ずっとあなたに逢いたくて ~Wedding Dress~

2015.08.18 (Tue)





このお話は
「ずっとあなたに逢いたくて」の続編で
最終話から1年後の出来事です。

まだ読まれていない方&お忘れの方は
そちらから読んで頂けたら嬉しいです☆彡



















久しぶりの休日、抱き合った後に
チャンミンが突拍子のない事を
言い出した。





「え?」


「だから、ウェディングドレスを
着て欲しいんだって。」


「誰に?」


「僕に。」



「…なんで?
おかしいだろ。チャンミンは男なのに。」


「うん。もちろんそんな事はお祖母様も
お母様もわかってるよ?

僕だって…。



でも、代々伝わるウェディングドレスを
僕に着せたいってきかなくて。

本当はね、お祖母様もお母様も
僕の結婚相手の女性に着て欲しかったんだよね…。

…でも、ほら。
あの時の僕は仕方なく政略結婚を
受け入れただけで…。
…僕に感情なんてなくて。

嫌々結婚するのをお祖母様もお母様も
わかっていたから、ドレス選びも
シム一族に伝わるものじゃなくて
何もかも相手の好きにさせてたんだよね。



それでさ、今はユノと僕が
幸せに暮らしてるでしょ?
お祖父様もお父様も僕たちの事を許して
くれたし、

紙の上での結婚はできなくても
写真だけでも撮ったらどうかしらって。


…まあでも、お母様はドレスを
作りたいだけみたいだけどね。

お母様はいつまでも少女みたいなことろ
あるから…。


あ、代々伝わるのは
ドレス自体じゃなくてドレスの生地なんだけど…。



えーと、代々英国王室に伝わる生地が
「プリンセス・サテン」って呼ばれていて。

それと同じ感じでシム家にも
代々伝わる生地があってその名前は



"白い羽根のAngel"。


とても滑らかな肌触りで
それはもうしなやかな生地なんだって。



でね、その"白い羽根のAngel"で
ウェディングドレスを作りたいって。

なんだかお母様の気に入ったデザインが
あるらしくて…。




うちには女の子がいないし
もうお嫁さんが来ることもないから
お祖母様よりも
お母様がどうしても僕に作りたいって
しつこくて。




…僕にウェディングドレスが
似合うわけないって言ったんだけど、
そんな事はメイクで何とでもなるからって。





それでユノには内緒にしてたんだけど
ドレスが仕上がったからって昨日電話がきて


「ユノさんと一緒に写真を撮りなさい」って。

ごめんね?ユノ。
勝手な事して。

でもね、お母様にはたくさん心配かけたから
お母様の好きにさせてあげたくて。



だからお願い。
写真だけ一緒に撮ってくれないかな?」






チャンミンが大きな瞳を
潤ませてそう言う。



そんな話し聞いてないし。
って思ったけど


もちろん断る理由はないし
俺は了解した。






だけど、チャンミンの
ウェディングドレス姿なんて想像つかない。

確かに綺麗なチャンミンだけど
男にウェディングドレスなんて…。



でも少し楽しみだな。
チャンミンの女装。


それにチャンミンもなんだか
楽しそうだ。



フッ。
少しは女の子みたいに見えるのかな?






それにしてもこんな提案するなんて
金持ちは本当によくわからない。




まあ、俺をチャンミンの愛人に
しようとしたくらいだもんな。
変わってるんだろうな。
普通の考え方ではないんだろうな。
















それから3カ月後
俺とチャンミンは異国のチャペルにいる。








俺も上質な生地でタキシードを
仕立てて貰った。

真っ白なタキシード。




それを着てなぜか俺はチャペルで
チャンミンを待ってる状態。



チャペルには
神父様もいる。





写真を撮るだけなのに
なんで、チャペル?


何で神父様?



写真館のスタジオじゃないのか?


そう思っていたところに
パタンと扉が開いた。





えっ…!?



嘘…っ。


嘘だろ?




そこにはチャンミンだけど
チャンミンじゃない
あまりに美しい人がいた。











長いバサバサの睫毛。

大きな吸い込まれそうな
ブラウンの瞳。



雪の様に白い肌に
青みがかったピンクのチーク。


サーモンピンクの口紅にグロス。




似合い過ぎてる…。




メイクでなんとかなるって?

そんなレベルじゃない。





女性そのものだ。


か、可愛い。



可愛すぎる。


ブラウンの髪は
ウィッグなのか長い髪をアップにして
お姫様が付けるような、えーと、
なんだっけ?


冠?


じゃなくて



ティアラを付けてる。


ティアラとウェディングベール。

刺繍が施してあるロングベールが
とてもよく似合ってる。





ウェディングドレスは
チャンミンが言っていただけあって
一目見ただけで
高級なシルクだってわかる。







ドレスの形は胸元が大きく開いていて
ウェストを絞ってある
マーメイドライン。

シンプルだけどそれが逆に
チャンミンのスタイルの良さが強調されている。




BGMが流れる中ブーケを持って
ウェディングドレスと
ロングベールを引きずりながら
歩くチャンミン。





ゆっくり歩く度に
ドレスが揺れて


なんて綺麗なんだ。



しかも


…ブーケが向日葵。



俺の大好きな花を選んでくれたんだ。





綺麗なチャンミンと向日葵で
俺はもう胸がいっぱいで


我慢出来ずに


泣いてしまった。










前に向日葵の花言葉を知った。





"あなただけを見つめる"




そう。

この花言葉は俺たちにぴったりだ。


引き離された事もあったけど
どうやったって俺はチャンミンだけだし
チャンミンも俺だけを愛してくれた。



この先もずっと
チャンミンだけを見つめる。



いろんな想いで涙が止まらない。


辛い事があったけど今は幸せで

幸せ過ぎるくらい幸せで。







そのうえ

チャンミンとこんなチャペルで
結婚式なんて。










俺の元にたどり着いたチャンミンは
手を差し伸べて
涙を拭ってくれる。



「ユノ?
泣かないで。

ユノ。

笑って。

向日葵みたいに笑って?

ね?

ユノ、

これからも幸せに暮らそうね。」







チャンミンはそう言って
優しくにこっと笑った。


初めて会った時の様に。







俺は今わかったんだ。


シム家に代々伝わる




"白い羽根のAngel"は







生地の名前じゃないって事。






ウェディングドレスをまとったその人が




"白い羽根のAngel"なんだ。








チャンミンが天使そのものだったんだ。






















♡おわり♡












皆さん、こんばんは☆彡



お久しぶりです。
なかなか更新できなくてごめんなさい(>人<;)
帰省中でいろいろ忙しくて
お話しを集中して書けませんでした。
まだ帰省中なので戻ったら「愛をもっと」を再開するので
もう少しだけ待っていて下さいね!


今回のお話しは
「ずっとあなたに逢いたくて」の続編なんですけど、
前から書きたかったんです。
(連載中はあまり甘々がなかったので。)
今も幸せに暮らしてる2人でした(o^^o)♡



それから前回のコメントで
たくさんの優しい言葉を頂きました。
飽きてないって言って貰えて安心したし
お話しを好きだって言って貰えて
本当に嬉しかったですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
本当にありがとうございましたT^T♡
これからも自分のペースで頑張るので
よろしくお願いしますね(o^^o)









まだ帰省中なので、引き続き
不定期更新になりますので
たまにでいいので覗いてみて下さいね(^ー^)ノ
明日はユノペンの友達と
ユニカと衣装展に行って来ますV(^_^)V

ではまた次の更新の時に☆彡




☆チャユノ☆












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読んで下さってありがとうございました♡

もうすぐ拍手が90000回になりそうです*\(^o^)/*
いつもポチっと感謝してます♡


※追記
拍手が90000回、超えました♡
本当にありがとうございますV(^_^)V


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ずっとあなたに逢いたくて 38 最終話

2014.12.30 (Tue)









長いフライトを終えて
俺たちは今、ある国の高級ホテルの
スイートルームにいる。

…しかも
ロイヤルスイート。

こんな豪華な部屋、
テレビでしか見た事がない。
かなり値段がするはずだ。


「チャンミン、
こんな高級なホテルを
プレゼントして貰っていいのかな?」


「え?
あ、うん。
お祖母様もお母様もユノの
ファンだし、
いいんじゃない?

…ねえ、
そんな事気にしなくていいから
早くパーティーに行こうよ。
もう既に始まってるから。

僕、お腹空いちゃったよ。」



「ああ。
じゃあ着替えをしようか。」





…それで、
俺たちは着替えをしたんだけど、


チャンミンが衣装をまとったその姿に俺は呆気にとられた。



胸元がざっくり開いた服から


雪の様に真っ白でキメが細かい肌が
あらわになっていて

胸が丸見えだ。


…そんな格好でパーティーなんて
危険なんじゃないか?


きっとパーティー会場の
どの女性より色っぽい。



「ユノ?」



「離れるなよ?」


「え?」


「だから、俺から離れるなよ。」



「え?」

チャンミンは意味がわからないって
顔をしてる。


「…その格好、
肌、見せ過ぎ。

危ないだろ?」



「僕は男なんだから大丈夫だよ。

…でも、ユノ?

離れない様に
手、繋いで。

…ね?」











それから俺たちは
ホテル内にある
パーティー会場に向かった。


お揃いのピアスを付けて…。


俺はパーティー会場に着いて、

圧倒された。


何なんだ?
この世界は。

中世ヨーロッパのようだ。


招待客みんなが
豪華なドレス、スーツを
身にまとってる。

俺たちの着てる衣装なんて
派手でも全然なかった。


俺が何も言えずにいると

「ユノ?
どうかした?

ね、ご馳走食べようよ?」


チャンミンはそう言って
俺の手をひく。



…この国は同性婚が認められている。
だから、俺とチャンミンが
手をつないでいても何とも思われない。



俺たちは繋いだ手を離さずに
パーティー会場を歩きながら
立食式の料理を食べていた。


チャンミンはシャンパンを何杯も
飲んで既に、

酔ってる感じ。


俺は酒は苦手だけど、
少しだけシャンパンを飲んだ。

…だからなのか
気分がいい。





「ユノ?
あーんして?」


「え?
嫌だよ。」


「いいから
口開けて?

あーん。」


恥ずかしかったけど、
俺は言われるままに口を開けると、

チャンミンがフォークに刺した
チーズを俺の口の中に入れた。


「美味しい?」


「…うん。
…もっと食べたい。」


「ふふ。
ユノ、可愛い。


あ、ユノの好きなイチゴもあるよ。

はい。アーンして?」



俺はまた口を開ける。





…我ながら何してるんだろうと思う//////。


でも、パーティーだし
それに、


"このパーティーは

お祖母様の知り合いが主催していて仕事には関係ないパーティーだから。

お祖母様は同性の僕たちが誰にも気を使わない様にできるように
この国にしてくれたんだよ

だから楽しもうね。ユノ。"

って…。



人の目を気にせずに
手を繋げるのは嬉しい。






こんな煌びやかな世界は
初めてだ。


キラキラ光るシャンデリア。

豪華な料理。


色とりどりのドレスを
着た女性。


生演奏に合わせてダンスをする
カップル。




御伽の国みたいだな。




何よりチャンミンと
触れ合えるのが嬉しい。



嬉しいんだけど、



同性婚が認められてる国だからなのか、

俺とチャンミンに

やたらと男性が来て、
声をかけてくる。

「君、素敵だね。
王子様みたいだ!
二人で何処かに行かない?」

「なんてセクシーなんだ。
俺の物にならないか?」



もちろん女性からも
声をかけられる。

「あなた、初めて見る顔ね。
素敵だわ。

お相手してくださらない?」


チャンミンは男性に
「お姫様の様だ。
可愛くて綺麗だ。」

「女王様、ダンスのお相手
してもらえませんか?」


…なんて言われてる。

お姫様…?
女王様?
…確かにそうだな。


それにしても
次から次へと
声がかかるから




…全然、チャンミンとゆっくりできない。

それでお互いに
つかまってしまって仕方なく、
相手をしていたら

チャンミンとはぐれてしまった。



どこだ?

とにかく人が多くて
なかなかチャンミンを見つけられない。


探してる間も
声がかかる。

「あなた、本当にハンサムね。
一緒に踊ってくださらない?」


「一目惚れしたから
僕の恋人になって?」


…面倒だけど、
丁重に断りながら
チャンミンを探す。


いったいどこにいるんだよ!


探し回って、

やっとチャンミンを見つけると、





チャンミンは
白人男性に腰に手を回されて
ベタベタと触られていた。


…チャンミンは
シャンパンを飲み過ぎて
酔ってるからか
抵抗せずにされるがままになってる。

…頬を上気させて

…肌けた胸元は
さっきまで真っ白だったのに、

桜色に変わってる。


裸よりいやらしい感じだ。


…周りのみんながチャンミンを
見てる。

っつ…、

何やってるんだよ?

あんな格好で酔ってたら
誘ってるって思われるだろ!


俺はチャンミンの元へ走って行って、
白人男性からチャンミンを
奪い返した。


白人男性は何か文句を言っていたけど
俺は無視して、



そのままチャンミンの腰を抱いて、
パーティー会場を出た。


「ちょっと、ユノ?
パーティーはまだ終わってないよ?

シャンパン飲みたい。


それに
カウントダウンはこれからだよ?
戻ろうよ。」




「…ダメだから。」


「え?」

「もう、無理。
チャンミンのその格好、
誰にも見せたくないし、

…早く抱きたい。
だから、部屋に戻ろう?」


俺はチャンミンの耳元で
そう囁いた。


「…////////。
うん…。

ユノ、部屋に行く。」


チャンミンは
耳まで真っ赤にしてそう答えた。


それが俺を煽る。



部屋の扉を開けて

ベッドルームに連れ込んで

チャンミンをベッドに
横たえた。


薄暗い間接照明に
浮かぶチャンミンの

真っ白な身体。

この身体は俺のものだ。




堪らない気持ちで
チャンミンに口ずけた。


「っんんっ、
はあっ…、」


首筋にも何度も舌を這わす。


誰にも取られない様に
何度も俺の跡を付ける。


その度に漏れる
チャンミンの甘い吐息。


チャンミンの衣装を
両肩から左右に降ろして

身体中に舌を這わせた。


「っあっ、

…あっ、あっん、

んっ、ユノ、ユノっ。」



チャンミンはいつもよりも
感じてる様で、


切ない表情と声でもう、

我慢出来ずに

少し性急に


チャンミンの中へと
入っていった。





チャンミンの中は


暖かくて

気持ちがいい。



気持ちいい。




「あっ、

あっ、

っあっ…、やっ

んっあっ、

ユノっ…」





やっと
心から安心してチャンミンを
抱ける時がきた。


ずっと不安だった。



婚約者がいたチャンミン。
あの頃のチャンミンの笑顔は
いつも悲しそうで。

その笑顔がいつも俺を不安にさせていた。



…別れの日は
泣きながら抱き合った。
あんなに辛い思いは
二度としたくない。



…チャンミンが結婚してしまって、

俺はただ、ただ時間が過ぎて行くだけの毎日だった。

あの時はチャンミンを忘れたフリをしていた。

でも、忘れるなんてできなくて。

ずっと逢いたくて

逢いたくて…。


チャンミンに逢いたくて…。






…チャンミンと再会して
また一緒に暮らせるようには
なったけど、
愛人になる様に言われて…。


チャンミンを結婚させない為の
条件の為に働いてる時も、

またチャンミンが結婚してしまうんじゃないかと

常に不安だった。



だけど、今こうして
チャンミンといられる。


これからも…。


こんな日がくるなんて。




「ユノ?

…どうかした?


…泣いてるよ。」


チャンミンに言われて
泣いてる事に気が付いた。


「あ、ごめん。

…いろいろ思い出して。」

チャンミンは
手を伸ばして優しく涙を拭ってくれた。


「…ユノ、
…ありがとう。ユノ。

もうずっと一緒だから。

僕が愛してるのは
ユノだけだから。

一生、一緒にいようね。」




チャンミンがそう言った瞬間に

外で、花火が上がる音がした。


ベッド横のチェストの
時計を見ると午前0時。



「…年が開けた。

チャンミン、俺も愛してるのは
チャンミンだけだよ。


今年も

来年も

その次の年も


ずっとこうして一緒に

いような。」





「うん。
ユノ、

ずっと…。


ずっと一緒だよ。」



















♡終わり♡














☆チャユノです☆




これでこの2人の物語は終わりです。
辛い事も乗り越えて
二人はずっと一緒にいれる事になりました☆彡

最後まで読んで頂けて
本当に嬉しいです♡
ありがとうございました♡
最後まで書けたのは、
拍手や応援ポチを押して下さった方がいたからです。
ランキングも上位になれた時は
本当に嬉しかったですV(^_^)V


それからコメント☆彡
本当にいつも優しいコメントを
貰えて嬉しかったし
励みになりました(o^^o)
長く書いてると凹む時もあって(^^;;
でもそんな時にコメントを頂くと本当に元気になるんです(*^^*)
東方神起の事を話したり、
プライベートの事が聞けたりして
凄く楽しかったです(*^^*)
ありがとうございました♡






1月はしばらくお休みさせて
頂きますね。
あ、でも短編は書けたらいいなって思ってます(^ー^)ノ


年内はこれが最後の更新です。
皆さんも楽しいお正月を
過ごしてくださいね☆彡








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応援ありがとうございました♡





ずっとあなたに逢いたくて 37

2014.12.29 (Mon)











張り詰めた空気の中、
最初に口を開いたのはチャンミンだった。



「構いません。
僕も社長はジョンヒョンがいいと思います。

ジョンヒョンが相応しいと思います。


ただ、
ジョンヒョンに愛のない結婚を
させないで欲しいんです。

会社の利益になる様な相手じゃなくて、
ジョンヒョンが愛した人と結婚して欲しいんです。


その代わり結婚相手の融資に頼らなくてもいい様に、
僕は会社の利益を上げますから。
会長、お願いします。」


そう言ってチャンミンは
深く頭を下げた。

「俺からもお願いします。

ジョンヒョンに政略結婚なんて
させないで下さい。」


俺も会長に
深く頭を下げた。



それを見たジョンヒョンも
口を開いた。



「チャンミンもユノも
ありがとう。

でも、俺は政略結婚でも構わないよ。
昔から見合いで結婚するのは
当たり前だと思っていたから。

…ただ、

俺は社長の器なんかじゃない。


会長、
一族の会社の為に
政略結婚が必要なら僕は
決められた相手と結婚して子供を作ります。


でも、次期社長は

チャンミンが相応しいと思います。

社長はチャンミンでお願いします。」


















結局、


次期社長は
これからのチャンミンとジョンヒョンの仕事ぶりをみて、


どちらが相応しいか
決めるって、会長が言った。


ジョンヒョンは
社長になりたい気持ちはあるけど、
実際に社長になれと言われたら
それは無理だと思ったらしい。


政略結婚はジョンヒョンが
受ける形になった。

何もかもジョンヒョンに
頼ってばかりだな…。











それからも俺は
変わらずにYCT企業で働いてる。

会長には
もしブランドショップに戻りたいなら戻りなさいって
言われたんだけど、

俺はチャンミンとジョンヒョンの為にこの会社で働いて

二人の力になりたいと思って、
会社に残る事にした。



…最近のチャンミンとジョンヒョンは
少し前の二人が嘘の様に仲がいい。

チャンミンの恋人を
ジョンヒョンが奪った理由を
チャンミンに言ったのもあるけど、

お互いが認め合っていた事が
わかったから。

チャンミンはジョンヒョンの方が社長に相応しいって、
言った事がジョンヒョンは
物凄く嬉しかった様だ。



二人の仲がよくなって安心した。
きっとこれからは
二人で会社を盛り上げて行くだろう。



「ユノ?
どうかした?

…ねえ、毎日言ってるけど、
僕が洗い物してる時に
後ろから抱きしめるのやめて?」


チャンミンが顔だけ
俺に向けて言う。
相変わらず可愛い。

「チャンミンもさ、
毎日、抱き締められてるんだから
いい加減に慣れたら?

後ろから抱きしめるのが
好きなんだよ。
気にしないで洗い物続けて。」



「っん…、
っんんっ、

ちょ、ユ、ノっ、

キスしないでっ、

んっ、あっん…、

あ、洗い物続けられない。」


「じゃ、
中断して。

…ベッドに行こう。」


俺はチャンミンの手をひいて
寝室へ連れて行って


チャンミンをベッドに沈めて
覆いかぶさった。


「ちょ、
ユノっ、

今日はダメだよ。
明日の準備しないと。」


チャンミンは
俺を必死に引き離す。

「…あー、
準備は後でいいだろ?」


「ダメだってば。
明日、明日しよ?」

可愛くお願いしたら
俺が言う事聞くと思ってるんだからな。



「…わかったよ。
じゃあ、明日は覚悟しておけよ?」


「…うん///////。」




明日、俺たちはパーティーに
行く事になっている。



チャンミンのお祖母さんと
お母さんからの
プレゼント。


"2人で気兼ねなく
楽しんできてくださいね"って、

航空券とパーティーチケット、
それから高級ホテルのスイートルームのチケット。


それだけじゃなくて
パーティーで着る衣装まで
贈られてきた。


その衣装があまりに豪華で派手。
白地にキラキラとシルバーの
ライトストーンが
散りばめられている。


しかも、チャンミンの衣装、
胸元がざっくり開いている。

胸がはだけ過ぎるんじゃないか?



…フォーマルスーツじゃ
ダメなのか?


でもチャンミンは
慣れてるのか気にしていない様子。


…まあ、いいか。


チャンミンの露出の高い
衣装が心配だけど、


俺は初めてのチャンミンとの
旅行に胸が弾んでいた。




明日は



ニューイヤーパーティー。





チャンミンと一緒に




年を越す。







「チャンミンの衣装、
はだけ過ぎだろ?」














☆チャユノです☆



明日が最終話です♡
ラストはニューイヤーパーティーです(o^^o)


スッキリは負けちゃったけど
可愛いかったですねー(*^o^*)













「パーティーだから
これくらい当たり前だよ。ユノ。」
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ずっとあなたに逢いたくて 36

2014.12.28 (Sun)











運命の日がやってきた。


エレベーターで
社長室に向かう途中、


ジョンヒョンに見えない様に

俺はチャンミンの手をギュッと
握って、すぐに離した。

チャンミンは
"大丈夫"って顔をして
俺を見てうなずいた。








秘書に連れられて
俺とチャンミンとジョンヒョンは
社長室に通された。



会長と社長はまだいなかった。



社長室に来たのは二回目。

…初めて来た時から
二年近くも経ったのか。

あの時は自分がこの会社で
働くなんて思ってもみなかったな。





二年間、夢中で頑張った。
ただ、ただチャンミンを
結婚させない為に。






きっと会長も
認めてくれるはずだ。

きっと。





「ユノ、大丈夫?」


「ユノ?大丈夫か?」


チャンミンとジョンヒョンの
2人が同時に俺に言ってきた。


「え?

…ああ。
大丈夫。
でも、緊張して胸が苦しい。」


そう答えると


「きっと認めてくれるよ。ユノ。」


「認めてくれるに決まってるだろ?」



…また、2人が同時に言う。

なんだか
それがおかしくて
少し緊張が解れた感じだ。


「…そうだよな?
きっと認めてくれるはずだよな。」

俺がそう答えると同時に

コンコン!

ドアを叩く音がして
扉が開いた。



秘書の後に
会長と社長が部屋に入って来た。




いよいよなんだ。




「…待たせたな。

三人とも、
座りなさい。」

会長は静かに言った。



会長と社長は一人掛けのソファーベッドにそれぞれ座って、

俺たちは三人掛けのソファーに
座った。



「早速だが本題に
入ろう。

…チャンミンの結婚は
させない事に決めたよ。」


え?


え?


嘘だろ?

あまりに早く結論を言われて
俺は拍子抜けした。



「お祖父様!

本当ですか?
本当に僕は結婚しなくても
いいんですか?


ユノを愛人になんてしなくていいんですね?


お祖父様、本当ですか?」



チャンミンが興奮して
身を乗り出している。


「チャンミン、
落ち着きなさい。

ちゃんと話しは最後まで聞きなさい。

…それから会社ではお祖父様の事を
会長と呼びなさい。」


チャンミンの父親の社長がそう言う。


「はい。
ごめんなさい。

でも、会長、本当ですか?

僕は結婚しなくていいの?」




「…本当だ。

2課の売り上げを伸ばせたら
チャンミンの結婚をさせないと
言ったからな。

私だって鬼じゃない。
約束は守るよ。




…正直に言うと、
ユノ君が私の言った条件を
受けるとは思わなかったのだよ。


…ユノ君とは
空港のブランドショップで
いろいろとコーディネートを
して貰ったね?」



会長は優しい目で俺を見た。



「とても気持ちのいい接客で、
また君の接客で服を買おう。

そう思わせてくれたのだよ。

もちろんセンスも抜群によかった。

うちのも
ユノ君のファンになったしな。

君は洋服を売る仕事が
好きなのだろう?
空港での君を見たらわかる。

だから、この会社で働いて
業績を伸ばしてみなさいと言う条件は
断ると思ったのだよ。


…だが、君は即答した。
やると言った。


君が本気だと言う事がわかったのだよ。


…それから
君とジョンヒョンの頑張りは
目を見張るものだった。

私も社長も
営業部のフロアには殆んど顔を出さないが、

いつも君達の事は聞いていたよ。


ジョンヒョンは最初は
2課の売り上げを上げるなんて
無理だと言っていたが、

二人で協力して、
黒字に変えた。

それだけじゃなく
やる気のなかった課員達も
変えた。

まさか2課がこんなに
活気のある部署になるとは
思っていなかった。


ユノ君、ジョンヒョン、
よく頑張ったな。

お前たちの頑張りは
皆が認めてる。

ジョンヒョンも課員たちを
よくここまで変えてくれたな。

今では2課の取り引き先は
我が社にとって大切な顧客となった。

ジョンヒョン、これからも
頑張りなさい。


ユノ君がいてくれた
おかげだな。


ユノ君、

私の負けだ。



チャンミンはもう結婚させない事に決めたよ。」



それを聞いた俺は
あまりの嬉しさに
また泣きそうになった。



無駄じゃなかったんだ。

ブランドショップを辞めた事。


何度も取引先に頭を下げた事。



ジョンヒョンと夜遅くまで
仕事をした事。

チャンミンに営業のコツを
教わった事。

いろんな事を思い出したら
涙が溢れてきた。


でも、グッと堪えた。

…俺はグッと堪えたんだけど、


「っううっ…、
ううっ、…

…っく、」

ジョンヒョンが泣き出した。

え?
ジョンヒョンが泣くなんて。

あの勝気なジョンヒョンが泣くなんて…。





「ジョンヒョン?

お前が泣くなんて。

でも、お前がいたから
俺は頑張れた。

ありがとう。ジョンヒョン。」

俺はそう言って
手を差し伸べて
ジョンヒョンに握手を求めた。

「ユノっ、

っくっ…、
ううっ、」


ジョンヒョンは泣きながら
握手を返してくれた。




「ジョンヒョン…。

ジョンヒョン頑張ってくれたもんね。
ありがとね。

本当にありがとう。」

チャンミンはジョンヒョンに
そう言うと、

ジョンヒョンはさらに泣き出した。



「っううっ…、

チャンミンっ…。」


…泣いてるジョンヒョンが
何だか少し可愛くて、

俺とチャンミンは目を合わせて
笑った。



空気が和んだ。


でも空気が和んだのは一瞬で


「だが、
跡取りの問題がある。

この一族の会社を存続する為には
跡取りが必要なのだよ。


三人ともわかるな?


だから、


ジョンヒョン、

お前がチャンミンの代わりに
結婚してこの会社を継ぎなさい。」




会長のその言葉で


和んだ空気は



氷の様に張り詰めた空気に変わってしまった。

























☆チャユノです☆

ユノの頑張りが認められました(*^^*)

それにしても同じ会社なのに
オフィスラブがなかったですね(^^;;
でも、ラストは甘々の予定なので
待っていて下さいね(=´∀`)人(´∀`=)♡

昨日の音楽中心は本当にかっこよかった♡
明日は「スッキリ」ですね♡
楽しみ(=´∀`)人(´∀`=)










壊れそうな夜も
挫けそうな朝も
胸を張って云うよ
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ずっとあなたに逢いたくて 35

2014.12.27 (Sat)
















それからさらに月日が流れた。



俺とジョンヒョンの関係が
あの日以来、ますますよくなった。



俺が心の奥の気持ちを
吐き出したあの日以来…。


だけど、ジョンヒョンとチャンミンの関係は相変わらずで。


従兄弟なんだから
もっと仲良くしたらいいのにって思う。


それにジョンヒョンは
チャンミンの恋人を奪った理由を
チャンミンには言うなって言う。


「何で?
何で言ったらダメなんだよ?

チャンミンの為にした事だろ?

…それ以前に、
奪い取る事なんてせずに
チャンミンに、
言えばよかったんじゃないの?

チャンミンが付き合ってる女は
金目当てで近付たんだって事を。」



「…俺の言う事を
チャンミンが信じるはずがないから。」



「信じるはずがないって、
どう言う事?」



「…俺は物心付いた時から
ずっとチャンミンが羨ましくて…。



特に学生時代は。

会社でもチャンミンはモテるけど、
大学の時はもっとモテてさ。



あー…、
チャンミンが付き合った奴は
金目当てだったけど、

純粋にチャンミンを好きだった子も多くて。

正直羨ましくて。

将来は約束されてる。

あのビジュアル。

優しい性格。

頭だっていい。

それで、俺はチャンミンに
嫌な態度ばかり取っていて。

まあ、それは今もなんだけど。


…とにかく、
そんな態度を取ってる俺の
言う事なんて信じないし、

それだけじゃなくて、

…可哀想だろ?

…自分が好きな人が
金目当てで寄ってきたなんてさ。」






…金目当てで付き合ってるとわかる事と、


従兄弟に恋人を奪われたのと

チャンミンはどちらが
辛いんだ?


…だけど、どちらにしても
もう過去の事なんだから、
本当の事を言えばいいんだ。


誤解したままなんて
やっぱりよくない。


仕事が落ち着いたら
2人の仲をなんとかしないと…。



















「…ねえ。
ユノ?

何でユノはいつも僕が
洗い物をしてる時にまとわり付くの?

…後ろから抱きしめられてると、
洗いづらいんだけど。」


チャンミンはそう言って
振り向く。


振り向いたと同時に
俺は唇を塞ぐ。


「っん…、

ユノっ、

お願いだから、離してっ。

…離してくれないなら、
ユノが洗ってよ?」



そう言ってほっぺを膨らませた。

//////可愛い過ぎるだろ。




…幸せだな。

こうしてチャンミンと
一緒に暮らせる事がこんなに幸せなんて。


「ユノ?
どうかした?」


何も答えない俺には
チャンミンは洗い物をやめた。

それでエプロンで手を拭いて
俺に身体を向けた。



「…幸せだなって思って。」

「え?」

「…こうして
チャンミンと一緒にいる事が
幸せだなって。


別れた時もあったから
尚更そう思う。

もう二度とチャンミンと離れたりしない。

この幸せを守りたいんだ。」


「…ユノ…。

…僕も幸せだよ。」







「…明日だな。」


「うん。
明日だね。」





俺とチャンミンとジョンヒョンは


明日、


チャンミンのお祖父さんの会長と
チャンミンのお父さんの社長に
呼ばれている。





チャンミンを結婚させない為の条件を出されてから

二年近くになる。


不思議な事に
会長も社長もその間、
何も言ってこなかった。


…それが逆にプレッシャーだったな。





売り上げは伸びた。


俺もジョンヒョンも
本当に頑張った。


どれだけ取り引き先の人間に
頭を下げただろう?



だけど、苦には思わなかった。



それに家に帰ればチャンミンがいる。




…務め始めた頃は
チャンミンは俺がジョンヒョンと一緒にいるのを不安がっていたけど


不安を取り除いてからは、

家で俺に仕事の事をいろいろ
教えてくれる様になった。


それもあってか
信じられないくらい

2課の売り上げが伸びた。





…だけど、



それで条件を果たした事になるのか?


ずっと昔から
政略結婚が当たり前の一族の会社。



その会社の次期社長の
チャンミンを結婚させないなんて

出来るんだろうか?




俺は不安で
いっぱいだった。


そんな俺に
チャンミンは




「ユノ。

僕は明日、どんな結果でも
ユノと離れないから。

家を捨てる覚悟も出来てるから。」





そう真っ直ぐ俺を見て言ったんだ。





















☆チャユノです☆




いよいよ明日です☆彡







「ユノと離れないから」
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