎日通勤するの
疲れそうだなって思って。」


「だよなー。

でも、すぐに慣れるよ。
まー、でも慣れてもやっぱり
満員電車はキツイけどな。


ふっ。
新人サラリーマンチャンミン
頑張れっ。」






ユノヒョンは笑って
ガッツポーズをした。






…。


変だ。






なんか変。



また変な気持ち。




どうしてだか


ユノヒョンの
笑顔を見ると
ドキドキしてしまう。













「チャンミン?」





彼女がいるんだよ。


ユノヒョンには。









「……そうですね。


すぐに慣れますよね?




頑張らないとですよねっ。」










変な気持ちの意味がわからないけど




その"変な気持ち"は




封印しないと。




























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封印愛 9

2016.04.23 (Sat)











「心配かけてごめんなさい。
ユノヒョン、寝てたから
起こしたくなくて。

ごめんなさいっ。」



「…いいよ。
俺も声を荒げて悪かった。

…、ごめんな?


…買い物してきたの?


…持つよ。
貸して。」

俺はそう言って
チャンミンからスーパーの袋を
取り上げた。





「…、僕
クリームチーズパスタが得意で
ユノヒョンに
食べて貰おうって思って。


…。


あ、それと

ベッド占領して
ごめんなさいっ。」


チャンミンは
心底申し訳なさそうにあやまる。





あー…、

そっか。

それで
何か作ってくれようとしたのか。


…、また気を使う。


気なんて使わなくていいって
言ったのに。





でも

チャンミンの手料理が
食べれるのはなんか
嬉しいって思って…。




今まで女に
ご飯作ってもらうのとか苦手で


付き合った女は
部屋に殆ど入れなかった。


そのくせ
チャンミンの手料理は
食べたいなんて。










…、これが
恋ってやつか。








「ユノヒョン?
…怒ってる?」




…、だからその

可愛い上目遣い。



ドキドキするだろ。





「…怒ってないよ。
家に戻ろう。」



「うんっ。」


チャンミンは
安堵の笑顔。


…、







やっぱりその笑顔に
キュンとなる。


弱ったな。








家に着くと


「ユノヒョン。
すぐに出来るので
待っていて下さいね。」



いそいそとキッチンへと入って
料理を始めるチャンミン。












…、









ふと昨夜のチャンミンを
思い出す。



レストランからの帰り道。

酔っ払いチャンミンは
フラフラ歩きながら

超ご機嫌で


とても楽しそうで。


「ユノヒョン?
約束ですよ?


明日も一瞬に
ご飯も食べに行きましょうね?」


「はい。はい。
約束な?」






なんて言いながら
春の夜道を歩いて。



だけど

酔いが急に回ったのか



家に着いて
玄関に入ったと同時にチャンミンが




「ユノ君、
眠い。

僕、もう寝たいです。」

そう言い出して。






ふっ。
呼び方ユノ君に戻ってる。







…、けど参ったな。

チャンミンの部屋に
来客用の布団は
用意してあったんだけど
布団カバーを新品なものを
買ったままで
まだつけてないんだ。




…カバーつけるの
面倒だし




「…チャンミン、
今日は悪いけど
俺のベッドで寝て。」



俺の部屋で寝かす事にした。



「うん…。」


わかってるんだか
わかってないんだか
そう返事をするチャンミンは
フラフラしていて。




「危ないって。
しっかり歩けよ。」



俺は流石に足元が
おぼつかないチャンミンを支えようと

チャンミンの上着の袖を掴んだ。



もちろんチャンミンの手には
触れない様に。



…、




触れないって意外と



疲れるな。






それで

俺の寝室の扉を開けて
チャンミンをベッドへと
促すと



チャンミンは
ストンと腰掛けて






上着を脱ぎ始めて






「ん。」



俺に手渡す。







…なんだよ。

俺は召使いじゃないっての。



そう思いながらも
チャンミンから上着を受け取る。







「チャンミン、
ちゃんと布団被って寝ろよ?」


「ん…。」



チャンミンの返事を聞いて

俺は電気を消して
部屋を出ようとしたその時に





カチャカチャとベルトを外す音が
聞こえて






振り向くと





チャンミンはズボンをスルリと
脱いでいた。





その姿に




ドキっとした。












…、男同士だ。
別にこのくらいの事なんてことない。




俺だって家にいる時
Tシャツにボクサーパンツ姿だ。




親友のドンへが泊まりに来た時だって
上半身裸で
下はジャージの時もあるし。








…、







だけど



チャンミンは俺の知ってる男と
違う。





シャツに素足。



剥き出しになった
男にしては細すぎる
白くてスラリとした長い脚。







なんでこんなに
いやらしいんだ。


っ…、






そうじゃない。




俺がそんな目で見てるんだ。


チャンミンを意識して
見てるんだ。






…、ダメだ。
そんな目で見たらダメだ 。





俺は慌てて
チャンミンのそのキメの細かい白い
脚から目を逸らして




受け取った上着を
持って


「…、おやすみ。
チャンミン。」



逃げる様に
ドアを閉めて部屋を出た。












そのあと俺はシャワーを浴びて
ソファーに寝転んだんだけど






…眠れない。








チャンミンの事で
頭がいっぱいだ。




あの
白い脚が



頭の中に蘇る。








だから、そんな目で
見るなって。



俺っ。


しっかりしないと。




…、




それにしても


チャンミンは

自覚ゼロ過ぎやしないか?

ゲイ苦手症候群?


自分に好意を持った男に
蕁麻疹?


拒否反応?








だったらその無意識の
行動をヤメろって言いたい。











トロンとした瞳。



甘えた口調。



やめさせないと


自覚させないと










「ユノヒョン。」



…、



この先大変だ。




「ユノヒョン?」



「え?」



呼ばれて我にかえると



チャンミンが



「…クリームチーズパスタ。
出来ましたよ?

食べて下さい。



僕、


ユノヒョンに
食べて貰いたくて作ったんです。」





頬を上気させて
照れた様に
そんな事を言った。





…、













チャンミンに恋をした日から





俺は理性との戦いが始まったんだ。



















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封印愛 8

2016.04.22 (Fri)








「…ん…。」



眩しい…。

…、




カーテンの隙間から
明るい光が入って

目を覚ますと



…、。



え?

…、あれ?


見慣れない景色。



どこだっけ…?



…、




っ…!







僕はガバッと上半身を
起こして手を伸ばして
カーテンを開けた。








どうしよう。



ユノ君の部屋だ。







ユノ君…、


じゃなくて

ユノヒョンのベッドで
寝てしまったんだ。

でも、どうして?
どうしてユノヒョンのベッドに
いるんだろ?




…、昨日は
久しぶりに外で飲んで
気分よくなって。






…、それで
どうしたんだっけ?

ダメだ。


全然覚えてない。




いくらユノヒョンと一緒で
安心していたからって
酔っ払って


ユノヒョンのベッド占領して
迷惑かけるなんて最低だ。




僕は慌てて
ベッドから飛び起きて


部屋を出ようとしたんだけど




自分の格好に
戸惑った。





シャツに下着だけ。


…、

この姿
ユノヒョンに見られたのかな?

それともユノヒョンが
脱がせたとか?

…いや
それはないか。

自分で脱いだんだ。





…、見られたかもしれない。






きっとだらしないって
思われた。




同居初日にこんな姿。






僕はなんだか
泣きそうになって

ベッド脇のナイトテーブルに
畳んで置いてある
チノパンを手にとって
急いで履いて

ユノヒョンの部屋を出た。







長い廊下を歩いて

リビングの扉を開けると

カーテンが閉まったままの暗い部屋の

ソファーで毛布をかぶってる
ユノヒョン。


…、。








どうしよう。

…声をかけるか
迷った。


ベッドで寝てもらいたいけど
今起こしたらユノヒョンは
僕に気を使ってそのまま
起きてしまうかもしれない。


今日は日曜日。



ゆっくり寝ていたいよね。






僕はユノヒョンを
起こすのはやめて
とりあえず、自分の部屋へ
行って着替えをした。





…本当はシャワーを
浴びたかったけど
勝手にバスルームを使うのは
ためらわれたから洗面で顔を洗って
歯磨きだけして
頭をスッキリさせた。



…。




…、



そうだ!


ユノヒョンが起きた時
何かすぐに食べられる様に
コンビニに行って
食材を買ってこよう。


昨日、キッチンの掃除をした時に
冷蔵庫を覗いたら
飲み物しかなかったんだよね。


…うん。

そうだ。

そうしよう!

せめてものお詫びに。






それで僕は玄関へ向かって
ユノヒョンから貰った
スペアキーを音をたてないように
そっとかけて


マンションを後にした。

















…、困ったな。

この辺は住宅街で
コンビニ
近くにないんだ。





ネットで探そう
そう思って上着のポケットを
弄ったんだけど





あ…。

最悪っ 。


iPhone持ってくるの
忘れた。


またエレベーターで20階の
部屋まで戻るの面倒だし


仕方なく
歩いてる人に聞いたんだけど



この辺にはやっぱり
コンビニがなくて




駅までいかないとないって
言われて

僕は駅の方向を聞いて
コンビニ目指して歩くことにしたんだ。











ユノヒョンのマンションから
駅まで歩いて10分。


ラッキーな事に駅には
スーパーがあった。


コンビニよりスーパーの方が
いろいろ揃うと考えて
僕はスーパーに変更して
食材をたくさん買った。






ふふ。



僕の得意な
クリームチーズパスタ
作ってあげよう。


ユノヒョン
喜んでくれるといいな。








買い物袋をぶら下げて


少し気分が浮上して
ウキウキしながら

マンションの近くまで
戻ってきたところで







あれ?






ユノヒョン?



ユノヒョンだよね?




どうしたんだろ?
















そう思った瞬間



ユノヒョンは





血相を変えて



凄い勢で



僕の元へ駆け寄ってきた。








えっ?



えっ?





な、何?






それでユノヒョンは



「チャンミンっ。


勝手にいなくなるなよ!


心配しただろっ!」




そう言いながら



両腕を伸ばしてきた。




あ、






"抱きしめられる"



一瞬



そう感じたけど
その手は引っ込めれて

ギュッと拳を作って


僕に触れる事はなくて









ユノヒョンは
困った様な顔で




「…無事でよかった。


…、本当
心配したんだ。」




そう言ったんだ。



















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封印愛 7

2016.04.21 (Thu)






「チャンミン飲み過ぎ。
大丈夫?」


店を出ると
少しフラついてるチャンミン。





「大丈夫ですよー。

ふふ。

お酒美味しかったから
飲み過ぎちゃった。



でもユノヒョンと
一緒だから安心。


僕、あんまり外では
飲まない様にしてるんです。」







…、
だな。

外では飲まない方がいい。
綺麗で可愛いチャンミンは
アルコールが入ると

とんでもなく色っぽくなってる。


上気した頬。


潤んだ瞳のバンビアイ。


上目遣い。



…、髪をかきあげる
仕草が堪らない。


…、


そんな警戒心ゼロの
無防備な姿はマズイ。


ゲイに狙われる率200%だ。


ゲイじゃない奴だって
こんなチャンミン見たら

堕ちてしまうだろう。


…、それに男に限らず
女にもモテるだろう。


…、

フラつくチャンミンの
腕を掴んで


支えてやりたいところだけど
ギュッと拳を作って我慢。



触れる事は禁止なんだから。


…、



それで



「何で外では
飲まない様にしてるの?」



きっと危ない目に合わない様に
気を付けてるんだって
わかったけど

そう聞いてみた。



その質問に





「え?

…あー…。

…、。」


答えに詰まるチャンミン。





"ゲイ苦手症候群"

その事は言いたくないのかな。

まあ
それもそうか。
ゲイが苦手とか言えないか。





だったら俺も知らないフリを
しておかないと。











「…、えーと…。
僕、お酒飲むと
記憶なくしちゃったりするし。

だから…。
…、。」


それで黙ってしまった
チャンミンに




俺は



「…そっか。

じゃあ外でアルコール飲むのは
俺といる時だけにしろよ?」


そう言ったんだけど




「…、うん。」



「どうかした?」


あれ?

どうしたんだ?



困った様な
はにかんだ様な
チャンミンの表情。




「…チャンミン?」


もう一度問いかけると



少しの間の後




「ユノヒョン。

また一緒に
ご飯食べに行ってくれるの?」









チャンミンは
また最強の上目遣いで
俺を見る。


いつの間にか
敬語じゃなくなってるチャンミン。




距離が近くなっている
俺たち。







…、おかしいな。



俺、



ドキドキしてる?





こんな気持ち初めてだ。



…、なんかマズイって
思った。


これは


もうマズイって。



チャンミンに
ドキドキするなんてマズイって…。




「ユノヒョン?」



あ…。



だけど俺は
"ユノヒョン"なんだ。


そうだ。


チャンミンのお兄さん的存在。


気をつけないと。


とにかく、母さんが言った通り
チャンミンを守らないと。






この警戒心のないチャンミンに



俺が危険人物になるなんて事がないように。













…、



「…、もちろん。


他にもいろいろ店知ってるから
明日も一緒に行こうか?」







「…、うんっ。


ありがとうっ!


ユノヒョンっ。」












…さっき初めて

チャンミンに
呼ばれて嬉しかった




"ユノヒョン"









だけど今は少しだけ
ズキっとした。









あー…。




完全にこれは







マズイ 。








どうやら俺は
同居初日








チャンミンに







恋してしまったみたいだ。



















ユノヒョン?
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封印愛 6

2016.04.20 (Wed)







チャンミンと
再会した日。


俺の家に来て早々に
大掃除を始めたチャンミン。


俺と正反対
綺麗好き。

綺麗になったリビングは
気持ちよかった。


チャンミンがいる間はなるべく
散らかさない様にしないとな。






リビングの掃除の後チャンミンは
"チャンミンの部屋"の片付けを
終わらせた。



とは言えその部屋には
備え付けのクローゼット以外には
何もないから

クローゼットに洋服を
しまいこんだだけで。




何もない部屋じゃ


不自由かな?
そう思ったんだけど





とりあえずは
お腹も空いてきたから
俺の行きつけの店に
チャンミンを連れて行った。



そこはマンションからすぐの
個人経営の小さなイタリアンレストラン。

カウンター席もあって
一人でも入りやすい。




今日はチャンミンと一緒だから
二人掛けの席に
向かい合って座る。






「家の近くに
気軽に食べにこれるところが
あっていいですね。」




チャンミンは
店内をキョロキョロしながら
そう言う。


「だろ?
味も美味しくてさ。」



「…彼女さんとも
一緒にくるんですか?」






…、あー。

また彼女の話か。

参ったな。



以前女を連れてきた事もあるけど
今は彼女なんていない。



でも仕方ない。

彼女はいるって思わせて
おかないと。


母さん命令だし

その方がチャンミンが
安心するんだもんな。




「うん、
まあ、たまになー。

女の子はイタリアン
好きだろ?


…、

それよりチャンミン
何たべる?

はい。メニュー。」



俺はチャンミンへの嘘に
少しの罪悪感を感じながら
話を変えようとメニューに目を落とした。


















…チャンミンは
痩せの大食いだった。


見た目は食が細そうなのに。

ふっ。


ギャップが面白いな。



あ、そうだ。



「チャンミン、
何か足りないものある?」




生活に不自由があったら
困ると思って
俺はそう聞いた。

するとチャンミンは




「…机が欲しいです。」


って。




「え?机?
何で?」



「…僕の部屋
広くていいんですけど
座るところがないから
落ち着かなくて…。


それにパソコン見たり
本を読んだりしたいし。」



「あー…。

…、


それは別にリビングで
いいんじゃないの?

本当は家具を揃えたいだろうけど
ここからまた寮に持って行くの
大変だろ?

家具を買うのは寮に行ってからが
いいと思うんだ。

だからその部屋は寝室として
使う感じで

あとはリビングで過ごしたら?

…それじゃダメ?」



「ダメじゃない…ですけど…。


…でも …。
いいんですか?

僕がリビングにいて。」




「え?
何で?

もちろんだけど?」



「だって…。」



…なんか不安そうな
顔だな。


「あ、もしかして気を使ってる?」





「…、僕がいて
邪魔じゃないですか?」



え?


更に不安そうになる
チャンミン。




…そりゃ
母さんに頼まれた時は面倒くさい
って思ったけど

今はむしろ一緒に住む
三ヶ月間が楽しみになってきていて





「チャンミン?

俺は邪魔だなんて思ってないし

気なんて使わなくていいからな?
リビング好きに使っていいし。
もちろんキッチンも。

な?」




俺はそう言ったんだ。




するとその言葉に


「…はい。

あ、ありがとうございますっ。」




チャンミンは
安心したのかフワっと笑った。






…、




俺に悪いって
ずっと思ってたのか。


…、真面目なんだ。




それにしても

笑顔がやっぱり可愛い。




また頬を両手で摩って
顔も耳も真っ赤だし。





照れ屋なんだな。



俺はそんなチャンミンを
見ていたら
もっと親しくなりたくて






「あー、ついでに
敬語じゃなくていいし。
堅苦しいの嫌なんだよ。 俺。」




そう提案したんだ。



「えっ?
そんないきなり
そんな事言われても…。

無理ですよ?」





「んー。
そっかあ。

ま、そのうち
慣れたら敬語じゃなくなるとして。」



「…。」





「…、もひとつついでに言うと
"ユノ君"ってやめない?」






「え…?

でもユノ君はユノ君だしっ。

ほ、他に何て呼べばいいか
わからないです…。」



「ん?

ユノでいいよ?」


「えっ?
いや、無理ですっ。

絶対無理ですっ!」




だけど
チャンミンは慌てて
ブルブルと頭を振る。






…、そんなに全力で
拒否らなくても。



昔の呼び名は
変えられないか。




"ユノ君" …もいいんだけど
照れ臭いんだよなー。


ま、いいか。
しつこく言っても
嫌われそうだし。



諦めて俺は話題を
変えようとしたんだ。





そしたらチャンミン






「…あの、でも
ユノ君って嫌なら

他の呼び方にします。」


そう言ってきて。







「え?
あ、うん。

じゃあユノって事で 。」



「いやだからそれは無理って。

…、あの、


ゆ、ユノ…


ゆのひょ、

…っ…、




ユノヒョンっ て
呼んでもいいですか?」







…、



えーと…、





なんなんだよ。





上目遣いの
その最強に可愛い顔。






美人なチャンミンは
照れると究極に可愛くなる。





マジで反則。




ヤバイ。





俺は




チャンミンは





天性の甘え上手だと思った。




























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拍手コメントを下さったく◯ちゃんさんへ。
コメ欄をクローズしてるので
お返事ができません>_< ごめんなさい。
なのでまたコメ欄を開いたら
コメントしてきて下さいね。
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