I know ~心の声 7 最終話~

2015.10.14 (Wed)






12月に入って
ユノは相変わらず忙しい。





でも、音楽活動がひと段落したのでユノは
気持ち的にも余裕があるらしく
どんなに忙しくても僕に逢いにきてくれるし
僕もユノの家に泊まりにいったりしている。



…、またきっとこの先も寂しい思いを
する事があるだろうけど
もう、大丈夫。

ユノも同じ気持ちだって
わかったから。

ユノを応援しないとね。


…ネガティブチャンミンは封印。


なんて、また逢えなくなったら
ネガティブチャンミンに
なっちゃうと思うけど…。











「…おはよう。チャンミン。」

呼ばれて振り向くと
パジャマ姿のユノが眠そうな顔で
キッチンに入ってきた。


「おはようございます。
ふふ、ユノさん、寝癖すごいですよ。

カフェラテでいいですか?」


「うん。
…何作ってるの?」

「お弁当です。」

「お弁当?」

「今日はユノさんと外でデートですからね。
ちょっと張り切ってお弁当作ってるんです。」





今日はデート。

しかも12月24日
クリスマス.イブ。



クリスマス.イブにユノは
奇跡的に休みが取れた。


もちろんテレビにユノは出る。
でも今日放送の音楽番組は
収録されたものが放送される。






それで僕はクリスマスを
ユノと過ごしたくて
有給休暇を取ってしまった。
そのために昨日まで残業して仕事を頑張った。


男のくせにデートしたいから
有給なんてって自分でも
甘いなって思うけど
なかなかオフが取れないユノが
クリスマスに休みを取れたのは
やっぱり奇跡だからどうしても
一緒に過ごしたかったんだ。






「っ…、ちょっ。
ユノさんっ…、
つまみ食いしないで下さいっ、」


ユノがお弁当のおかずの
唐揚げを一つ食べてしまった。

もぐもぐ食べる姿が
なんだか可愛い。


スーパースターのユノは
どこにいったの?って思う。



ユノにはいろんな顔がある。


かっこよかったり
可愛かったり。


どんなユノも大好きって思う。








「…あの 、味は大丈夫ですか?」


「ん…、美味しいよ。」



「本当?
よかった。
でも、もうつまみ食いはダメですからね?
外で食べた方がもっと美味しいですよ。」


「なんだ。まだ食べたいのに。
…タコさんウインナーもある。
食べていい?」



「ダメです。我慢してください。
朝ごはんは別に用意してますから。」



「…じゃあさ、
チャンミンをつまみ食いさせて。」


「え?

んんっ、
っ…、んっんっ、…あっ…ん。」


…////////。


つまみ食いとか
ユノ、キャラが違うっ。



でもなんだか新婚さんみたいで
楽しいな。


今まで泊まりに来ても休みが合わないから
どちらかが休みでも
片方が仕事で朝は慌ただしくて
こんな風にゆっくり過ごせる事って
ほとんどなかったんだよね。



二人が休みだとこんなに
ゆっくりできるんだな。



…幸せだな。


たわいもない朝がこんなに幸せなんて。















それからユノと家を出て
車で数時間。


今、僕たちは海に来ている。




その海はユノの思い出の場所。




そこは都心から離れた
海水浴場でユノが小さい頃に
家族でよく来た海。


「昔、よく来たんだ。

海、綺麗だろ?
砂浜もサラサラで。


海水浴場だけど
周りにレストランやホテルもないから
真冬には誰も来ないんだ。

だから人の目を気にしなくて
大丈夫。」







僕はこの場所へ初めてきたんだけど


ユノが小さい頃に来た海だと思うと
なんだか愛おしい。



ふふ。

子どもの頃のユノ
やんちゃだったんだろうな。



それにしても本当に綺麗…。


太陽の光が
海に写ってキラキラ…。







僕は持ってきたカメラで

海を撮る。








カシャカシャ。



コバルトブルーの海と
真っ白な砂浜。



それと




ユノ。



海辺を歩くユノが綺麗で。



あまりに綺麗で泣きそうになった。



「…チャンミン、
どうかした?」


それに気がついたのか
足を止めるユノ。



「…ううん。
なんでもない。

…ユノさんが綺麗で見惚れてただけ。」


「ふっ。何それ?

…チャンミン、いい加減さん付けは禁止。」


ユノが髪をかき上げながら
僕のそばにきて
僕の手をとって指を絡める。




…恋人ツナギ。






「…、ユノ。
だめですよ?
離して下さい。
ここは外なんだから。

昼間だし…。
誰かに見られたらっ。」



「んー。嫌だ。
離さない。

手、繋ぎたい。」


ユノはそう言って
手を離さず
更にギュッと力を込める。




「…、」


…それは僕だって同じ気持ちだけど


…でも、嬉しいかな。


外で手を繋ぐなんて
なかなかできないもんね。

前に一度、海で手を繋いだよね。




あれから一年。




あの日の事を想い出す。




「…寒いですね。」



「え?
…あー。でも、温かいよ。」




「え?」



「繋いだ手は温かい。」




…。



…ユノの言葉の方が
温かい。









結局僕たちはしばらく何も言わずに
誰もいない冬の海を手を繋いで歩いた。







ずっと繋いでいたいけど


いい加減
離れないと…。







「あ、あのっ。ユノっ

クリスマスプレゼントが
あるんです。」




「え?」


手をそっと離して
コートのポケットから
プレゼントを出してユノに手渡した。






「…、ありがとう。
開けてもいい?」


「はい。
…あの、キーケースなんです。

いろいろ迷ったんです。
本当はアクセサリーとも思ったんですけど
ユノが着けるアクセサリーは
マスコミに取り上げられて
すぐに話題になるから…、
僕のセンスが悪かったら
ユノに迷惑ががかるし…。

あっ、でもそれ以前に
僕がプレゼントしたアクセサリーなんて
しないかななんて思って。


でもっ、
毎日身につけるものがいいなって考えて。


それで、身につけるものではないけど
毎日使うものって考えてキーケースにしたんです。」


…ユノは微妙な笑顔。

…ダメだったかな?





「ユノ?
…気に入らなかった?」



「ふっ。
そんな事ないよ。
気に入ったよ。
俺の好きなブランドで
買ってきてくれたんだ?

今日から使うよ。
ありがとう。チャンミン。」





よかった。


ユノの優しい笑顔に安心する。




「チャンミン、俺からも。」


そう言ってユノもコートのポケットの中から
小さめの包みを取り出して僕に差し出した。


え?



同じ包?





「ふっ。
偶然だな?

俺もチャンミンと同じものを
買ったんだ。





でも、


理由が違う。




…俺がキーケースを
選んだ理由は


いつかチャンミンと
同じ家に帰れたらいいなって

そう思って。」




「え?

それってどう言う意味?」



聞き返してユノを
見上げると





返事の代わりに






ユノのキスが降ってきた。




「っんっんっ…、」



っ、だからっ、…、




…外なのに。



誰かに見られたら…、


…だけど



今日はクリスマス.イブだし
いいよね?





僕はそのままユノの長い
キスを受けていた。










…、



ユノ。



そうだね。



いつか同じ家に帰れるといいね。






僕は心の中でそう答えた。




ユノ。



この先もゆっくり


こうして少しづつ


思い出の場所が増えるといいね。



















♡おわり♡












☆チャユノです☆

皆さん、こんばんは♡


I knowの続編「~心の声~」
短いお話しでしたが
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
前作から大分経ってるので
皆さん感情移入できないかな?って
心配しながらの更新でしたが
拍手やコメントを頂けて
嬉しかったですヾ(@⌒ー⌒@)ノ


前回の最終話から一年後の二人です。
芸能人のユノと付き合うのは大変だけど
また新たな思い出の場所が出来ました(o^^o)
今回書きたかったのは
やっぱり最後のシーンです。
海でのプロポーズ♡
ユノはチャンミンを
誰よりも大切に思ってるし愛してます♡
この先もケンカはするだろうけど
ずっと幸せですからね♪


題名の~心の声~は
ミスチルの「しるし」の中の
フレーズからお借りしました。
大好きな曲で詞がまたいいんです。
よかったら聴いてみてくださいね。


それで次の更新ですがまだ未定です。
休んでばかりでごめんなさい(>_<)
もうすぐチャンミンも
入隊だと思うとなかなか妄想が進まなくて(>_<)
でも、またすぐに戻ってくるので
待っていて頂けたら嬉しいです(*^^*)



それから拍手が10万回いったのも
皆さんのおかげですT^T♡
いつも読んで下さって応援して下さって本当に感謝してます☆彡
ありがとうございました*\(^o^)/*






今日からユノが休暇なんですね?
チャンミンと過ごせるといいな♡










"帰る場所が同じ"
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寒くなってきましたね。
皆さんも風邪などには気をつけて
下さいね♡

では、またいつかの更新の時に(o^^o)♡


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I know ~心の声 6~

2015.10.12 (Mon)










僕は逞しいユノの腕の中。





久しぶりのユノに抱きしめられて
嬉しい。



嬉しいよ。




でも、ずるい。


ユノはずるいって思った。

だって、僕はユノに逢いたくて
逢いたくて逢いたくて堪らなくて。

でも、我慢してた。

どんなに寂しくても
我慢していたのに。

ユノは自分が逢いたい時には
逢いにくる。


ユノの都合のいい時に。

そんなのずるい。

そんな想いが頭の中によぎって
嬉しいくせに素直になれない。



「は、離してっ。」



僕はユノの腕から逃れて
立ち上がった。

ユノは驚いた顔をして僕を
見る。


…、あ…。


少し傷付いた顔…。


でも少しは僕の気持ちを
考えて欲しい。



「…、コート脱いでないし
手も洗ってないから。」

「…、そんなのいいよ。
ね、チャンミン、
逢いたかった。

おかえりって言ってくれないの?」


「ユノさん?

僕が帰ってきたんだから
ユノさんが僕におかえりって
言うんじゃないんですか?

僕がただいまって言うんです。
逆ですよ。

…、とにかく、
手、洗ってきます。」



…なんかやっぱり
勝手なユノに腹がたつ。

僕は部屋から出で洗面へ
向かった。




ハンドソープを乱暴に泡立てて
手を洗う。

洗面に映る僕は酷い顔をしてる。


ライブでたくさん泣いたから…。



不意に鏡にユノが映って



鏡の中の僕は鏡の中のユノと
目が合う。




っ…、洗面まで
着いてこないでよ。


僕は鏡に映るユノから目を逸らすと


「チャンミン…。」




いきなりユノは水道を止めて
僕を振り向かせて壁に押し付けて






「っんんっ、

っ、ちょっ、

…んっ…、」


キスをしてきた。




「ん…んっ…、」

く、苦しいっ。



息もできないくらいの
強引なキスでユノは
何度も僕の舌を絡め取る。



「っん…、んんっ、
…っ…んっ…、」


何度も何度も。






っ…。はあっ…。


それで、僕の両腕を掴んで
僕を引き離すと

「何か怒ってる?

ただいまって言ってるだろ?
チャンミンのところに帰ってきたんだ。

おかえりって言えよ。」


って、抗議の言葉。



…な、何?

何でユノが怒るわけ?

口調も荒くなってるし。
怒ったユノは苦手なのに。


僕の態度が悪かったせいだけど
でも…、

…、っ…、






「っ、うう…、。」


堪らず涙が出てきてしまった。

泣きたくなんてないのに。


「え?
あ、
ごめん。

な、泣くなよ。
ごめん。チャンミン。

ごめん。

でも、

…チャンミンに逢いたくて
逢いたくて堪らなかった。

今日まで我慢して
それで逢いに来たのに
なんかチャンミン冷たいから。」



あたふたと
慌てたようなユノ。




「ううっ…、。」





僕だって逢いたかったのに。
我慢して言わなかったのに。
何にも知らないユノに
また腹が立つ。




だけど

「…チャンミンさ、
この一ヶ月、一度も俺に逢いたいって
言わなかったよな?

寂しいって事も。

言わなかったのは

逢いたかったからだろ?

寂しかったからだろ?」



ユノは僕の涙を拭いながら
そう言った。



…え?



僕はユノを見上げた。







「ふっ。

全部わかってたよ。
わかってるに決まってるだろ?

…だから俺、頑張ろうって思ったし
頑張れた。

必ずコンサート成功させて
チャンミンに逢いに行くって。」








っ…。

ユノ…。


ユノっ。



わかってたの?



そっか…。






届いていたんだね。





僕の心の声。





「ごめんな。
チャンミン。

我慢させてごめん。」







「…ゆ、ユノさんっ…、

ユノさんっ、おかえり。

おかえりなさい。



っ…、


…それから、
コンサート最高でした。


お疲れ様でした。」


僕はユノの首に両腕を回して
抱きつくと


「…ただいま。
チャンミン。」



ユノはいつもの太陽みたいな笑顔で
そう言ったんだ。


















それからユノは
疲れてるくせに

「疲れてるからこそ補充しないと。
チャンミンチャージさせて。」


そう言って
僕を寝室に連れていった。

あっと言う間に
服を脱がされる。


「んっん。
っ、ちょっ、ちょっとユノさんっ!
ま、待って。

そ、その前に、

んんっ!」

僕はユノから顔を背けて
両手で押しのけた。


そんな僕に上から
不満気に見るユノ。





「何?」





「へ、部屋。
ユノさんの部屋、散らかり過ぎです。

…ユノさんが仕事に集中したくて
僕に逢わない様するなら僕も我慢します。
だけど、部屋の掃除はさせて下さい。
あまりに散らかし過ぎです。



ユノさんがいない時に
行きますから。 」


「え?
あ、もしかして俺の家に来てくれたの?」


「はい。
…掃除してきました。

大変だったんですからね。

あの、これからも
ユノさんがいない時に行くなら
問題ないですよね?」


「ダメだよ。
俺がいない間に来るのはダメ。」

「…どうして?」





「チャンミンの気配が残ってたら
チャンミンに逢いに行きたくなるから。」



え?

…何それ。

嬉しいんだけど////////。





「…、だったらハウキーパー
辞めさせなきゃよかったのに。

…僕の存在を知られたくないのはわかるけど。

でも、ハウキーパーの人と遭遇しても
誰も僕が恋人だなんて思わないですよ?


…僕は男なんだから。
ただの友達くらいにしか思われない…。」


「馬鹿だな。
友達なんかに見られるわけないだろ?

マネージャーに
気をつけろって言われてるんだよ。

俺がチャンミンを見る目は
ヤバイって。」


「え?」

どういう意味?



「好きが漏れてるって。」





…、///////。



マネージャーさんは
僕とユノが恋人だって事を
知ってる。


応援もしてくれてる。


ただ、トップシークレットだぞ
って言われてるけど…、



"漏れてる"



そのマネージャーさんが
そんな事を言ったなんて。


「チャンミンが恋人だってバレたら
チャンミンがマスコミに追われる事になるんだから
気をつけろって。

…部屋なんて散らかり放題でもいいんだ。

結局はチャンミンが掃除してくれるだろ?






…俺、チャンミンが思ってる以上に
チャンミンの事が好きなんだよ。


甘えたくなる。
触れたくなる。
仕事が辛いと逃げ出してチャンミンに
逢いたくなる。

…弱いんだよ。俺は。

勝手だってわかってる。

…これからも寂しい想いさせる事
たくさんあると思う。



でも、そこは多めにみて許して欲しい。」



ユノは困った様な顔をして
僕の頬を撫でる。







「…、


ね、チャンミン…、



…そろそろいい?」


ユノはそのまま熱を帯びた瞳で
僕の身体を弄る。



なんかやっぱりずるいって
思うけど






僕の身体も熱くなって疼く。






「…うん。

いいよ。


…抱いて。ユノさん。」




「…、だから、"さん付け"は禁止って
言っただろ?

ふっ。

言わせない様にするから覚悟して。」














…もう。


信じられない。


あんなライブをした後なのに
どうしてこんなに体力あるの?

明日も仕事なんでしょ?
寝る時間ないよ?




「あっあっ…、

…、もう、離してくださいっ…


ユノっ…、

…ああっ、…はあっ…、んんっ、」





もう、無理。


無理なのにユノは僕を
離してくれない。





朝になっちゃうよ。





















だけど




ユノの言葉と




ユノの温もりに僕は





物凄く安心したんだ。











おかえりなさい。






ユノ。












☆チャユノです☆


不貞腐れチャンミンからの甘々でした(*´ω`*)♡
ユノも逢いたかったんです♪

次回が最終話です☆彡
次の更新は明後日の水曜日です(^ー^)ノ












"ユノチャージ"
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I know ~心の声 5~

2015.10.10 (Sat)








それから僕は




バンビのフォトフレームを
サイドテーブルに戻して
寝室を軽く掃除した後

リビングへ戻った。



…、




足の踏み場もないリビング。




どこから手をつけていいのか
わからないくらいに
散らかってる。


とりあえず洗濯物を畳もう。



…それにしても
凄い散らかりよう。


…この洗濯物の山から
着替えを探すユノを想像すると
なんか笑ってしまう。




スーパースターなのにね。



オンとオフの差が激し過ぎるよ。



…はあ…。



これを片付けるには
至難の業だよ。




あ、そうだ。





ユノのアルバムを
聴きながらやれば
掃除もはかどるかも。

僕はそう思って
ステレオに手を伸ばした。


このステレオ、物凄く音が
いいんだよね。





夜中だしボリュームも
抑えた。


部屋中に流れる
ユノの甘い声。


…。




やっぱり、
やめておけばよかった。





さっきのライブの
ユノを想い出す。





きらきら輝くトップスターのユノ。


みんなのユノ…。



あ、また"ネガティブチャンミン"に。







僕は頭をフルフルってして
"ネガティブチャンミン"を追い払って

掃除に専念した。









大分部屋が片付いたところで
腕時計を見ると
すでに午前1時過ぎ。



…ユノ、遅いな。



打ち上げ、
盛り上がってるんだろうな。






…お酒弱いのに大丈夫かな。

女の人もたくさんいるのかな?
ダンサーさん、綺麗な人ばかりだった。

…。




帰ってこないなんて事
ないよね?





ないよね?






…どうしよう。

メールしてみようかな。
でも、それも迷惑だよね。




…昨日のメールだって返信くれなかった。


また返信貰えなかったら
落ち込むし…。







明日も早くからの撮影だって
言ってたし
帰ってきてすぐに寝たいよね。



ユノの負担になりたくない。






逢いたかったけど






逢いたくて逢いたくて
堪らなかったけど




ユノはそうじゃないかもしれない。


…、



…帰ろうかな。


その方がユノの為かもしれないね。


…うん…。


やっぱり家に帰ろう。







僕は部屋の明かりを消して
コートを羽織って部屋を出た。









それから タクシーで自宅マンションに
着いたのは既に午前2時過ぎ。






疲れた身体で
玄関の扉を開けると


家には明かりがついていた。






え?



うそっ…。



玄関には僕のものじゃない靴。





散らばった
揃えられていない靴。









慌てて廊下を走る様して
リビングに向かうと




そこには



ユノ。




ユノがソファーで


丸くなって


眠っていた。









っ…、





ユノだ。




リアルなユノ。











僕は起こさないように
ユノのそばに静かに近づいた。







熟睡してる…。





疲れてるんだろうな。



そりゃそうだよね。


あんな凄いステージを
終えたんだから。







…疲れた体で





来てくれたんだ…。



ユノが来てくれたその事に




なんだか泣きそうだ。












"ユノ"





僕は声を出さずに
呼んだ。





"ユノ"




もう一度
心の中で呼んで





そっとユノの頬に手を伸ばした。




その瞬間にユノの瞳が開いて





綺麗なアーモンドアイと



目が合った。






と、同時にユノに腕を掴まれて
引き寄せられた。







僕はユノに覆いかぶさる様な体勢になって


ユノの胸の中に閉じ込められる。





温かいユノの温もり。



一ヶ月振りのユノに






ぎゅーッと抱きしめられる僕。




それで




「…チャンミン。


ただいま。」







ユノはいつもの優しい声で





そう言ったんだ。

















☆チャユノです☆


相変わらず
焦れったいですよね(*´ω`*)♡
でも、ネガティブチャンミンは
やっとユノに逢えました♡
ユノがチャンミンのところに
帰って来ましたよ~♪
後は甘々な二人のはずなので
また覗きにきて下さいね*\(^o^)/*





次の更新は月曜日です。
皆さんも楽しい連休を過ごして下さいね(^ー^)ノ




リアルチャンミンのソロアルバム
楽しみですね(o^^o)
でも、いよいよだと思うと寂しいですT^T












"ユノ"
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I know ~心の声 4~

2015.10.08 (Thu)









ユノの初めてのライブは
一夜限り。


ライブ後ユノは
関係者の人たちと打ち上げ。


帰りは遅いんだろうな。














…結局、仁先輩に無理やり車で
ユノのマンションに送られたけど



勝手に来てユノが
不機嫌になるかもしれない。



約束していないのに。




明日は雑誌の撮影があるって言ってたし
疲れて帰ってきて早く寝たいよね。





…僕が来てたら
面倒くさいって思うかもしれない。




不機嫌なユノは苦手。






どうしよう。


やっぱり家に帰ろうかな?










でも…




逢いたい。



一目でも逢いたいよ。


もし、ユノが
迷惑そうな顔をしたら
すぐに帰ればいいよね?




…迷惑そうな顔…。




…心臓がズキっとした。


一ヶ月振りに会って
迷惑な顔されたら
立ち直れない。


そう思いながら
エレベーターを降りて

ユノの家の前に立って
鍵を開けた。




リビングに入って
電気を付けると


僕はその光景に驚いた。




えっ?


な、何っ?


泥棒でも入ったの?


あまりの部屋の散らかり様に
僕は身体が固まった。





洗濯はしてるみたいだけど
乾燥機から出して畳まれないまま
放置された服の山。


DVDやら雑誌の山が
フローリングの上に。



仕事の資料らしきものも
テーブルの上に積み重なってる。



コートやジャケット、ジーンズが
何枚もソファーの上に
無造作にかけてある。


広すぎるリビングのはずなのに
足の踏み場もない。



キッチンを覗くと
これまた散らかり放題。

と言っても家では自炊はしないユノだから
殆どがコップ。




…シンクにコップの山。




…食洗機、使えばいいのに。







ユノは元々は
ハウスキーパーを頼んでいた。

だから初めてここに来た時も
モデルルームの様に綺麗な部屋だった。




僕と付き合い出してから
ハウスキーパーを断ったんだよね。




ハウスキーパーの人と僕が
鉢合わせにならないように。





…僕は隠れた恋人ってわけ…。





ハウスキーパーの人から
男の僕が恋人ってバレたら
大変だもんね。


"みんなのユノ"には
綺麗な女の人が似合うから…。







あ、また"ネガティブチャンミン"が
出てきちゃった。



でも…、
一ヶ月も会わなくていたら
ネガティブチャンミンに
なっちゃうよ。


…。





考えてみたら一ヶ月も
ユノの家に来ない事なんて
なかったんだ。




こんなに散らかしてるなら
片付けしにきたのに。



それさえも煩わしかったのかな…。





はあ…。



でも、

ユノは電話のたびに
「チャンミンに会いたい」って
言ってたもんね。




きっと喜んでくれるよね?
笑ってくれるよね?





僕は両頬をペチペチって
叩いた。


それでコートを脱いで
ニットの袖を捲った。



ユノが帰ってくるまでに
部屋を綺麗にしよう。


それで
ユノを待とう。




とりあえずはユノが帰ってきて
すぐに寝られる様に寝室から掃除。



そう思って


寝室に入った。




寝室は寝るだけだからから
意外に散らかってなかった。






あ…、



嘘…。




ベット横のナイトテーブルの上に
写真が飾れてる。



///////。



前にイトゥクさんに
撮ってもらった僕とユノの
ツーショット写真。


それが真新しい
フレームに入れて飾ってある。



イトゥクさんが
現像してくれたのをユノは
アルバムに挟んでいたはず。






それなのに
こうして飾ってくれてるなんて。






会えなくても僕を
想ってくれてたの?






どうしよう。






嬉しい。



嬉しいよ。ユノっ。



僕の気持ちは一気に浮上した。




嬉しくて顔がにやけてしまう。




ふふ。

でもなに?

この可愛すぎるフォトフレーム。



バンビのフォトフレーム。


なんでバンビ?


よくわからないけど

ユノのギャップには
いつもやられてしまう。



コーヒーが苦手だったり
いちごが好きだったり。







クールなイメージだけど
可愛いところあるんだよね。




っ…。



逢いたい。




ユノ、



お願い。




早く





早く帰ってきて。












☆チャユノです☆



バンビのフォトフレームは
こんな感じです(*´ω`*)
前にユノが可愛いダイソーのレターセット使ってましたよね(o^^o)♡
そんなイメージです♪




ユノとなかなか逢えなくてごめんなさい(>_<)
でも二人は次回逢えます(o^^o)
次の更新は明後日の土曜日です☆彡









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今回は無理だけどもしかしたら
次回の更新の時に拍手が
10万回にいくかもですT^T♡
押された方、コメント頂けたら嬉しいです(*^o^*)

温かい拍手をいつもありがとうございます♡




☆追記☆
ありがとうございました!
拍手が10万回超えましたT^T
いつかいったらいいな~って思っていたので
本当に嬉しいですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
たくさんの拍手、一つ一つに
感謝してますT^T♡
これからも頑張るのでよろしくお願いしますね☆彡


I know ~心の声 3~

2015.10.06 (Tue)







「っちょっ、
チャンミンっ!

待てって。」



「 は、離して下さいっ。」


「そんな泣き腫らした顔の奴
そのまま帰せるわけないだろ?」






「っ、だからっ
大丈夫ですって。

仁先輩はこれから彼女の家に
行くんですよね?

僕の事いいですから早く帰って下さい。」


…もうっ。


離してっ言ってるのに。


大丈夫だって言ってるのに。
仁先輩は僕を心配し過ぎなんだからっ。






ユノのライブは無事に終わった。

最高のステージだった。



僕は感動のあまり
涙が枯れるくらい泣いてしまって。


…、泣き止んだ今も
酷い顔をしてるらしくて
仁先輩が僕を家まで送るって
きかなくて。


でも仁先輩の彼女の家と
僕の家は正反対の方向だし
彼女は仁先輩を待ってるのに。

そもそも僕は男なんだから
心配されなくたって
送って貰わなくても大丈夫なのに。




…なんて
前に取り引きの男性に無理やりキスされそうなのを
仁先輩に見られたから仕方ないんだよね。



…この前も
接待の時に取り引きの人に
僕がベタベタ触れてるのに
気が付いて仁先輩が助けてくれたし…。







「シムさんの肌って本当に
綺麗だね。
スベスベ。」

とか言って触ってきて…。

気持ち悪かった。



それだけじゃなくて
女子社員も僕がモデルとして
新聞に載った事をまだ言ってくる人が今でもいて。


サインくれとか。

勝手に写真撮られたり。

…僕は芸能人じゃないのに。

その度に仁先輩が
うまく断ってくれて。







「…、あのさー、
チャンミンさー、何度も言ってるけど本当、
マジで自覚しろよ?

そんな顔で夜の街歩いてたら
変な奴に狙われるに決まってるだろ?」



…また。


仁先輩はいつもこの台詞。




ユノも。





ユノもいつも

「チャンミンは自分では
気が付いていないと思うけど
無意識に誘ってる時があるから
気をつけて。」



って。



…誘ってるって何?


本当よくわからない。



誘ってるなんて。



そんな事していないのに…。


だいたいユノに言われたくないよ。



逢えなかった間にユノに
恋愛報道があった。




その相手はこの前のモデルショーの時に
ユノがお姫様抱っこをした女性。


それ以来
二人はビックカップルとして
雑誌やメディアにいろいろ
書かれたり言われたりしている。


もちろんそんな事実がない事は
わかってる。


だけど、あんな風に抱きあげたりしたら
本気に好きになるに決まってる。




ユノが何とも思ってなくても
相手はきっとユノが好き。


その事に気がつかないユノ。







誘ってるのはユノなのに。




そんなに心配なら
ユノがそばにいてくれたらいいのにっ。



"たくさん俺たちの思い出の場所を作ろうな"
そう言ったくせに。




結局、トップスターのユノと
二人で出かけるなんて
出来なくて。




逢うことだってあまり出来なくて。



どうして恋人がいるのに
こんなに寂しいの?



歌手になってから
ファンも更に増えて仕事も増えて。



逢いたいのに逢えなくて。



…寂しい。





寂しいよ。



ユノ。






スーパースターのユノを


遠くから見てるだけなんて



嫌だよ。





ユノ、





ユノっ…。







「うっ…、ううっ。」



僕はいろんな気持ちが込み上げて
また涙が出てしまった。






「えっ?
えっ?


何で?何でまた泣くんだよ?

あー。
チャンミンー。
弱ったな。

ますます
一人でなんて帰せないだろ?」



仁先輩は僕の頭をくしゃっとして、






「…あー、じゃあさー、
ユノのマンションまで送る。

それならここから近いし。
俺も安心。

合鍵持ってるんだろ?」






そう言ったんだ。























☆チャユノです☆


チャンミンが可哀想で
ごめんなさい!
でも、大丈夫ですからねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
もうすぐユノに逢えます♡




次の更新は明後日です。
ではまた木曜日に(*^^*)












"逢いたい"の限界だよ。ユノ…。
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